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イノーバマーケティングチーム2024/03/19 11:49:322 min read

オウンドメディア運営の7つの驚くべきメリットと、失敗しない運用のコツとは?

はじめに

インターネットの普及とともに、企業のマーケティング手法も大きく変化しています。
中でも注目を集めているのが、オウンドメディアを活用したコンテンツマーケティングです。

オウンドメディアとは、企業が自ら運営するWebメディアのこと。
自社の商品やサービスに関連する有益な情報を発信することで、ユーザーとの信頼関係を築き、ブランディングや見込み客の獲得につなげる狙いがあります。

しかし、オウンドメディアを始めたものの、思うような成果が出ていないという企業も少なくありません。
オウンドメディアを効果的に活用するには、明確な戦略と適切な運用が欠かせません。

そこで本記事では、オウンドメディアの基本的な概念から、具体的なメリットと導入効果、失敗しない運用のコツまで、網羅的に解説します。
これからオウンドメディアを始めようと考えている方も、すでに運営しているが課題を感じている方も、ぜひ参考にしていただければと思います。

オウンドメディアの可能性を最大限に引き出し、マーケティング戦略の強力な武器としていくためのヒントが、きっと見つかるはずです。

 

そもそもオウンドメディアとは?企業の未来を変える強力なマーケティングツール

 

オウンドメディアとは、企業が自社で所有し、運営するメディアのことを指します。自社のウェブサイトやブログ、SNSアカウントなどが該当します。企業が自ら情報発信することで、従来の広告とは異なる形でユーザーとコミュニケーションを取ることができるのが特徴です。

 

オウンドメディアの定義 - 企業が所有するメディア

 

オウンドメディアの最大の特徴は、企業が自社で所有し、コントロールできるメディアであるという点です。自社の強みを活かしたコンテンツを自由に発信できるため、ブランディングや見込み客の獲得に効果的です。

 

オウンドメディアとブログ・コーポレートサイトの違い

 

オウンドメディアとブログの違いは、企業が運営しているか個人が運営しているかという点です。また、オウンドメディアは、コーポレートサイトとは異なり、自社の商品やサービスを直接的に宣伝するのではなく、ユーザーにとって有益な情報を提供することに重点を置いています。

 

なぜ今オウンドメディアが注目されているのか?

 

近年、インターネット広告に対するユーザーの反応が鈍くなり、広告のクリック率が低下しています。一方でコンテンツマーケティングへの注目が高まっており、自社メディアを通じて有益な情報を提供することが重要になっています。このような背景から、オウンドメディアが注目を集めているのです。

 

オウンドメディアの7つの驚きのメリットと導入効果

 

それでは、オウンドメディアのメリットと導入効果を具体的に見ていきましょう。オウンドメディアには、大きく分けて7つの効果が期待できます。

 

1. ブランディング - 独自の世界観で顧客の心をつかむ

 

オウンドメディアを活用することで、自社ならではの世界観やストーリーを伝えることができます。商品の訴求だけでなく、ブランドの価値観やビジョンを発信し、共感を得ることで、強固なブランド構築が可能です。ユーザーとの長期的な信頼関係を築くことができるでしょう。

 

2. 見込み客の獲得 - 興味関心の高いユーザーを集客

 

オウンドメディアでは、自社の商品やサービスに興味を持ちそうなユーザー層に特化した情報を発信できます。コンテンツを読んで共感したユーザーは、自然と見込み客となっていきます。適切なコンテンツ設計により、効果的なリードジェネレーションが期待できます。

 

3. ファン化・エンゲージメント共感を生み、愛着と信頼を築く

 

オウンドメディアは、ユーザーとの対話によってファン化を促進します。コメント欄でのコミュニケーションや、ユーザーの意見を反映させたコンテンツ作りなどにより、エンゲージメントを高められます。ファンは商品の購入だけでなく、クチコミでの拡散など、企業の成長に貢献してくれるはずです。

 

4. 広告費の削減 - 資産として蓄積する無料の集客装置

 

オウンドメディアでは、質の高いコンテンツが「資産」として蓄積されていきます。過去の記事も検索流入を集め続けるため、記事数が多くなるほど、集客力は高まっていくのです。つまり、広告費をかけずとも、安定的な集客を実現できるわけです。長期的な視点で見れば、オウンドメディアは非常にコストパフォーマンスの高い施策だと言えます。

 

5. SEO効果 - 検索上位表示で検索流入を呼び込む

 

オウンドメディアは、SEO対策に最適な特性があります。自社サイトに質の高いコンテンツを定期的にアップしていけば、検索エンジンからの評価が上がり、関連キーワードで上位表示されやすくなります。検索流入は見込み客を集めるのに非常に有効なチャネルです。オウンドメディアを活用することで、SEOを強化し、安定的な集客を実現できるでしょう。

 

6. 他施策との相乗効果 - SNS・メルマガ等と連携し効果を最大化

 

オウンドメディアは、SNSやメールマガジンなど、他の集客施策とも好相性です。オウンドメディアの記事をSNSで拡散したり、メルマガで告知したりすることで、コンテンツの到達範囲を広げられます。逆に、SNSやメルマガで獲得したファンを、オウンドメディアに誘導するなど、相乗効果が狙えるのです。統合的なデジタルマーケティング戦略の要として、オウンドメディアを活用することをおすすめします。

 

7. 採用ブランディング - 会社の魅力を伝え優秀な人材を引き寄せる

 

消費者だけでなく、求職者に向けたブランディングにもオウンドメディアは効果的です。求人情報だけでなく、社員インタビューやオフィス紹介など、会社の雰囲気が伝わるコンテンツを発信することで、優秀な人材から「働きたい」と思われる企業になれます。採用競争が激化する現代において、オウンドメディアは採用ブランディングの強力な武器になるはずです。

 

オウンドメディアの運用で陥りやすい落とし穴と対策

 

一方で、オウンドメディアの運用には落とし穴もあります。成果を出すためには、これらの点に注意が必要です。

 

落とし穴1: 目的の不明確さ

 

漠然とオウンドメディアを始めても、成果は上がりません。ブランディングなのか、リードジェネレーションなのか、採用なのか、明確な目的を設定し、ターゲットや発信内容を最適化することが大切です。目的に合わせて戦略を立て、PDCAサイクルを回していくことが重要でしょう。

 

落とし穴2: ターゲットの曖昧さ

 

オウンドメディアは、ターゲットとなるペルソナを明確にしておかないと、焦点の定まらないコンテンツになってしまいます。自社の理想顧客像を徹底的に分析し、ペルソナを設定しましょう。ターゲットを理解することは、効果的なコンテンツ制作の第一歩です。

 

落とし穴3: 記事の質の低さ

 

オウンドメディアでは、質の高いコンテンツが求められます。単なる商品紹介や売り込みではなく、読者にとって価値のある情報を提供することが重要です。「ユーザーファースト」の視点を持ち、読者の課題解決や興味関心に寄り添ったコンテンツ作りを心がけましょう。コンテンツの質が低いと、読者は離れていってしまいます。

 

落とし穴4: 更新頻度の低さ

 

せっかく立ち上げたオウンドメディアも、更新頻度が低いと存在感が薄れてしまいます。読者も離れていき、SEO効果も期待できません。継続的に更新していくための社内体制を整え、コンテンツカレンダーなどを活用して計画的に運営していくことが大切です。

 

落とし穴5: 効果測定の不十分さ

 

オウンドメディアの効果を測定し、PDCAサイクルを回すことが重要です。アクセス解析ツールを活用し、記事ごとのPVやユーザーの滞在時間、導線などを分析しましょう。うまくいっている部分、改善が必要な部分を見極め、戦略の最適化につなげていきます。データに基づいた運営が、成功への近道です。

 

オウンドメディア運用のコツ - 成功のカギは継続的な効果の出し方

 

オウンドメディアで成果を出すためには、いくつかの運用のコツがあります。

 

コツ1: 明確な目的とペルソナ設計

 

オウンドメディアの目的を明確にし、ペルソナを詳細に設計することが重要です。ターゲットを明確にした上で、そのペルソナに響くコンテンツを制作していきます。

 

コツ2: 読者ファースト・ユーザー体験重視の記事作成

 

オウンドメディアでは、読者にとって価値ある情報を提供することが何より大切です。自社の商品・サービスの押し売りにならないよう、常にユーザー目線に立ったコンテンツ作りを心がけましょう。読みやすさ、わかりやすさ、デザイン性など、ユーザー体験を重視することも忘れてはいけません。

 

コツ3: 周期的・継続的な更新

 

効果的なオウンドメディア運営のためには、一定の更新頻度を保つことが大切です。週1本以上の記事公開を目安に、コンテンツカレンダーを作成し、計画的に更新していくのがおすすめです。無理のない範囲で続けられるペースを心がけることが重要です。

 

コツ4: データに基づく効果測定とPDCA

 

オウンドメディアの効果は、データに基づいて継続的に測定し、改善していく必要があります。アクセス解析ツールを活用し、記事ごとのPVやユーザーの滞在時間、流入元、導線などを分析しましょう。数値に基づいて戦略を最適化し、PDCAサイクルを回していくことが成功への鍵です。

 

コツ5: 社内巻き込みとチームビルディング

 

オウンドメディア運営を一部の担当者だけの仕事にしてしまうと、継続が難しくなります。社内の巻き込みを進め、チームで取り組む体制を整えましょう。各部署からライターを募ったり、記事のネタ出しを全社的に行ったりと、社内の知見を集約することで、持続可能な運営が可能になります。

 

オウンドメディア運用のステップ

 

ここからは、オウンドメディアを立ち上げ、運用していくためのステップを解説します。

 

ステップ1: 目的の明確化

 

オウンドメディア運営の目的を明確にしましょう。ブランディング、リードジェネレーション、ファン獲得、採用など、何を重視するのかを決定します。複数の目的を設定する場合は、優先順位をつけておくことが大切です。

 

ステップ2: ターゲットペルソナの設定

 

オウンドメディアのターゲットとなるペルソナを設定します。ターゲットの属性や課題、興味関心などを詳細に分析し、ペルソナを具体的に想定しましょう。ペルソナ設計は、コンテンツ企画の基礎となる重要なプロセスです。

 

ステップ3: コンセプトの設計

 

オウンドメディアのコンセプトを設計します。ターゲットのペルソナに響く切り口やテーマを決め、他社との差別化ポイントを明確にしましょう。「どんなメディアにするのか」「どんな価値を提供するのか」を言語化することが大切です。

 

ステップ4: 記事の企画・制作

 

いよいよコンテンツの制作に入ります。ターゲットペルソナの課題や興味関心に沿った記事の企画を行いましょう。SEOを意識したキーワード選定も重要です。文章だけでなく、画像や動画なども活用し、読者を飽きさせないコンテンツ作りを心がけましょう。

 

ステップ5: 公開・運用・改善

 

完成した記事を公開し、運用を開始します。SNSでの拡散やメルマガでのお知らせなど、集客の施策も忘れずに行いましょう。公開後は、アクセス解析を行い、コンテンツの改善ポイントを探ります。PDCAサイクルを回し、継続的に最適化を図ることが大切です。

 

まとめ:オウンドメディアは企業の未来を切り拓く鍵

 

オウンドメディアは、企業にとって大きな可能性を秘めたマーケティングの手法です。ブランディング、リードジェネレーション、ファン獲得、採用など、さまざまな目的に応じて活用できるのが強みでしょう。

 

本記事で解説したメリットを最大限に活かし、落とし穴を避けながら、戦略的にオウンドメディアを運用していくことが重要です。

 

自社のリソースだけでオウンドメディアを運営するのは、なかなか大変かもしれません。

 

そんな時は、イノーバまでぜひお声がけください。豊富な実績を持つ専門家チームが、戦略立案から記事制作、運用まで、貴社の事業成長に貢献できるよう、トータルでサポートいたします。

 

自社の強みを活かしたオウンドメディア戦略を

 

オウンドメディア運営で何より大切なのは、自社の強みを活かすことです。他社にはない専門性やノウハウ、ユニークな視点を持つ人材など、自社ならではの資産を最大限に活用しましょう。

 

競合他社と同じような内容では、差別化は図れません。自社の個性が詰まったオリジナリティあふれるコンテンツを発信し続けることで、他社にはないオウンドメディアの価値を生み出すことができるはずです。

 

オウンドメディア運用によくある質問

 

Q. オウンドメディアの運用には、どのくらいの期間とコストがかかりますか?

 

オウンドメディア運用には一定の時間とコストが必要です。最低でも36ヶ月は継続的な運用を見据えておきましょう。目安としては、月間50万円程度の予算があると、記事制作や運用をある程度外注しながら進められます。ただし、本格的な効果が出るまでには1年以上かかるケースが多いので、長期的な視点を持つことが大切です。

 

Q. オウンドメディアで扱うべきテーマが見つかりません。どうしたらいいですか?

 

自社の強みや独自性を再確認することから始めましょう。他社にはない商品・サービスの特長、ターゲットの課題解決につながる専門知識、社員の個性的なスキルなど、自社ならではの魅力を掘り起こしてみてください。そこから、オウンドメディアならではの切り口やテーマが見つかるはずです。ユーザーへのヒアリングや競合調査も有効です。

 

Q. 社内にライターがいないのですが、どのように記事制作を進めたらいいですか?

 

社内でライティング研修を行い、ライター人材を育成する方法があります。各部署から原稿を募ったり、ライター志望の社員を発掘したりと、社内の知見を結集させるのも一案です。一方、外部のライターに発注するという選択肢もあります。専門的な記事制作会社に依頼すれば、質の高い記事を安定的に確保できるでしょう。自社の状況に合わせて、最適な方法を選択することが大切です。

 

\マーケティングの現場から、思わずホッコリする話題をピックアップ/

マーケ部中村さんのティータイム

忙しいマーケターが仕事の合間の一服タイムに、ほっと一息つける話題をセレクト。
面白おかしい話も為になる話も盛り込みました。

競馬の世界から学ぶオウンドメディアの戦略

私の趣味の一つに、競馬があります。競馬は、様々な要素を分析し、最適な戦略を立てるスポーツ。実は、オウンドメディアの運営にも通じるものがあるのです。

まず、競馬で重要なのは、各馬の特性を把握すること。距離適性や脚質、調教の状態など、多角的に分析します。オウンドメディアでも、ターゲットとなる読者の特性を深く理解することが大切。読者のニーズや行動パターンを分析し、最適なアプローチを考えていく必要があります。

また、競馬では、レースの展開予想が欠かせません。ペースの速い展開になるのか、差し馬が有利になるのか。オウンドメディアでも、業界の動向やトレンドを予測しながら、戦略を立てていくことが求められます。

そして、競馬では、リスクとリターンのバランスを考えながら、馬券を購入します。オウンドメディアでも、コンテンツ制作や広告宣伝にかけるコストと、見込まれる効果のバランスを考える必要があります。ROIを意識した運営が重要だと言えるでしょう。

最後に、競馬で最も大切なのは、軸となる「狙い馬」を決めること。オウンドメディアでも、軸となる主要コンテンツを設定し、そこに注力していくことが成功の鍵を握ります。

競馬の戦略をオウンドメディアに応用することで、より効果的な運営が可能になるはずです。ぜひ参考にしてみてください。

それでも競馬は外したりガミったり(的中はするけれど、購入額より払戻額が低いこと)するので、あくまで参考程度に……

 

 

オウンドメディアの全体像を知りたい方は、こちらをお読みください。

オウンドメディアの失敗・リスクを知りたい方は、こちらをお読みください。

 

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株式会社イノーバの「イノーバマーケティングチーム」は、多様なバックグラウンドを持つメンバーにより編成されています。マーケティングの最前線で蓄積された知識と経験を生かし、読者に価値ある洞察と具体的な戦略を提供します。