検索エンジン世界シェアNo1のGoogle、広告の種類と料金体系をおさらい

Web広告

オンライン広告への出稿を検討する際、検索エンジンシェア世界1位のGoogleは無視できない存在です。しかし、広告用語に慣れないうちは出稿の仕方がわからず、面食らってしまうかもしれません。Googleにはどんな種類の広告があるのか、料金や出稿の流れ、便利なツールなど、基本的なポイントを押さえておきましょう。

Googleの広告は4種類

まずは、広告の種類を知っておきましょう。設定によってさまざまな広告が出稿できますが、大きく分けると以下の4種類です。

検索広告(検索連動型広告)

ユーザーがGoogleで検索したキーワードに応じて検索結果に表示されるテキスト広告。ユーザーは何らかの興味・関心があってそのキーワードを検索しているはずなので、効率的にターゲット層に広告を届けられます。配信時間帯や地域を指定したり、除外キーワードを設定したりすることで、より細かくターゲティングすることも可能。

ディスプレイ広告(GDN/Google Display Network)

GmailやGoogleが提携している200万以上のサイト、65万以上のアプリで、広告主が設定しているターゲットに届くように表示される広告です。以下のようにさまざまな形式の広告があります。

・テキスト広告(検索広告と同じ要素が掲載される)
・バナー広告
・Gmail広告
・アプリ広告

配信先サイトはキーワードや属性によって絞れますし、URLで具体的に確認・指定することも可能です。また、興味・関心、性別・年齢、子どもの有無といったユーザー属性でのターゲティング、サイトに来たユーザーをリスト化して広告配信することもできます。

動画広告

動画広告を作ってYouTubeにアップロードし、キャンペーン設定をするとYouTubeや動画パートナーサイトの動画の前後や検索結果に表示されるようになります。

以下のような広告の種類があります。
・TrueView インストリーム広告(動画再生から5秒経過すると広告をスキップ可能)
・TrueView ディスカバリー広告(検索結果や関連動画の横などに表示される)
・バンパー広告(再生前後や再生中に流れる短い広告。スキップはできない)

ユニバーサルアプリキャンペーン(UAC)

アプリストアの掲載情報等を使って自動的に作られるアプリ用の広告です。ターゲティング設定は特に必要なく、アプリのインストールが行われた際に課金される仕組み。

図1.png

Googleに広告を出稿する流れ

実際に広告出稿する際は、事前にランディングページ(広告をクリックした際に飛ぶ先のページ)をしっかり作っておきましょう。

準備ができたら、Google AdWordsのトップ画面から、「今すぐ開始」をクリック。次のページで「設定ガイドをスキップ」をクリックすれば、アカウントを作成することができます。例えば、検索広告をする際は「最初のキャンペーンを作成」をクリックして広告タイプを「検索ネットワークのみ」として手順通り進めていくと出稿できます。

成果が出たら広告費を支払う仕組み

Googleの広告の場合、クリック、広告閲覧、動画視聴などの成果が出た場合のみ広告費がかかる仕組みになっています。基本的に自分で自由に予算設定ができるうえ、低単価から始めやすいので安心です。

どんな成果が出たら広告費が発生する?

単価制についてもう少し詳しく見ていきましょう。以下のような種類があります。

  • クリック単価(CPC/Cost Per Click)制:
    広告がクリックされた場合に課金される。検索広告とディスプレイ広告で選択できる。
  • インプレッション(広告の表示)単価制:
    ディスプレイ広告に適用される単価制。特にブランド認知が目的の場合は、広告が表示されれば十分効果があると考えられる場合も。
  • 目標コンバージョン単価制:
    購入、資料請求といったコンバージョンを目的とした単価制。指定したコンバージョン単価に基づき、できるだけ多くコンバージョンを得るために入札単価が自動調整されます。これを利用するためには、企業サイトのサンキューページや確認ページにコンバージョンタグを設置する必要があります。
  • 広告視聴単価(CPV/Cost Per View)制:
    動画広告の場合は、実際に動画を視聴した回数に応じて広告費を支払うのが一般的です。

なお、検索広告やディスプレイ広告の場合、当初はクリック単価制を選ぶケースが多いでしょう。目標コンバージョン単価制は少し難易度が高いので、慣れてきてからにしたいですね。

入札の仕組み

広告出稿時には予算と単価を決める必要があります。予算で設定した以上の請求をされることはありませんので安心です。Googleでは、始めは1日の予算を1,000~5,000円程度にしておくことを推奨しています。

予算のみ設定して自動で入札単価を設定するようにもできますが、キーワードや広告グループごとなどに個別に「上限クリック単価」を設定できます。「〇〇円までなら支払ってもいい」という額のことですね。人気のキーワードであれば、上限クリック単価を高めに設定しないと競合に勝てないということもあります。

なお、上限クリック単価が実際に支払う単価になるわけではありません。実際は他の広告主の状況によって変動します。簡単にいえば、最も高い単価を設定して優先順位が1位になったとしても、2位以降の広告主の上限クリック単価を元に安く調整されるのです。

Googleが提供しているツールも積極活用しよう

広告の掲載結果はGoogle AdWordsでリアルタイムに確認できますが、広告運用をする際には以下のようなツールも使えます。

キーワードプランナー

特に検索広告に出稿する場合に利用頻度が高いでしょう。関連性の高いキーワードや検索ボリュームの多いキーワード、推奨入札単価を調べることができます。以前は無料で使えるツールでしたが、現在は広告を出稿していない場合、大まかな検索ボリュームしか表示されませんのでご注意ください。

図2.png

出典:キーワードプランナーを利用して作図

例えば、キーワードプランナーで「車」というキーワードを調べてみると、上のようにキーワード候補が出てきます。推奨入札単価にかなりバラつきがあることがわかるでしょう。「車 下取り」「車 査定 相場」といったキーワードは、ニーズが明確で商材も高額なためか高く入札されていることが伺えますね。

Googleアナリティクス

アクセス解析ツールとして便利なのがGoogleアナリティクス。Webサイトの各ページにトラッキングコードと呼ばれるコードを書いておくと、ユーザーのデータを分析できるようになります。

どのページがよく見られていて、どんなデバイスを使用しているのか。また、どこから流入してきて、コンバージョン率はどれくらいなのかなどをチェックできるので、広告のなかで何が有効なのかの分析も可能です。

AdWords Editor

リスティング広告を運用する際に便利なのがAdWords Editorです。ダウンロードしてオフラインで作業が可能で、操作性が高く、広告の一括入稿ができるなど時短につながります。

まずは自社サイトを充実させることが重要

Google広告は低予算から始めることができ、効率的にターゲットに向けて広告を配信することができます。しかし、きちんと予算配分をしていないと中長期的にコストがかかりすぎてしまうこともあるでしょう。きちんと戦略を立てておくことが大切です。

また、ほかの競合他社のWebサイトに比べて見劣りする、情報量が足りない、そもそも商品力がないと思える場合には、クリックされても成約・来場にはつながりにくいでしょう。まずはクリック先のページを充実させることが重要です。商品・サービス力やオウンドメディアの力があってこその広告だということを忘れずにいたいものです。

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