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💡この記事でわかること
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「今週のメルマガ、何を書けばいいのだろう」とパソコンの前で手が止まる。やっと配信しても、開封率やクリック率が伸びず、社内報告が憂鬱になる。そんな悪循環に陥っている方も多いのではないでしょうか。
成果が出ない原因の多くは、コンテンツの企画不足か、読者にとってのメリットが不明確なことにあります。しかし、毎回ゼロから企画を考える必要はありません。多くの読者に支持されるメルマガには、効果的な「型」があるからです。
本記事では、教科書的な解説ではなく、実際にイノーバで配信して効果のあった「7つのコンテンツ事例」を具体的に紹介します。すぐに真似できるネタのストックから、ネタ切れを防ぐアイデア収集術まで、現場のリアルな知見をもとに解説します。
目次
TABLE OF CONTENTS
【自社事例で解説】メルマガコンテンツの具体例7選
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💡この章のポイント! 効果的なメルマガコンテンツに共通するのは、徹底した「読者ファースト」の視点です。成功事例の紹介やセミナー告知、新サービスの案内などどんな内容であっても、常に「読者が何を得られるか」というベネフィットを軸に据える必要があります。一方的な売り込みを避け、読み手の課題解決に寄り添う真摯な姿勢が、他社との差別化につながり、中長期的な信頼関係の構築の基盤になります。 |
メルマガで読者が求めているのは、自分の仕事や課題に直結する情報です。ここでは、開封されやすく反応が得やすいコンテンツの具体例を紹介します。事例付きの解説もありますので、実際に作成する際の参考にしてください。
タイプ①:導入事例・成功事例の紹介
読者と同じ業種や規模の企業がどのように課題を解決したのか。具体的な数字と結果を示した事例は、メルマガの中でも特に需要が高いコンテンツです。
自社製品やサービスを使った事例だけでなく、業界全体のトレンドを反映した成功パターンも読者の関心を引きます。「〇〇社が導入3ヶ月で問い合わせ数を2倍にした方法」のように、成果を明示すると説得力が増すでしょう。同様のコンテンツを自社サイト内にも設置してリンクを貼っておくことで、より詳しい理解や他の事例への回遊を促すこともできます。
☝️宗像淳から一言アドバイス!
事例紹介は、単なる「成果自慢」で終わらせないことが重要です。 イノーバでは、結果だけでなく、そこに至るまでの改善プロセスも具体的に明記するようにしています。「これならうちでも真似できそうだ」という再現性のあるヒントを提供することで、読者はメルマガを「売り込み」ではなく「有益なノウハウ」として受け取ってくれます。

例:事例を紹介しているイノーバメールマガジンの配信内容(一部)
タイプ②:業界ニュース・トレンド解説
法改正や市場の変化、業界の最新情報を収集・要約して届けます。「このメルマガを読んでおけば、業界の動きがわかる」と思ってもらえれば、開封の習慣化につながります。
単にニュースへのリンクを貼るだけでは不十分です。「このニュースが自社や読者の業務にどう影響するか」という、担当者なりの考察や視点を一言添えてください。そのひと手間や独自性が、他社のメルマガとの差別化になります。
☝️宗像淳から一言アドバイス!
ニュース解説はスピードも重要ですが、それ以上に「読み手の不安や疑問」に応えることが大切です。 たとえば以下の配信では、Google検索に新機能追加という事実だけでなく、「SEOはもう意味がないの?」という多くのマーケターが抱く不安を代弁し、それに対して「購買に近いクエリに注力しよう」という具体的な指針も示しています。ニュースを入り口にして、自社の専門性を信頼してもらうための構成を意識しましょう。

例:トレンド情報を紹介しているイノーバメールマガジンの配信内容(一部)
タイプ③:お役立ちノウハウ・Tips
読者の業務効率化やスキルアップに直結する情報は、「保存」されやすく、中長期的な信頼構築につながります。大切なのは、「今すぐ使える・今日から役立つ」というメリットです。
例えば、具体的なノウハウやツールの設定ガイドなど、自分で調べると時間がかかるものをまとめてわかりやすく届けると、読者に喜ばれるでしょう。
また、読者がメルマガを読む時間は約7秒という調査結果もあります。メール本文だけですべてを伝えようとせずに、自社サイト内にあるコンテンツに誘導してじっくり理解してもらうことが重要です。
☝️宗像淳から一言アドバイス!
ノウハウやTipsの発信は、いわば「あなたの専門性を証明する活動」です。教科書的な正解を並べるのではなく、ぜひ「現場で直面した意外な落とし穴」や「独自の活用のコツ」を1つ添えてみてください。その「あなただけの視点」が、他社のメルマガにはない独自の価値となり、読者の深い信頼につながります。

例:ノウハウ情報を紹介しているイノーバメールマガジンの配信内容(一部)
タイプ④:イベント・ウェビナー告知
自社が登壇したり開催したりするイベントやウェビナーの案内は、メルマガの定番コンテンツです。ただし、開催日時と申し込みリンクを載せるだけでは、読者に「ただの宣伝」と受け取られてしまいます。
大切なのは、「このセミナーに参加すると何が得られるのか」「どんな悩みを持つ人に向いているのか」「参加後、今の悩みがどう解消されるか」という期待を持ってもらうこと。読み手のメリットを最優先に考えた構成は、それ自体が信頼構築の第一歩となります。さらに、過去の参加者の声や、登壇者の実績を添えるとさらに説得力が増すでしょう。
☝️宗像淳から一言アドバイス!
イベントやウェビナーの告知で重要なのは、「参加後の変化」をイメージさせることです。 たとえばイノーバの「Webサイト運用セミナー」を紹介するメルマガでは、「6つの壁」という言葉を使って、参加者が抱えているであろうWebサイト運用のモヤモヤを言語化し、それに対する明確な答えが手に入ることをお伝えしました。また、30分という短い時間設定を強調することで、「それなら聞いてみようか」という心理的ハードルを下げる工夫もしています。

例:セミナー情報を紹介しているイノーバメールマガジンの配信例(一部)
タイプ⑤:ホワイトペーパー・資料案内
「専門的なノウハウをまとめたPDF資料(ホワイトペーパー)」を作成し、メルマガを通じてダウンロードを促します。メルマガ本文ですべてを語り尽くすのではなく、要点を絞って紹介し「詳細は資料で」と誘導しましょう。
特定のテーマの資料がダウンロードされた実績は、読者がいま何に困っているかという「興味関心」を知るための重要なセンサーにもなります。
☝️宗像淳から一言アドバイス!
メルマガでの資料案内は、「情報の出し惜しみ」と思われず、かつ「中身の見せすぎ」にもならない絶妙なバランスが肝心です。例えばイノーバの「ブランディングに関する資料案内」のメルマガでは、ただ資料を紹介するだけでなく、中身を数ページ「チラ見せ」したり、どういった課題解決に役立つかを明示したりしています。読者にとってのメリットを具体的に伝え、ダウンロードへ誘導するのが王道パターンです。

例:ホワイトペーパーの紹介をしているイノーバメールマガジンの配信内容(一部)
タイプ⑥:製品アップデート・新サービス告知
機能の追加や新商品の情報は、既存顧客にとって重要な情報です。開発背景や「なぜこの機能を実装したのか」という想いを伝えることで、ファン化を促進します。
事務的な連絡になりがちですが、「この機能によって、お客様の〇〇という業務がこれだけ楽になります」のように、顧客のメリットに変換して伝える工夫が必要です。
☝️宗像淳から一言アドバイス!
新サービスの告知でも、いきなりリリースの事実を一方的に伝えるのはNGです。
読者は新商品や新サービスそのものには興味はありません。「自分の悩みを解決してくれるもの」に興味があるのです。まずは読者の課題に共感し、その解決策として新サービスを提示する順序が、反応率を高める鉄則です。
イノーバでも、このように「読者の課題解決に寄り添う形」でサービスのお知らせを配信しています。

例:新サービス情報を紹介しているイノーバメールマガジンの配信内容(一部)
タイプ⑦:Q&A・顧客の声を紹介
営業やサポートの現場に届く質問は、読者がいま最も知りたい情報の宝庫です。これらをQ&A形式で共有することで、「自分の悩みを分かってくれている」という信頼を生むことができます。「よくある質問」として定期的に配信するのも効果的です。
また、顧客の声やレビューを紹介することは、製品・サービスへの信頼感を高めることにもつながります。ポジティブな声だけでなく、改善要望とそれに対する自社の対応を示すと、単なる「売り手」ではなく、共に歩む「信頼できるパートナー」としての誠実さが伝わるでしょう
☝️宗像淳から一言アドバイス!
メルマガは流し読みされることが多いため、Q&Aを掲載する際は、「一問一答形式」でシンプルに届けるのがおすすめです。例えば、
Q. 導入までにどのくらいの期間が必要ですか?
A. 最短で2週間、平均して1ヶ月程度で運用開始いただけます。
このように簡潔に結論を伝えることで、忙しい読者に負担を感じさせることなく、必要な情報を確実に伝えることができます。
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メルマガの反応率を上げるポイント
| 💡この章のポイント! メルマガの反応率が伸び悩む原因は、中身の良し悪し以前に「構成」のわかりにくさにあることが多いものです。件名で惹きつけ、冒頭ですぐにメリットを伝え、欲張らず1テーマに絞る。この基本ルールとスマホでの読みやすさを徹底するだけで、読者の反応は驚くほど変わります。 |
「読まれる」メルマガには、正しい構成と書き方のルールがあります。各パートで意識すべきポイントを押さえるだけで、反応率は大きく変わります。
ここでは、それぞれのルールを詳しく見ていきましょう。
【件名】開封率を決める35文字の勝負
メルマガの開封率を左右する最大の要因は「件名」です。受信トレイに並んだ膨大な数のメールの中から、選ばれる必要があります。
読者が受信トレイを眺めたときに、一瞬で「読んでみたほうがよさそう」と判断してもらうため、次のような切り口を意識して作成しましょう。
- 具体性: 数字を入れる(例:売上120%アップの秘策)
- 緊急性: 期限を切る(例:あと3日で終了)
- 問いかけ: 疑問を投げかける(例:こんなお悩みはありませんか?)
- ベネフィットを提示:(例:開封率が2倍になった施策とは)
PCやスマホの受信一覧で表示される文字数を考慮し、重要なキーワード(メリット)はなるべく左側(冒頭15〜20文字以内)に寄せるようにしましょう。全体では30〜35文字程度に収めるのが理想です。
【ヘッダー・導入】3秒でメリットを伝え、離脱を防ぐ
メールを開いた直後の導入文で「自分には関係ない」と判断されると、即座に閉じられます。
ここで重要なのは、主語を「自社」ではなく「読者」にすることです。「弊社は〜」という自分語りではなく、「〇〇様(読者)は、こんな悩みがありませんか?」と寄り添います。その上で、最初の数行で「このメールを読むとどんな得があるか」を伝えてください。

例:ブランディングに関するイノーバメールマガジンの導入部分
【本文】「1通1テーマ」で流し読みできるデザインにする
1通のメールにあれもこれもと情報を詰め込むのは逆効果です。セミナー案内とブログ更新通知を同時に送ると、読者はどれをクリックすべきか迷います。「このメールのゴールは何か」を一つに絞るようにしましょう。
また、見た目の読みやすさも重要です。読者は一言一句精読しません。
- 一行の文字数: 30〜35文字程度で改行する。
- 段落: 3〜4行続いたら空白行を入れる。
テキストメールであっても、適度な空白と罫線(───)や記号(■、★)などを使って区切りを入れるだけで、視認性は大幅に向上します。

例:部門連携に関するイノーバメールマガジンのテキスト装飾
【CTA・フッター】クリックしたくなる配置とオファー
CTA(=Call to Action)とは、読者を具体的なアクションへ導くためのボタンやリンクのことです。本文を読んだ後に自然に次の行動へ移れるよう、最適な位置に配置しましょう。一般的には本文の最後ですが、長文の場合は途中にも挿入すると、読者の離脱を防げます。
リンクの文言は「詳細はこちら」といった抽象的な表現ではなく、「成功事例の全文を読む」「資料をダウンロードする」など、リンク先で何ができるかを具体的に記述するのがポイントです。
また、メールの末尾(フッター)には特定電子メール法に基づき、発行元情報や配信停止リンクを記載してください。これは法に基づいた最低限のルールです。
- 送信者の情報(社名、屋号、所在地、連絡先など)
- 配信停止に関する案内(配信停止できる旨の表示、そのためのURLなど)

例:イノーバメールマガジンのフッター
最後に、編集後記として担当者の人柄が伝わるプライベートな話題などを一言添えるのもおすすめです。情報の提供だけでなく、作り手の「顔」が見えることで親近感が湧き、中長期的なファン化へとつながりやすくなります。
☝️宗像淳から一言アドバイス!
読みやすい構成を整えるのは最低限の工夫ですが、それ自体が目的ではありません。大切なのは「期待に応える中身」であり、小手先の技術で中身の薄さを隠すことはできないのです。情報が溢れる現代、他社と決定的な差がつくのは、「情報を届ける先にいる『人』への想像力の深さ」です。 読者が今、何に悩み、どんな言葉を求めているのか。その心理に深く寄り添う姿勢こそが、メルマガ施策には欠かせません。
メルマガの「ネタ切れ」を防ぐアイデア収集術
| 💡この章のポイント! ネタ不足に陥らないためには、新たなアイデアを生み出すこと以上に、身近な情報を活用する工夫が重要です。顧客と接する営業のリアルな声を聞いたり、ブログ記事を再利用したりと、「社内にある情報」をうまく活用する仕組みを作れば、無理なく配信を続けられるようになります。 |
毎週、毎月とメルマガの配信を続けていくと、必ずと言っていいほどネタ切れの壁にぶつかるものです。特別なトピックを必死に探してしまいがちですが、実は読者が求めている「生きた情報」は、あなたのすぐ側に眠っています。ここからは、日常業務の中からコンテンツのタネを見つける方法を見ていきましょう。
営業・カスタマーサポート(CS)と連携する
現場で顧客と直接やりとりしている営業やカスタマーサクセス(CS)チームは、いわば顧客の「生の声」が集まる最前線です。顧客がどんな課題を抱えているのか、どんな質問が多いのかを定期的にヒアリングしましょう。
月に1回、15分程度の情報共有ミーティングを設けるだけでも、メルマガで取り上げるべきテーマが見えてきます。さらに、営業が提案時によく使う資料や、CSが作成した対応マニュアルも、そのままメルマガのコンテンツに転用できる場合があります。
3ヶ月先まで埋まる配信カレンダーを作る
メルマガの配信日が近づいてから慌ててネタを探すのではなく、3ヶ月先までの配信計画をあらかじめ立てておくようにしましょう。Excelやスプレッドシートで、配信日・テーマ・担当者を一覧化するだけでも、ネタ切れのプレッシャーは大幅に減ります。
カレンダーには、業界イベントや自社の繁忙期、季節の話題なども書き込んでおくと、タイムリーなコンテンツを配信しやすくなります。たとえば、年度末には「来期の予算申請に使える資料」、夏季休暇前には「長期休暇中の業務効率化Tips」といった具合です。
ブログやSNSを二次利用する
自社のオウンドメディアやSNSで反応が良かったコンテンツは、メルマガでも取り上げる価値があります。ブログ記事の要約をメルマガに載せて本文へ誘導したり、SNSで話題になったトピックをメルマガで深掘りしたりするだけで、1本の配信が完成します。
逆に、メルマガで配信した内容をブログに再編集して公開することもできます。このように、1つのコンテンツを複数のチャネルで展開すると、制作の負担を減らしながら情報発信の頻度を保てます。
☝️宗像淳から一言アドバイス!
過去に好評だったメルマガを、少し期間をあけて再配信するのも一つの手です。読者はすべてのメルマガを覚えているわけではありませんし、その間にリストへ加わった新しい読者にとっては有益な初見の情報になります。 既存の読者であっても、状況の変化によって「今の自分に必要な情報だ」と捉え直すこともあります。良質なコンテンツは何度でも使い倒してください。
配信して終わりではない!コンテンツ改善のPDCA
| 💡この章のポイント! メルマガで成果を上げるためには、データに基づいたPDCAサイクルを回す必要があります。まずは「開封率」や「クリック率」から改善点を見つけましょう。その上で、例えば件名を2通り用意して反応の差を確かめるといった「比較検証」を重ねてみてください。 主観に頼らず数字で判断するプロセスこそが、確実な反応率アップに繋がります。 |
メルマガは配信した後のデータ分析が欠かせません。どの内容が反応を得たのか、どこで離脱されたのかを把握し、次回の配信に活かしましょう。
見るべき指標は「開封率」と「反応率」(CTOR)
メルマガの効果測定では、開封されているかどうかとクリックされているかどうかの2つを重点的にチェックします。
開封率は、配信数に対して何人がメールを開いたかを示す指標です。業界や配信頻度によって平均値は異なりますが、一般的には15〜25%が目安とされています。開封率に影響をあたる要素は、主に件名、送信者名、配信タイミングです。
もう一つの指標として、混同されがちなのがクリック率(CTR)と反応率(CTOR)です。いずれもメール本文のCTAやリンクがクリックされているか(つまり自社サイトに遷移しているか)を測る指標です。
クリック率(CTR)は、クリック数を配信数全体で割った割合で、メール全体の興味度合を測るものです。一方で反応率(CTOR)は、クリック数を開封数で割った指標です。開封数を分母にしているため、純粋にメールの内容に対しての興味関心を測ることができる指標です。反応率に影響する要素としては、内容の有用性、CTAの数や位置、読みやすさが挙げられます。イノーバでメルマガの効果検証をする場合は、主に反応率を見て内容の良し悪しを判断します。
| 指標 | 計算式 | 概要 |
| 開封率 | 開封数÷配信数 | 配信に対して何人がメールを開いたかを示す |
| クリック率(CTR) | クリック数÷配信数 | メール本文のCTAやリンクがクリックされているか |
| 反応率(CTOR) | クリック数÷開封数 | メール本文のCTAやリンクがクリックされているか |
A/Bテストで正解を見つける
件名やCTAの文言、配信時間など、どの要素が効果的なのかは、実際にテストしてみないとわかりません。A/Bテストでは、2パターンのメルマガを用意し、読者を半分ずつに分けて配信します。
たとえば、件名Aは「〇〇3つの方法」、件名Bは「今すぐできる〇〇」として、どちらの開封率が高いかを比較します。1回のテストで結論を出さず、複数回テストを繰り返すことで、自社の読者に響く傾向が見えてきます。
配信ツールによっては、A/Bテスト機能が標準搭載されているものもあるので、積極的に活用しましょう。
☝️宗像淳から一言アドバイス!
開封率を追うあまり、中身と乖離した「釣り」のような件名に走らないよう注意してください。一時的に数字は上がっても、読者の信頼を損なえば本末転倒です。開封率や反応率率は、あくまで「より誠実かつ魅力的な情報を届けるため」の指標であるべきです。読者が求めているものは何かを問い続け、真摯に内容を磨き抜くことこそが、結果として最も強固な「勝ちパターン」に繋がります。
メルマガ配信に関するよくある質問と回答
ここでは、メルマガ作成について多くの担当者が抱く疑問にお答えします。
Q. 最適な配信頻度と時間帯はありますか?
A. ターゲットの業種や職種によって異なりますが、BtoBなら「火〜木曜の午前中や、昼休憩明けの13時頃」が一般的といわれています。
頻度は「週1回」以上を目標にしつつも、ネタを絞り出して質を落とすよりは、月1〜2回でも「役立つ情報が届く」という信頼構築を優先しましょう
Q. HTMLメールとテキストメール、どちらを使うべきですか?
A. 目的によって使い分けますが、分析や改善を行いやすくするため、基本的には「HTMLメール」を推奨します。
HTMLなら「どこがクリックされたか」などのデータが取れるため、次回の改善に繋げやすくなります。その上で、複雑な内容を視覚的に整理し、直感的に伝わるようにしたい場合は「マガジン風レイアウト」、営業からの私信のように見せたいなら「テキスト風レイアウト」といった使い分けが効果的です。

例:マガジン風レイアウト(左)とテキスト風レイアウト(右)
Q. 登録者全員に同じ内容を一斉送信してもいいですか?
A. 「全体配信」と、読者の属性に合わせて内容を分ける「セグメント配信」の使い分けをおすすめします。
- 全体配信: 業界のトレンド情報や広報的なニュースなど、ニーズが多く汎用的な情報を届ける
- セグメント配信: 読者の属性や検討フェーズに合わせ、特定の課題に絞って情報を届ける
このように使い分けることで、リスト全体を温めながら、必要な人に深く刺さる情報を届けることができます。
Q. 本文の文字数はどのくらいが適切ですか?
A. 目的に寄りますが、1分程度で読める「400〜800文字」がひとつの目安です。
Webサイトや資料ダウンロードページなど「どこかに遷移してもらう」目的のときは、本文は要点だけに絞り「続きはWebサイトで読む」とリンクへ誘導する形式(ティーザー)にしましょう。なるべく簡潔にまとめて、スクロールせずに見える範囲(ファーストビュー)にリンク(CTA)が収まるようにするのが、クリック率を高めるコツです。
一方で、コラムのように「その場でメルマガ自体を読んでもらうこと」が目的の場合は、400〜800文字を超えても問題ありません。用途に合わせて調整しましょう。
継続的な運用でメルマガの成果を最大化しよう
この記事では、実際の事例を交え、メルマガのコンテンツ企画の基礎から具体的なネタ案、そして成果を最大化するための構成やPDCAまで、実務で役立つ知見を解説しました。
- メルマガとは、単なる連絡手段ではなく、顧客との信頼関係を構築し、ビジネスの成果につなげるための重要なコミュニケーション手段である
- コンテンツ作成においては、毎回ゼロから考えるだけでなく「定番の型」も活用し、社内の情報をうまく吸い上げる仕組みを作ることが継続の鍵となる
- メルマガのパフォーマンスを改善するには、徹底した読者視点の構成(件名・内容・CTA)と、数字に基づいた仮説検証が不可欠
メルマガは、一朝一夕で完了する施策ではなく、継続的な配信と改善を通じてその効果を高めていくものです。しかし、具体的に何から手をつければ良いかわからない、あるいは社内のリソースだけでは企画・制作に限界を感じる、というお悩みをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
私たちイノーバは、BtoBマーケティングのプロフェッショナルとして、数多くの企業のメールマーケティングをご支援してきました。
本記事を読んで「自社でも本格的に取り組みたい」とお考えでしたら、ぜひ一度、私たちにご相談ください。貴社の事業成長に向けた最適な一歩を共に考えます。
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