急成長するコンテンツマーケティングの市場規模はどのくらい?

コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングは、もはやウェブマーケティングにとどまらず、マーケティングやブランディング全般において、最も注目を集めるキーワードとなりました。マーケティング大国であるアメリカで、すでにコンテンツマーケティングがスタンダードとなりつつあるなか、日本国内でも認知がどんどん高まっています。多くの企業がコンテンツマーケティングを取り入れ、それに関連する業界でも急成長を見せています。

それでは、コンテンツマーケティングの市場は実際にどのくらい成長しているのでしょうか。コンテンツマーケティングの概念は柔軟で幅広いですが、ここではコンテンツマーケティングの市場と特に関係の深い市場の規模や動向をからその全体像を探っていきましょう。

  • SEO
  • コンテンツ制作のアウトソーシング
  • ネイティブ広告
  • 動画広告
  • マーケティングオートメーションツール

それでは、各ジャンルの市場規模を見ていきます。

SEO施策としてのコンテンツ制作の市場動向

アフィリエイト広告、SEO、CROなどのサービスで企業のサイト価値向上を支援するクロスフィニティ株式会社が2016年7月にリリースした「2016年度版国内SEO市場予測(2014-2018)」では、2015年のSEO市場規模は395.4億円、2016年は430.02億円と推測され、今後も成長が続く見込みです。その背景には、モバイルコンテンツのSEOやコンテンツマーケティングのニーズ増加による成長があると分析されています。

SEO市場規模予測2014-2018

出典:2016年度版国内SEO市場予測 (2014-2018)

コンテンツ制作のアウトソーシングおよびクラウドソーシングの市場

Ginzamarkets株式会社の「コンテンツマーケティング調査レポート2016年版」において、「コンテンツマーケティングを進めるに当たり、コンテンツの企画・制作・運用体制は?」との設問への回答で一番多かったのが、「社内とアウトソース」の61%、続いて「社内」の32%です。

また、コンテンツマーケティングにおいてアウトソースされる仕事のうち94%が「制作」です。クラウドソーシングは、広告代理店や制作会社、編集プロダクションとならんで主要な外注先のひとつとなっており、関連性の高い市場といえます。

株式会社矢野経済研究所が発表した「BPO市場・クラウドソーシングサービス市場に関する調査を実施(2016年)」によると、2016年度のクラウドソーシングサービス市場の見込み市場規模は950億円とのこと。

クラウドソーシングサービスの市場規模推移と予測 クラウドソーシングサイトで発注する仕事の内容

出典: 2014年度版 中小企業白書

平成27年度の厚生労働省「在宅就業者総合支援事業 クラウドソーシングの現状」では、クラウドソーシングサービスの利用において、「SEO 対策の一環で、ライティング業務が増えている」と言及されています。

ネイティブ広告の市場動向

ニュースメディアなどのコンテンツに馴染むように展開する広告であるネイティブ広告も、コンテンツマーケティングの一種と言え、非常に成長している市場です。

ネイティブ広告としてメジャーな手法であるインフィード広告の市場について、株式会社サイバーエージェントが調査を発表しています。

インフィード広告市場規模推計・予測<配信先別>(2014年ー2020年)

この調査によると、2015年のインフィード広告市場は、768億円という規模。特筆すべきは、前年比で2倍という驚異的な成長率でしょう。動画などのリッチコンテンツを含め、大きな市場に成長していくことが見込まれます。

動画コンテンツ広告の市場動向

コンテンツマーケティングにおいてリッチメディアを展開するケースは年々増加しており、YouTubeをはじめとした動画配信サービスを企業が積極的に活用しています。

ここでは、動画広告の市場調査結果に注目してみましょう。

株式会社サイバーエージェントによる国内動画広告の市場調査によると、2016年の動画広告市場は842億円に達する見通しとのこと。

動画広告市場規模推計・予測(デバイス別)2015年ー2022年

出典:「サイバーエージェント、国内動画広告の市場調査を実施」

近年は、コンテンツを動画化する傾向がみられます。CMのようなマス広告に比べ、ユーザーを楽しませる価値のあるコンテンツを動画で作成し、その配信手段として広告を選択するといった手法です。

マーケティングオートメーションツールの市場動向

マーケティングオートメーション(MA)ツールは、メールマーケティングや訪問者分析やリード情報の管理、キャンペーン実施などの機能を備えたウェブマーケティングツールで、コンテンツマーケティングの運用のうえでも重要なツールのひとつです。

参考:
マーケティングオートメーションとは何か?機能と導入のメリット

MAツールが徐々に普及しはじめたことを背景に、2015年に株式会社矢野経済研究所が「DMP(データマネジメントプラットフォーム)サービス市場/MA(マーケティングオートメーション)サービス市場に関する調査結果 2015」を公開しています。

同調査によると、2014年時点のMAサービスの市場規模は、事業者売上高ベースで168億円だったとのこと。調査時点での2015年の見込みは220億円とされています。

見えてきたコンテンツマーケティング市場の規模

コンテンツマーケティングに関わりを持つ市場は軒並み成長を遂げていることがわかります。

  • コンテンツSEO関係:約395.4億円(2015年時点 成長率:前年比約111%)
  • クラウドソーシング関係:約650億円(2015年時点 成長率:前年比約159%)
  • インフィード広告関係:約768億円(2015年時点 成長率:前年比約202%)
  • 動画コンテンツ関係:約842億円(2016年見込 推測成長率 :前年比約157%)
  • MAツール関係:約220億円(2015年見込 推測成長率:前年比約131%)

一方で、広告代理店や制作会社によるコンテンツメディアの制作および運営といった、表には浮上しない巨大な市場の数字が隠れています。それらを加えると、2,500〜3,000億円以上の市場規模があることが見えてきます。

それぞれの分野の成長率も特筆すべきものがあります。今後も引き続きぐんぐんと成長していくコンテンツマーケティング市場から目が離せません。

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