SEO対策で欠かせないキーワード。最新のトレンドと選定のポイント

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自社のホームページにターゲットとするユーザーを呼び込むには広告とSEO対策の大きく二つに分けられます。どちらにもメリット、デメリットがあり、状況に応じて双方を上手く使い分けて活用するのが重要です。今回はこの二つの施策のなかでも、SEO対策に的を絞り、効果的に対策を行ううえで欠かせないキーワードについて、最新のトレンドや選定のポイントについてお伝えします。

SEO対策を行ううえでキーワード選定が重要な理由

SEO対策で行う施策はいくつか考えられますが、そのうえでもっとも重要なのはキーワードの選定です。その理由としては、次のような点が挙げられます。

ターゲットとするユーザー対策

自社がターゲットとするユーザーが使うキーワードを的確に選定しないと、検索結果に表示されず、訪問されることもありません。また、仮にターゲットが使用するキーワードだとしても、ビッグキーワードばかりを選定すれば上位表示が難しくなるでしょう。

逆にニッチ過ぎるキーワードを選定しても、多くの流入は見込めず、成果は期待できません。設定したターゲットが目的を果たすためのキーワードでなおかつ、検索結果の上位に表示されるキーワードを選定する必要があります。

コンバージョンの向上

SEO対策の最終的な目的は自社のホームページへの集客ではなく、認知、商品購入、資料請求といったアクションをユーザーに取ってもらうことです。キーワード選定はこのコンバージョン向上でも大きな役割を果たします。

ポイントは、ターゲットに設定したユーザーの購買段階に応じたキーワード選定です。まだ自社商品に認知がないユーザーと、すでに認知済で、競合他社と比較検討している段階のユーザーでは、検索するキーワードも異なります。それを理解したうえで、キーワード選定をしなければ、コンバージョン向上は見込めず、SEO対策としても不十分となるでしょう。

コンテンツ内容への影響

キーワード選定は、コンテンツ内容にも大きく影響します。SEO対策の一つとして、コンテンツの内容がよく挙げられますが、キーワードの選定を間違えてしまえば、ターゲットユーザーにもまったく刺さらないコンテンツになり、コンバージョンも向上しません。

例えば、「パジャマ」というキーワード一つとっても、「パジャマ 贈答用」なのか「パジャマ 子供用」なのかによってコンテンツの内容はまったく変わってしまいます。パジャマというビッグキーワードに加え、高級素材を使ったパジャマが売りであれば、「贈答用」や「自分への贈り物」「プレゼント」などが考えられるでしょう。キャラクターもののパジャマであれば、「キャラクター名」や「子供」といったキーワードを基に、コンテンツ制作を考えなくてはなりません。このようにキーワードを細分化し、ターゲットが検索で使いそうな共起するキーワードを狙わないと、ターゲットに刺さるコンテンツ制作も行えないでしょう。

自社が流入を獲得しているキーワードの確認方法

キーワードの選定をするうえで、現状、自社のホームページに訪問するユーザーがどういったキーワードを使っているかを知る必要があります。現在、Googleアナリティクスではキーワードの確認ができないため、Googleサーチコンソールを使います。

Googleサーチコンソールで確認できるのは、自社のホームページがGoogleの検索結果に表示されたキーワード。そのキーワードで自社のホームページに訪問された回数。クリック率、平均掲載順位です。ここで確認すべきポイントは次の3点です。

表示回数は多いが平均掲載順位は低いキーワード

表示回数は多いが平均掲載順位が低いキーワードは、ユーザーの多くがそのキーワードで検索しているが、自社のホームページ上で対策が行われていないということになります。もちろん、それが自社のコンバージョンにつながらないものであれば、問題ありません。しかし、コンバージョンにつながる可能性のあるキーワードであれば、対策が必要になります。

平均掲載順位は低いがクリック率は高いキーワード

平均検索順位は低いがクリック率は高いキーワードは、検索結果を何ページも見たうえで、訪問してきているため、コンバージョンにつながる可能性が高いユーザーだと予測できます。このキーワードで対策を行い、検索結果の上位に表示させられるようになれば、コンバージョン向上が期待できます。

指名検索の割合を確認する

三つめの確認ポイントは、指名検索の割合です。会社名や製品名をキーワードとしているユーザーが多い場合、自社の認知度が高いという証明にはなりますが、逆にいえば、自社を知らないユーザーは訪問していないともいえます。より多くのターゲットに訪問してもらいたいのであれば、指名検索が多いのは、SEO対策ができていないと判断できるため、キーワード選定を改めて検討しなければなりません。

SEOのキーワードを選定する方法

前項で、Googleサーチコンソールで自社が流入を獲得しているキーワードから、より流入を増やし、コンバージョンを向上させる確認方法を紹介しました。次にほかのツールを使い今以上に多くの流入を獲得するためには、どういったキーワードを選定すればよいのか、その方法を紹介します。

キーワードの検索ボリュームやデータを調べる

Googleキーワードプランナーツールを活用し、Googleでの検索ボリュームを調べます。本来、Googleキーワードプランナーツールは、広告用のツールですが、公式に検索ボリュームのチェックができる唯一のツールのため、これを活用します。

流入を集めている競合ホームページのキーワードを洗い出す

自社のホームページを検索結果の上位に表示させるには、競合のホームページも大きく影響します。自社のターゲットだけを見てキーワードを決めても、そこに多くの競合がいれば、競争は激しく、上位表示は難しくなるでしょう。

そこで、キーワード選定は、自社のターゲットが使用するキーワードを調べると同時に、競合がどういったキーワードを使っているかを調べる必要があります。競合比較機能を持ったSEOツールとしては、有料ではありますが、Ahrefs(https://ahrefs.com/)がおすすめです。

検索ボリュームを調べて、キーワードを絞る

ターゲットとなるユーザーは、潜在層、見込み層、顕在層と検討度合いによっても関心ごと、検索キーワードは大きく変わります。そのため、自社の目的(認知を得たい、競合との比較検討をしてもらいたい、商品・サービスを購入してもらいたい)に応じて、キーワードを絞っていく必要があります。

また、最近の検索トレンドとして、米国のマーケティング向けソフトウエア会社・SparkToroが2019年8月にSEO分野の専門家に調査を行ったところ、「ページコンテンツ全体の関連性」や「リンク先のサイトとページの品質」が検索上位表示にもっとも重要な要素だとして挙げられています。このことから、1ページだけではなく、ホームページ全体としても、キーワードの選定をすることが重要となっているようです。

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【26のGoogle検索順位ファクターのランキング/SparkToro社、2019】

キーワード選定のポイントはターゲットとするユーザーに寄り添うこと

SEO対策、キーワード選定というと難しい、手間がかかるといったイメージが強いかもしれません。もちろん、多くの競合のなかから、自社を選択してもらうのは、簡単ではありませんし、多くの手間を要するでしょう。

しかし、企業が行うのは非常にシンプルで、とにかく、ターゲットとするユーザーに寄り添い、何を考え、何を求めているかを考え続けることです。今回、紹介したツールも自社が伝えたいキーワードを探るものではなく、ユーザーが欲しいものを提供するためには、どういった言葉で伝えればよいかを探るものです。企業本位ではなく、ユーザー本位での検討が、ユーザーに伝わるキーワード発見のポイントとなるでしょう。

 

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