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イノーバマーケティングチーム2024/02/05 11:20:281 min read

concrete5とは?WordPressに代わるオープンソースCMSの魅力を解説

CMSとは、Webサイトを作成・運営するためのソフト・サービスです。

HTMLなどの専門知識がなくても、簡単にサイト内のコンテンツを変更・修正できるため、CMSツールを導入することで業務の負担を軽減できます。

特にconcrete5は、ホームページの運営管理に特化した機能が多く、特別な知識がなくても扱いやすいタイプのCMSツールです。

日本で多く使用されているCMSである「WordPress」と比較しても優れている面も多いので、concrete5を主体としたサイト運営に切り替えていくことも考えられます。

以下からは、concrete5ならではのCMSとしての特徴とメリット・デメリットを解説します。

concrete5とは?

concrete5とは、MITライセンスによって提供されているオープンソースのCMSツールです。

Webサイトの制作や運用などに利用でき、その汎用性の高さからさまざまなサイト構築に活用されています。

ECサイト、業務システムの基盤、SNS機能を持つサイトなど、あらゆるWebサイトの構築に役立てられるでしょう。

一般的なWebサイトに「SNS機能をプラスしたい」「ブログを掲載してSEOの流入率を高めたい」といった場合にも、concrete5は魅力的なCMSツールになります。

concrete5は特別な機能に特化して作られたCMSツールではないため、汎用性が高く柔軟な機能やアイデアの実装にも対応しやすいです。

今後Webサイトをどう変革していくかまだ明確でない場合には、concrete5が使いやすく感じられるでしょう。

concrete5のメリット

concrete5は、CMSツールとしてその機能ならではのメリットをいくつも有しています。

以下からは、concrete5のCMSツールとしてのメリットを解説します。

HTML・CSS・JavaScriptなどの専門知識がなくても編集できる

concrete5は、プログラミングの専門知識がなくても編集ができる直感操作がメリットの一つです。

HTML・CSS・JavaScriptといった一般的にプログラムを構築する言語を利用できなくても、Webページを見た目の感覚だけで編集できる「編集モード」があります。

編集モードでは、Webページの「ここを編集したい」というピンポイントの場所をクリックするだけで、簡単に内容を変更可能です。

Webページの構成もドラッグ&ドロップだけで簡単に入れ替え・並び替えができるので、いろいろなWebページの形を気軽に試しながら編集作業が行えます。

concrete5の編集モードなら、編集画面とプレビュー画面を行き来する手間が省け、編集にかかる時間を削減できます。

CMSツールをはじめて使うという方にとっては、専門知識を必要としない直感操作のconcrete5はメリットの大きいツールになるでしょう。

カスタマイズがしやすい

concrete5は、カスタマイズのしやすさでもメリットの多いCMSツールです。

そもそもconcrete5には、問い合わせフォームや画像のスライダー機能などが標準で利用できるため、基本的な機能だけでも他サイトと差別化したデザインにカスタマイズできます。

レイアウトもソースコードを変更することなく直感操作で変えられるので、自由な発想をWebサイトのデザインとして実現可能です。

外部のアドオンを使用することでさらに拡張性が広がるため、特別な機能を付与したサイトを構築できます。

有料のアドオンを販売するマーケットもあり、安全性が保証された審査済みのアドオンが自由に販売されているので、必要な機能を後から適宜追加することも可能です。

組織単位でのマーケティングに最適化している

concrete5の機能は、個人ではなく組織単位でのマーケティングに最適化しているというメリットもあります。

多人数で編集がしやすくなるように、サイト、ディレクトリ、ページ、個別ブロック単位などで編集や承認権限を付与可能です。

組織のリーダーだけが承認できるように設定したり、全員が編集できる部分を確保したりと、組織内で柔軟に使えるスタイルが形作れます。

コンテンツの表示に時間予約をする機能などもあり、期間限定キャンペーンページの表示や緊急的な情報提供などもスムーズに行えます。

そのためページ表示を行うために無駄に人員を配置したり、組織のメンバーを増やしたりといったことも必要なくなります。

マーケティング業務に必要な人員を最小限の単位で済ませられる点も、concrete5のメリットです。

concrete5のデメリット

concrete5には便利な機能がある一方で、デメリットとも言える部分があります。

以下を参考に、concrete5のデメリットも把握しておきましょう。

海外産のCMSなので問題の解決が難しいことも

concrete5は海外産で作られたCMSツールであるため、問題が発生したときに解決方法を見つけるのが難しいことがあります。

WordPressなどと比較しても利用者数が少なく、なかなか必要な情報を見つけられないことも多いでしょう。

オープンソース型であるため、特定の会社が管理をしているということもなく、問題は自分で解決しなければなりません。

ですが、concrete5には日本公式のコミュニティがあり、質問などを受け付ける掲示板が機能しています。

concrete5を使用していて不明点やトラブルがあった場合には、詳しい国内の利用者の力を借りるのがおすすめです。

状況によってはWordPressを使った方が良い場合も

concrete5は汎用性の高さと直感的に使える操作性が特徴ですが、状況によってはWordPressを使用した方が良い場合もあります。

例えば情報提供を中心とした記事更新を目的とした場合や、サイトの運営者が少数・個人の場合、HTMLなどの知識が十分にある場合などは、WordPressを使う方が効率が高まる可能性があるのです。

そのため使用目的や業務の環境に応じて、concrete5ではなくWordPressを使った方が良いシーンがあることをチェックしておきましょう。

concrete5の機能について

concrete5にある機能をまとめると、下記のような機能があります。

基本機能

簡単な編集モードや詳細な権限設定のほか、コンテンツの入力フォームやインターフェースの複数言語対応などが基本機能として紹介されています。

レスポンシブWebデザイン

グリッドフレームワークの作成やレスポンシブ画像のサポートが可能で、表示するデバイスに合わせたコンテンツの調節が行われます。

モバイルプレビュー機能で簡単にスマホ等からの表示を確認でき、デバイスごとのテーマの切り替えにも対応しているのが特徴です。

多言語サイト作成機能

言語ごとのコンテンツ管理が可能で、言語切り替えのボタンやインターフェース翻訳機能が標準で搭載されています。

ソーシャル連携機能

ソーシャルへのログインや、各SNSとの連携機能を付与できます。

マーケティング機能

SEO設定、URLの正規化、問い合わせフォームの作成などによってマーケティング施策をサポートします。

ユーザー管理機能

concrete5を利用するユーザーを任意のグループで管理したり、アカウントごとに権限を設定したりできます。

コミュニティ機能

ユーザー登録やプロフィール編集などを行って、コミュニティに参加する機能があります。

コメント機能などもあるため、コミュニティで簡易的なやりとりが行えます。

ファイル管理機能

ファイル単位のバージョン管理や閲覧・編集の権限設定、ファイルをダウンロードしたログなどを確認可能です。また、画像編集機能もついています。

その他機能

concrete5には、以下のような機能も標準で利用可能です。

  • サイト内検索

  • アンケート機能

  • Googleマップ機能

  • 新着ページの一覧

  • 表示高速化

  • テーマの管理

  • メンテナンスモード など

これらに加えて、マーケットプレイスで有償アドオンを追加していくことができるので、自由なカスタマイズが可能です。

concrete5の料金体系

concrete5はオープンソースなので、インストールから利用まで無料となっています。

一方で有料のアドオンを追加することができるため、必要な機能をプラスする場合にはコストがかかる場合があります。

concrete5でCMSツールを直感的に活用する

concrete5は、オープンソースCMSとして多彩な機能を持つことで知られています。

WordPressと比較して優れている点も多いので、この機会にconcrete5を利用したサイト運営を検討してみてはいかがでしょうか。

concrete5を使用した事例は、こちらで紹介されています。

まずは実際の事例を参考にして、concrete5の使い方や利便性をチェックしてみましょう。

 

また弊社イノーバでは、CMSの選定や各種サイト制作支援を行っております。よろしければ、ぜひ、ご相談ください。

 

 

 

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FAQ

Q. concrete5とはどのようなCMSですか? A. concrete5は、オープンソースのCMSツールで、Webサイトの制作や運用に利用できる汎用性の高いシステムです。HTMLやCSSなどの専門知識がなくても直感的な操作でサイトの構築ができるのが特徴です。ブログ、ECサイト、業務システムなど、様々なタイプのWebサイト構築に活用可能です。

Q. concrete5の利用料金は? A. concrete5はオープンソースのCMSなので、基本的な機能は無料で利用できます。有料のアドオンを追加することで機能を拡張できますが、必須ではありません。導入から運用まで、無料で利用可能なのがconcrete5の魅力の1つです。

Q. concrete5サイトのカスタマイズ方法は? A. concrete5では、ソースコードを変更せずにレイアウトを変更したり、デザインを調整したりできます。また、外部のアドオンを使うことで、さらに自由度の高いカスタマイズが可能です。有料アドオンを販売するマーケットプレイスもあり、セキュリティ面でも安心して機能追加ができます。

Q. concrete5は複数人での運用に向いていますか? A. はい。concrete5は、組織単位でのマーケティングに最適化された機能を備えています。サイト・ページ・ブロック単位で、編集や承認の権限を設定できるので、チームでの共同作業がスムーズです。コンテンツの時限公開機能なども、マーケティング施策に役立ちます。

Q. concrete5とWordPressの違いは? A. concrete5は直感的な操作性を重視し、プログラミングの知識がなくても本格的なサイトが作れるCMSです。一方、WordPressはブログ作成に特化した使いやすさが魅力です。ただし、concrete5の方が細かい権限設定など、チーム運営に適した機能を持っています。サイトの目的に応じて、適したCMSを選ぶのがおすすめです。

Q. concrete5のサポート体制は? A. 日本語の公式サイトがあり、ユーザーコミュニティによる情報共有も活発です。フォーラムでは開発者や上級者からアドバイスをもらえることも。ただし海外発のCMSなので、トラブル対応は基本的にユーザー同士の助け合いに頼ることになります。自力で問題解決できる技術力は必要です。

Q. レスポンシブWebデザインは可能? A. concrete5は、レスポンシブWebデザインの作成をサポートしています。グリッドフレームワークやレスポンシブ画像などを使い、表示デバイスに応じたコンテンツ表示の最適化ができます。モバイル端末でのプレビュー機能もあるので、スマートフォン対応サイトも簡単に作成可能です。

Q. 多言語サイトの構築はできる? A. concrete5には、多言語サイト作成機能が備わっています。各言語のコンテンツを個別管理でき、言語切り替えボタンやインターフェースの自動翻訳にも対応。海外向けWebサイトを作る際にも、concrete5は有力な選択肢となるでしょう。

Q. concrete5でできること、おすすめの用途は? A. シンプルなWebサイトから、ソーシャル連携したコミュニティサイト、ショッピングサイトまで、様々なジャンルのWebサイト構築に利用できます。チームでの共同運営がしやすいのも強みです。少人数制作にはWordPressの方が向いている場合もありますが、それ以外ではconcrete5の汎用性の高さが活きるでしょう。

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