いまさら聞けないInstagram とPinterestの違いと、上手に使い分ける方法

コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングはビジュアルが命。そうしたなか、画像共有が簡単にできるPinterestとInstagramはぜひチェックしておきたいソーシャルメディアなのはご存知だろう。

でも実は「画像共有」という共通点以外については、それぞれの特徴やその違いはイマイチよくわからない……。

そんなマーケターのために、この2つのソーシャルメディアのデータや長所・短所をまとめる。自社に合ったマーケティングを行うにはどのように使い分けるべきか、以下を参考に考えていただきたい。

データでみるInstagram vs. Pinterest

まず、Shoutletの記事に掲載された、以下の表をチェックしてみよう。

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画像出典:Instagram Beats Pinterest for Fashion Brands, Says #SMWLDN Panel

ソーシャルメディアをマーケティングに活用する際にプラットフォーム選びは大事だ。中でも重要なのはユーザーのデモグラフィック(属性)だが、その観点から比較すると、Pinterestは女性ユーザーがメインとなっている(Pinterest=80%、Instagram=68%)。

また、ぜひ注目すべきはユーザーの年齢層の違いだ。Pinterestは約半数のユーザーが35-54歳だが、Instagramは実に9割のユーザーが35歳以下であるという。これらは企業がターゲットとする顧客が特定の年齢層に当てはまる場合、しっかり把握しておきたいデータだ。

ユーザー数もInstagramがPinterestの約3倍弱と大きな差があるが、これはそれぞれのプラットフォームの使用目的が違うことに大きな要因があるのではないかと思われる。そこで次に、それぞれの使用目的の特徴について見ていこう。

使用目的でみるInstagram vs. Pinterest

以下の図はConstant Contactのブログ記事から抜擢したものだが、それぞれのユーザーの特徴が分かりやすく説明されているので見てみよう。

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画像出典:What’s the Difference Between Pinterest and Instagram? And 9 More Instagram FAQs

・Instagram

若い年代のユーザーが多いInstagramは、スマートフォンで撮った写真や動画にキャプションをつけたりフィルター効果をかけたりすることが簡単で、Facebook、Twitter、Tumblrなど、その他のSNSとの連携機能も優れている。

投稿内容はパーソナルライフを象徴する面白いものや興味深いものが多く、「今」の輝く瞬間をとらえたインスピレーショナルな写真や動画を公開・共有することがメインとなっている。

・Pinterest

子供がいる年代にユーザーが多いPinterestの一番の特徴はキュレーションが行えること。自らコンテンツを投稿しなくても、他のユーザーのアイデアをカテゴリー別にキュレートしたり、「誕生会のデコレーション」「クリスマスの料理」など特定のカテゴリーについてのハウツーやアイデアを得るために使ったりするユーザーが多いようだ。パラパラとコンテンツを眺めるというスタンスではなく、特定の情報を得るために、情報収集に時間をかけながらこのプラットフォームを使用しているユーザーが多いのである。

また、Pinterestはリファラル効果が高い(口コミを有効に使える)ことも特徴で、その数はTwitterを上回るとも言われている。写真をクリックするとリンク先や商品の情報などがうまく繋がっているPinterestならではの長所が、そういった傾向を生み出している。

これらの情報を踏まえるとInstagramはクリエーション派、Pinterestはコレクション派が好むプラットフォームと言えるだろう。

活かし方からみるInstagram vs. Pinterest

これで各プラットフォームのユーザー情報とそれぞれの特徴が分かったが、ではそれをどう活かして使い分けを行っていけば良いのだろうか。

・Instagram

ユーザーがコンテンツを自ら作り上げていくInstagramは、ブランドとしての地位の確立や自社の個性、モットーなどを消費者に伝えていくのに適している。

投稿内容のアイデアとしては、社員の紹介、商品誕生の舞台裏紹介、ファンが応募してきた商品使用中の画像、新商品のティーザー(発売前などに断片的な情報のみを伝えるもの)や心に響く画像、および引用文などが挙げられる。

特定の商品やサービスのプロモーション用としてではなく、ブランドの魅力を伝えたり、人々のライフスタイルにインスピレーションを与える目的で使用しながら、顧客のロイヤリティを高めたり、多くの人々とのつながりを築きあげたりしていこう。

・Pinterest

自分にとって興味があるコンテンツを集めて、それをシェアすることがメインの使用目的であるPinterestは、自社の持つ情報量の多さやその分野での権威性を示すのに適している。またビジュアルコンテンツの種類も非常に豊富で、写真や動画だけでなく、さまざまなインフォグラフィックやスケッチ、コラージュなど、ニーズに合わせてコンテンツの種類を選べるのもその魅力だ。

ちなみにPinterestの人気カテゴリーの一覧表はこちら。

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画像出典:The Scientific Guide to Pinterest Marketing

フード&ドリンク、DIY、ホームデコレーション、ファッション、ウェディングなど、ユーザーがさまざまなアイデアを集めるためにPinterestを利用しているのがわかるデータだ。

投稿内容のアイデアとしては、自社の商品やサービスを消費者が使用している投稿を集めたUGC(ユーザー・ジェネレーティッド・コンテンツ)ボードを作成したり、自社製品を使用したクリエイティブなアイデアを投稿し、それをボードにまとめてアピールしたり、といったことが挙げられる。

消費者が「集めたい」と思った情報を提供することで、より多くの人にPinしてもらえるようになり、人の目に触れる機会はどんがん増えていく仕組みのこのプラットフォーム。ウェブサイトや商品プロモーションに「Pin it」のピンボタンを設置し、画像に関連リンクや商品情報を結びつけることを忘れずに行っておこう。

あなたはどちら派?

「伝えたいのはブランドの魅力やライフスタイル? それとも商品のプロモーションや商品を使ったアイデア?」

「そのメッセージを伝えたいターゲット顧客は誰?」

この2つのポイントを考えると、InstagramとPinterestのどちらのプラットフォームを使うべきかがかなりクリアになることが今回わかっていただけたであろうか。

自社が目指すのはクリエイティブでインスピレーショナルなInstagram派なのか。それともさまざまな情報をキュレートして消費者にとってのアドバイス係のポジションを築くPinterest派なのか。間違った選択をしないよう、一度じっくり考えてみよう。

 

記事執筆:(株)イノーバ。イノーバでは、コンテンツマーケティングのノウハウを詰め込んだ無料のebookや事例集をご提供しています。ダウンロードはこちらからどうぞ→https://innova-jp.com/library/