コンテンツマーケティングのメリット・デメリットとは?

コンテンツマーケティング
こんにちは。イノーバマーケティング担当の亀山です。
昨今、国内でもじわじわと「コンテンツマーケティング」の認知度が上がってくるに応じて、他業界の方とのお話の中でも、コンテンツマーケティングに関するご質問を受けることが増えてきました。
アメリカでは既に9割以上の企業が実践しているというコンテンツマーケティングですが、国内でもいよいよキャズム超え、といったところでしょうか。
その中で、コンテンツマーケティングに興味をもった「キッカケ」、「経緯」によって、この新しいWebマーケティング手法に対する期待値が異なると感じています。ブランディング視点、広告の代替、SEO……
本日は、改めてコンテンツマーケティングのメリット、デメリットについてをおさらいしたいと思います。
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コンテンツマーケティングのメリットとは?
1.導入時のハードルが低い
コンテンツマーケティングに必要なのは、良質なコンテンツと、それを発信する場だけ。
もちろん、成果を最大化するためには、コンテンツ制作前に適切なターゲットを設定し、戦略的にコンテンツを発信していくためのプランニングや、ペルソナ設計、キーワード選定などが必要となります。しかし、「とにかくブログを書く」というところからスタートできるという取っつきやすさは、他のWebマーケティング手法と比べて、初期導入時のハードルが低いと言えるでしょう。
まずはとにかく、自社の潜在顧客が求めているであろう情報、コンテンツを発信してみる。その上で、まずはGoogle アナリティクスといった無料の解析ツールで反応を見ながら、徐々に精度を上げていくのが、コンテンツマーケティングの醍醐味とも言えます。
広告に比べて発生する費用が少なく、手軽に試すことができるのも大きなメリット。
2.コンテンツは資産として蓄積する
マス広告、Web広告との最大の違い。それは、一度発信したコンテンツはインターネット上に残り続ける、ということです。
そのコンテンツがユーザーにとって有益なものである限り、半永久的にユーザーを引きつけ、サイトへのトラフィックをもたらし続けます。そして、その積み重ねがサイトそのものの評価を引き上げるのです。
塵も積もれば山となる。ロングテールキーワードでアクセスを集める事ができる、という点もコンテンツマーケティングのメリットの一つです。
3.集客効率が高い
自社製品やサービスの潜在顧客を引きつける情報を発信し、自社のファンを増やしていくことで、購買へと繋げていくのがコンテンツマーケティング。
企業側から売り込みをかけるのではなく、ユーザーが自発的に情報を収集し、顧客へと成長していくため、集客効率が高いのが大きな特徴と言えます。
また、そもそも製品やサービスに興味がないユーザーには、コンテンツが届かない(情報収集しない)ため、将来的に顧客となる可能性の高いユーザー層を、ピンポイントで狙えるのもメリットの1つと言えます。
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4.ソーシャルメディアとの相性抜群
コンテンツマーケティングは、ソーシャルメディアと抜群の相性を誇ります。ブログ記事や動画として公開されたコンテンツは、役立つもの、質のいいものであればあるほど、ユーザーによってTwitterやFacebookなどで拡散されていきます。
その結果、いわゆる“バズ”を生み出すことに成功すれば、想像以上のクチコミ効果を上げることも不可能ではありません。
そして、Web上の各所に拡散したコンテンツは、長期にわたってあなたのWebサイトにアクセスをもたらしてくれます。
5.オピニオンリーダーになれる
自身の専門分野に関する情報を発信しつづけ、サイト上のコンテンツ量が増えることで、いつしか「あのサイトを見れば必要な情報が見つかる」というポジションを確立することにつながります。
いわゆる「オピニオンリーダー」ですが、特に中小企業にとっては、新規のお客さまからの信用を得ることにも繋がり、ブランディング効果抜群です。弊社でも、事業の本格立ち上げ以前からブログによって情報発信を続けたことで、事業立ち上げ期のお客さまに恵まれました。
コンテンツマーケティングのデメリットとは?
1.コンテンツを継続的に発信する必要がある
コンテンツマーケティングを成功に導くためには、ユーザーに支持される良質なコンテンツを、継続的に発信する必要があります。
そもそもユーザーは、どのようなコンテンツを求めているのかを把握し、トレンドにも常にアンテナを張り続ける必要があります。その上で、ユーザーに忘れられないよう、高い頻度で(理想をいえば毎日)コンテンツを発信し続けることが望ましいとされています。
他の業務と兼任している担当者の場合、これこそが最も高いハードルといえるでしょう。
継続していくためには、効率的にコンテンツを生み出し、コンテンツ制作を続けられるような社内の体制作りが必要不可欠です。
コンテンツマーケティング=マラソン、といわれる所以です。
2.すぐに成果が見えない
コンテンツマーケティングは、顧客とのエンゲージメントを高めることに主眼が置かれた施策です。
製品やサービスに関連する情報を発信し続け、アクセスを集めることができても、それがすぐにコンバージョンにつながるとは限りません。
また、どのくらいの期間続ければ、どのくらいの効果が上がるという、ROI(投資対効果)を予測しにくい面があることも否めません。
これらの理由から、コンテンツマーケティングは、担当者が熱心でも“上司や経営者を説得しにくく”、導入にいたらない、というケースも散見されます。
さらに“もったいない”ケースが、運用の手間やすぐに成果が見えないことから、開始数ヶ月でコンテンツの発信を止めてしまうケースです。コンテンツ増加によるサイトへのアクセス増は、3ヶ月〜半年以上の継続ののち見えてくることが多く、そこには忍耐が必要となります。
メリット・デメリットを把握し、Webマーケティング施策の最適化を
残念ながら、万能のマーケティング手法は存在しません。
他のマーケティング手法と同じようにコンテンツマーケティングにも、メリット・デメリットが存在します。コンテンツマーケティングで「できること」と「できないこと」を正しく理解し、目標とKPIの設定を適切に行うことで、ソーシャルや広告施策との相乗効果を生み、ビジネスの目的達成に役立てていただきたいと思います。
イノーバでは、伴走型マーケティング支援サービスを提供しております。イノーバが持つ経験と知見のすべてを注ぎ、クライアント様の「集客」から「リード創出」「リード育成」のプロセスをすべてサポートいたしますので、よろしければご覧ください。コンテンツマーケティングに関しましても、お困りごとがございましたら是非ご相談ください。
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