2018年のトレンド、SEO対策のためのブログ文字数とは?

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Googleのアルゴリズムで高評価されるためには、読み手のためになる「質のよい」ブログ記事を高い頻度で配信することが大切です。では、ここでいう「質の良い」ブログとはどのようなブログなのでしょうか?

アルゴリズムが「質の良い」と評価する基準は多数あります。しかし、大きく分けるとサイト自体のパフォーマンスや構成を評価するバックエンドの評価と、記事内のキーワード頻度や文字数というフロントエンドの評価の2通りに分けることができます。

ここでは、フロントエンドのSEO対策において、特にブログの文字数とSEOとの関係性はどのようなものがあるのか追求していきましょう。

検索結果で上位表示するために必要な文字数は?

SEO施策では、「これをすれば検索順位が上がる」というようなやり方は残念ながら存在しません。よって、○○文字数にすれば検索順位が上がるという魔法のような数字も存在しません。

しかし逆に、文字数の少なすぎるコンテンツは2012年に行われたGoogleアルゴリズムの「パンダアップデート」によって「低品質コンテンツ」だとみなされ、検索結果上位表示を実現しづらい要因となってしまうことがあります。Googleのアルゴリズムは文字数だけでコンテンツの質を評価するわけではないため、文字数が少なくてもパンダアップデートに影響を受けない、内容の濃い良質コンテンツは存在します。しかし、米国Forbesが文字数についてさまざまな研究結果をもとにまとめた記事では、英語で300文字くらいがコンテンツの最低文字数だろうと結論付けています。ここでいう300文字とは、日本語でいう文字数と違い、単語数を意味します。例えば、英語で「marketing」と書くと単語数は1文字、しかし、日本語でいう「文字数」に換算すると半角文字で9文字になります。

では、日本語の全角文字だと英語の300単語数はどれくらいの長さになるのでしょうか。ワードファイルで試してみたところ、英語での300文字とはだいたい半角文字数で2000文字、つまり全角の日本語だとその半分の1000文字くらいがブログの最低文字数となるようです。あくまでも単純計算をしただけですが、最低1000文字以上の記事を書く努力をまずはしたほうがよさそうです。

2017年は長文SEOが流行

Googleがはっきりと「文字数を見るアルゴリズムは存在しない」と言ったのにもかかわらず、2017年は長文SEOがとても流行しました。なぜならば、様々なリサーチ結果をみると長文の記事が検索結果の上位に表示されるという事実がわかっているからです。

例えば、SEMRushが2017年にランキングに影響を示すカテゴリーについて調べたリサーチを見てみましょう。このリサーチでは、世界規模60万以上ものキーワードと、150万以上ものユーザーから得たデータをもとに分析が行われました。その結果、検索結果上位3位までの記事の平均全角文字数は約2500文字ほどであり、上位20位までを見ると、平均文字数は約1800文字であったということがわかりました。さらに、Moz、Serp IQ、Mediumなどのリサーチをみてみると、なんと検索結果上位3今での記事の平均文字数は8000文字だったという驚きの結果も出ているのです。

これだけの数字を見ると、「検索結果を上げるためには文字数を多くすれば良い」と早とちりをする人がいます。しかし、この際勘違いしてはいけないことは、「文字数が多いから検索順位が上がった」とは決して言えないということなのです。

文字数だけが全てではない

他のリサーチを見てみると、7分ほどで読むことのできる記事(約5500文字)のパフォーマンスが高いという結果が出ていたり、8000文字以上の記事は平均的にSNSでシェアされる確率が高いという結果が出ていたりすることが見受けられます。逆に言うと、読み手は長文の記事に時間をかけて読む傾向があり、実際に読んだ記事をシェアする傾向もあるという風に読み取ることができます。

そう考えてみると、次のようなストーリーが見えてきます:

  • 長文ブログでは、画像や濃い情報量で読み手の注意を引くことができている
  • その結果、ブログでの平均滞在時間が長くなる
  • すると、記事の内容に満足した読み手は SNSでシェアをする

つまり、長文コンテンツが検索結果の上位に表示される理由は、単純に文字数が多いからではなく、読み手の注意を引くほどの情報量を含んだ質の良いコンテンツだからだということなのです。なぜかというと、Googleのアルゴリズムは読み手の行動までも分析し、平均滞在時間、クリックスルー率、シェア率など、総合的にコンテンツ自体の評価をしているからです。

ここまでの話をまとめると、ただ単に文字数の多いブログを書けば検索結果順位が上がるということではなく、やはりブログ自体の質にも重点を与えるべきだということがみえてきます。

ブログ配信の頻度も考えてみる

さらに他のリサーチでは、「800文字の記事を4つ発行したほうが、3000文字の記事を1つ発行するよりも多いオーガニックなトラフィックを生むことができる」という理論も挙げられています。3000文字規模の長文ブログを書くことには、かなりの労力が使われます。また、ただ文字数を多くすれば良いのではなく、ブログ内で読み手に実際に読んでもらえるだけの質の良い文章にしなければならないとなると、さらに記事を書くことが大変となるでしょう。時間と労力をかけて1本書くのであれば、書きやすく、ある程度のトラフィックを生む短い記事を4本書いたほうが効率的だという考えなのです。

実際、週に1回ブログを書くと新規顧客を獲得する確率は66%だったのに比べ、週2−3回ブログを書いても70%の確率、つまりたったの4%しか確率が上昇しなかったというようなリサーチも存在します。もちろん、ブログ更新の頻度をあげることと新規顧客獲得の確率は比例して上昇します。しかし、1つのブログを書くための時間と労力を考えると、たった数%のために無理して頻度を上げなくても良いのだということも見えてくるでしょう。

文字数や頻度はバランス良く

ブログを書く際、文字数も大切ですが、検索エンジンに評価されるために記事を書くということは、ブログを配信することの根本的な意図から外れてしまっています。記事は、あくまでも読者に読んでもらうもの。無理やり長くして読みにくかったり重複した内容の文章を載せたりするのであれば、簡潔でわかりやすい記事のほうがユーザー目線からすると質の良い記事となるでしょう。また、短い記事であっても、キーワードの頻度や内部リンク・外部リンクの配置、タグ付けなどに気をつければ高評価されないわけではありません。さらに、その記事が読みがいのある、シェアしたくなるような記事であれば文章の長短に関係なくランキングが上がるでしょう。

前述したリサーチ結果をもとに提案すると、1ヶ月に1回は8000文字ほどの長文記事を書く努力をし、他の週は最低文字数以上の記事を書いてみてはどうでしょうか。特に、ブログを開始してままならないサイトでは、バラエティに飛んだブログの記事をさまざまな頻度で配信してみてください。ブログの量が増えるにつれ、分析ツールを見ることで自社ではどのような記事が読み手のニーズに合っているのか見えてくるはずです。

他社からも学ぶ

もう一つ効果的な方法は、検索結果上位にあげたいキーワードで上位に表示されているコンテンツ数本を実際に読んでみることです。上位に来ている記事の構成、キーワード頻度、内容、そして文字数はどれくらいでしょうか。他社のコンテンツと全く同じような記事を書くことはいけませんが、ランキング上位に上がっているコンテンツから学ぶことは決して悪いことではありません。キーワード別に、他社のコンテンツがどれくらいの分量で書かれているのかまとめた表を作ってみると、だいたいどれくらいの文字数にすれば良いのかきっと見えてくるはずです。

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