HubSpotとは?インバウンドマーケティングにつながるCRMツールの魅力を解説

マーケティングオートメーション

マーケティング施策をサポートするMAツールは、企業の認知度向上や顧客との関係構築に欠かせなくなってきています。

手作業によるマーケティング活動は人的コストを増やすばかりで、効率的な成果を導くのに不向きです。専門のMAツールを使うことが、今後の企業活動に大きなメリットを与えるでしょう。

本記事では、MAツールとして著名な「HubSpot」の魅力とメリット・デメリットを紹介します。

HubSpotとは

HubSpotとは、アメリカで2005年に開発されたMAツール・CRMプラットフォームです。

マーケティング、セールス、カスタマーサービス、CMS、オペレーションといった、各種サービスが展開されています。

世界120ヵ国、12万社以上で活用されている実績があり、日本国内でもさまざまな企業をサポートしています。

積極的にアプローチを仕掛けるのではなく、顧客に自社コンテンツの魅力を発見してもらう「インバウンドマーケティング」を強化できるのがHubSpotの特徴です。

HubSpotの導入は、顧客と深い関係性を築き、効果的なマーケティング施策を実現するためのきっかけとなるでしょう。

特徴:「フライホイール」モデルを推奨している

HubSpotでは、「フライホイール」モデルによるマーケティングを推奨しています。

これまでの顧客獲得を「活動の結果」として捉えるファネルモデルと異なり、フライホイールでは顧客獲得後の行動にも注目するのが特徴です。

具体的には獲得した顧客の満足度を高め、外部への紹介やリピート購入につなげ、ビジネスの成果を加速させていきます。

「Attract(惹きつける)」「Engage(信頼関係を築く)」「Delight(満足させる)」の3段階で顧客との関係構築を進め、「次の結果」につなげるマーケティングがサポートされているのです。

現代のマーケティングでは、既存顧客からの紹介や口コミの力が大きく影響します。

HubSpotはそういった時代の変化に合わせるための、重要なMAツールとなるでしょう。

HubSpotの料金体系

HubSpotには、無料ツールが備わっています。そのため最初は、コストをかけずにMAツールとしての利用をはじめられるのです。

CRMツール、マーケティングツール、セールスツール、カスタマーサービスツールそれぞれに無料の領域があるため、必要な機能を臨機応変に導入できます。

期限のある無料トライアルではなく、特定のサービスであればずっと無料のまま使い続けられます。

まずは無料機能を実際に試して、HubSpotの魅力を体験してみることがおすすめです。


無料機能が充実している一方で、HubSpotにはさらに豊富な機能を搭載した有料プランも用意されています。

有料プランは「Starter」「Professional」「Enterprise」に分かれていて、プランごとに使用できる機能が異なっています。

それぞれの有料プランの料金は、下記のようになっています。(2021年8月現在)

※上記金額は年次での支払いの場合(通常価格より10%オフ)

※HubSpotの詳細な料金は、こちらで確認できます。


必要な機能に合わせてプランを設定できるので、無駄な予算をかける必要がありません。

最初はStarterプランを利用してから、上級プランに変更して少しずつ使える範囲を広げていくこともおすすめです。

HubSpotのメリット

HubSpotには、MAツールとしてのメリットがいくつもあります。

以下からは、HubSpotを使うことで得られるメリットを解説します。

無料で業務効率化を実現できる

HubSpotには無料プランが充実しているため、コストをかけずに業務効率化を実現できます。

便利なMAツールを導入したいけれど、ランニングコストが気になっている場合には、HubSpotを使ってみることがおすすめです。

HubSpotは複数の機能を備えた総合的なプラットフォームであるため、複数の業務をこれ一つで賄うことができます。

シンプルかつ直感的に使えるUIが特徴となっているので、その使いやすさから業務の効率化を実現できます。

顧客情報の管理を簡易化できる

HubSpotは、顧客情報の管理を簡易化する便利なCRM機能も備えています。

リード顧客の共有や、顧客の満足度向上までを一元管理できるため、そのときに必要なアクションを判別可能です。

顧客情報を適切に管理するためのプラットフォームとしても、HubSpotは使いやすくなっています。

細かなサポートが利用できる

HubSpotでは、利用者が快適にサービスを使えるようにサポートも行われています。

経験豊富なカスタマーチームによるサポートに頼れるので、HubSpotの使用中に分からないことがあってもすぐに解決策を見つけられるでしょう。

HubSpotの機能についてまとめたナレッジベースや、ユーザー同士が交流できるコミュニティなど、サポート以外にもさまざまな方法でHubSpotの使い方を確かめられます。

HubSpotは海外のMAツールですが、カスタマーサポートは日本語にも対応しています。

日本語による導入支援も行ってくれるので、安心してHubSpotを使いはじめることができるでしょう。

HubSpotのデメリット

HubSpotには数々のメリットがある一方で、デメリットもあります。

以下からは、デメリットの部分について解説します。

無料プランだけでは機能を活かしきれない

HubSpotは無料で利用できる点がメリットの一つですが、無料プランだけではその機能を活かしきることができません。

そのため本格的なマーケティング施策や顧客管理を行うときには、有料プランへの変更が検討されるでしょう。

事前に予算を組んで、HubSpotに使えるコストを決めておくことがポイントです。

英語表記が多い

HubSpotは海外のMAツールであるため、使用中に英語表記が多いなどのデメリットもあります。

日本ユーザーに最適化されていない部分も多いため、最初は使いづらさを感じるかもしれません。

使いこなすのに慣れが必要

HubSpotはシンプルに利用できるMAツールですが、その多機能性から使いこなすまでに慣れが必要です。

そのため導入後すぐに成果を得ることが難しい場合があり、準備期間を想定しておく必要もあるでしょう。

HubSpotを使いこなせるようになってきたら、社内で共有できるように引き継ぎマニュアルを作成することもおすすめです。

HubSpotのようなMAツールは、社員全体で使用できてはじめて大きな効果を望めるので、全員がきちんと使えるような環境を整備することもポイントです。

HubSpotの機能

HubSpotの機能には、さまざまな特徴があり、導入によって自社に大きな影響を与えます。

以下からは、HubSpotの主要機能について解説します。

Marketing Hub

Marketing Hubは、マーケティング関連のツールとデータを一つにまとめたプラットフォームです。

SEO対策やSNS、広告などで顧客を引きつけ、リードへの転換をサポートする機能です。

マーケティングにおける実績を分析してレポートを作成し、社内で共有することもできます。

Sales Hub

営業における業務プロセスの複雑さを解消し、業務効率化を図れるのがSales Hubの特徴です。

タスクの自動化や進捗管理など、営業の業務を簡略化する機能が利用できます。

Service Hub

Service Hubは、顧客へのサポートを適切に行うための機能です。

Webチャットによるサポートや、ナレッジベース作成による顧客自身での問題解決を促せる環境の整備などが可能で、顧客満足度を高める施策を充実させられます。

CMS Hub

CMS Hubは、Webページの作成や編集が簡単に行える機能です。

ターゲット顧客に合わせたWebサイトのテーマ設定および機能の追加や、デバイスごと(パソコンやスマホ)に最適化されたページ表記などが自由に行えます。

顧客を引き寄せる魅力的なWebサイトを、高度な専門スキルなしに作成可能です。

Operations Hub

Operations Hubは、顧客データの同期や各アプリケーションの連携を行える機能です。

650種類以上の連携機能を持ち、SlackやZoomなど外部システムへのアクセスもHubSpotのワークフローから行えます。

データはリアルタイムで更新されるため、社内全体に最新の情報を常に共有することも可能です。

HubSpotで社内の業務効率化を進める

HubSpotは、あらゆる機能を備えたMAツールです。

社内における既存の問題解決はもちろん、今後必要になってくる機能を先取りして導入できるので、この機会にHubSpotの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

HubSpotは既に多くの企業で採用されていて、その実績が認められています。

公式ホームページでHubSpotの導入事例を確認できるので、一度内容をチェックしてみることがおすすめです。

また、MAツールはただ導入しただけで使いこなせるようにはなるわけではありません。実際流行に乗って MA ツールを導入してはみたものの、いま一つうまく活用しきれていないという企業のお声もよくお聞きします。

弊社イノーバではMA運用を含めた企業のマーケティング支援を行っていますが、その長年の運用経験から「こうすればMAを使えるようになる!」というポイントをご紹介する資料を作りました。MA導入を検討している方も、MA運用にお悩みのかたも、ぜひ合わせてご参考ください。

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