検索順位を順位を上げるには?具体的なポイントや便利なツールについて解説

SEO
検索順位は、GoogleやYahoo!などの検索エンジンを使ったときに表示される結果の順番のことです。
上位に表示されるほどユーザーの目に止まりやすく、Webサイトを認知してもらいやすいというメリットがあります。
企業のマーケティング活動において検索順位を上げることはとても重要で、多くの企業がさまざまな施策を用いて検索結果の反映に力を注いでいるのです。
しかし、検索順位の具体的な仕組みや上げるためのポイントを知らなければ、検索結果に反映することは難しいでしょう。
そこでこちらでは、検索順位の基本的な仕組みと、順位を上げるためのポイントを解説します。
検索順位をチェックする便利なツールも紹介しますので、この機会に具体的な施策を見直してみましょう。
目次
検索順位とは?
検索順位とは、検索エンジンにキーワードを打ち込んで検索をした際に、結果として表示される順番のことを指します。
GoogleやYahoo!などの検索エンジンを使って何かを調べるとき、キーワードごとに検索順位が決まっています。
上位に表示されることでユーザーに閲覧される可能性が高まり、Webサイトへの流入率の向上、サイトの認知度の向上に期待可能です。
どれだけ良質なWebコンテンツを作成しても、検索順位が低ければユーザーに届けることができません。
特に最初のページに表示されるか、それ以降のページに表示されるかではWebサイトの認知度が大きく変わるため、検索順位を上げて自社コンテンツを見つけやすくする工夫が必要です。
検索順位を決める仕組みについて
Webサイトの検索順位は、検索エンジンによって設定されたアルゴリズム(評価基準)によって決められます。
Googleは「検索結果における重要な要因」として次の5つを公表しています。
- 検索クエリの意味
Googleはユーザーが検索するワードを分析しています。また、急上昇中のキーワードが検索された場合には古いページではなく最新の情報が上位表示される等、よりユーザーにとって有益だと思われる情報が評価されます。
- コンテンツの関連性
Googleのシステムでは、「鳥」で検索した際に「鳥」という単語が何度も出現するページは評価されず、「鳥」に関する画像や動画、鳥種リスト等という「鳥」のキーワードと関連性の高いコンテンツが含まれているものが評価されます。
- コンテンツの質
数多くの情報源としてのコンテンツは更新され続けるため、コンテンツと情報との関連性や信頼性、権威性があるかを常に評価し、ユーザーにとって信頼できる検索結果であるよう日々システムを改善しています。
- ウェブサイトのユーザビリティ
ある1つの情報に関する2つの有益なコンテンツの内容に大きな差がない場合には、例えばユーザーにとってアクセス性が高い方(モバイルフレンドリーであるかどうか、読み込みのスピードに問題がないか)が効果的である可能性があります。
- コンテキストと設定
ユーザーの過去の検索履歴や位置情報、セーフサーチなど検索における設定もまた、関連性の高い検索結果を提供するためにGoogleは役立てています。
また、Googleではクローラーと呼ばれるロボットがインターネット全体をクロール(巡回)して、Webサイトを見つけてそのサイトをデータとしてインデックス(登録)します。
インデックスされたWebサイトは評価されるために整備され、サイトの内容に基づいてランキング化されるのです。
このランキング結果が検索順位となり、キーワードの検索時に反映されます。
検索順位について知る際には、まずこの仕組みを把握することがポイントです。
検索順位が高くなるメリット
検索順位が高くなることには、さまざまなメリットがあります。
以下を参考に、検索順位を高めるメリットをチェックしてみましょう。
クリック率が高まる
検索順位が上がると、ユーザーのクリック率が高まってWebサイトへの流入が高まるというメリットがあります。
検索順位によってクリック率は大きく変わり、例えば2020年にSISTRIX社が行った調査によると、クリック率は検索順位ごとに以下のように変動しているようです。
※画像参考元:2020年にSISTRIX社が行った調査を基に、イノーバが作成
検索順位が1位で表示される場合、28.5%のクリック率になりますが、2位の場合には約半分の15.7%まで落ち込んでいることが分かります。
4位以下からは10%を切る結果になっているので、検索順位によってWebサイトへの流入数が随分と変わることになるでしょう。
特にまだ自社サイトを知らない新規ユーザーは、検索順位の結果を参考にクリックするサイトを選択することが想定されます。
新規ユーザーの獲得を目指すのなら、検索順位を上げることにメリットがあるでしょう。
リスティング広告にかけるコストを削減できる
検索順位を上げることは、リスティング広告にかけるコスト削減につながります。
リスティング広告とは、検索したキーワードに合わせて表示される広告のことで、「検索連動型広告」とも呼ばれます。
リスティング広告を出稿することで、検索順位に関わらずキーワードごとに自社サイトを上位表示できますが、運用を継続する場合コストがかかり続けるため費用対効果について考えなければなりません。
純粋に検索順位が高ければ、リスティング広告にかかる費用は不要となるため、低リスク低コストでユーザーの獲得が望めるでしょう。
検索順位を上げるためのポイント
検索順位を上げるためには、いくつかのポイントがあります。
それぞれの詳細を確認し、自社コンテンツをページの上位に表示できるよう工夫してみましょう。
Googleのアルゴリズムを把握する
検索順位を上げるには、順位を決定するロジックであるアルゴリズムを知ることが重要です。
しかし、Googleのアルゴリズムの要素は200以上あり、全てを公開しているわけではありません。
そのため全ての要素を把握することはできませんが、Googleは公式で「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」「ウェブマスター向けガイドライン」といった検索順位に関連するSEO対策ガイドを公開しているので、まずは内容をチェックしておきましょう。
また、アルゴリズムは定期的アップデートされるため、常に変化をチェックして対応していく体制づくりも重要です。
ユーザーニーズに合ったコンテンツを提供する
検索順位を高めるには、ユーザーニーズに合わせたコンテンツの提供、いわゆるコンテンツSEO対策が必要です。
ターゲットとキーワードの選定を行い、コンテンツを想定ユーザー向けに作成することで、検索順位の上昇につながります。
また、ユーザーが使いやすいデザインおよびUI/UXを考えたり、モバイルデバイス向けに表示画面を最適化したりといった内部対策施策も有効です。
クローラーにピックアップされやすいサイト作りを徹底する
Googleのクローラーにピックアップされやすいサイト作りも、結果的にSEO対策の一環となって検索順位に影響します。
例えば内部リンクの最適化、XMLサイトマップの設置、URL正規化、HTMLタグの正しいマークアップなどの施策が、クローラーに登録されやすいサイト作りにつながります。
ユーザーだけでなく、クローラーが理解しやすいサイトを構築することも検索順位を高めるコツです。
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検索順位のチェック方法
Webサイトの検索順位をチェックするには、いくつかの方法があります。
そのひとつが、Chromeなどの「シークレットモード」の活用です。
検索順位は普段自分が使っている履歴を参考にして個別にカスタマイズされ変動してしまうため、単純に検索しただけでは正確な順番を把握できません。
そこでシークレットモードを使うことで、個人のデータを参照しないで検索結果が表示されるため、正しい検索順位を確認できます。
また、検索順位のチェック時には、専用のSEOツールを使うこともおすすめです。
インターネット上には検索順位をチェックするためのツールが多数公開されているため、簡単かつ便利に検索順位を確認できます。
正確な順位を把握するためには、検索順位確認ツールを使ってみることもおすすめです。
おすすめの検索順位チェックツール10選
検索順位チェックツールはいくつかあるため、事前にどんなサービスがあるのか確認しておくことがポイントです。
以下を参考に、おすすめの検索順位チェックツールを確認してみてください。
検索順位チェッカー
無料で検索順位を確認できるツールで、Google、Yahoo!、Bingといった有名検索エンジンごとに内容を確認できるのが特徴です。
確認結果をCSV形式でダウンロードしたり、検索条件を保存できるのも魅力となっています。
SEOチェキ!
SEOに関する情報を総合的に確認できるツールで、検索順位以外にも発リンク数、キーワード出現頻度などを把握できます。
無料での利用が可能で操作感も軽快で、使いやすさが特徴の検索順位チェックツールです。
ohotuku.jp
300位までの検索順位を確認できる無料のチェックツールです。
簡易的なツールなため高度な機能はありませんが、同時に3つまでキーワードをチェックでき、履歴の保存も可能となっています。
SEOラボ
スマホおよびモバイルサイトの検索順位を確認できるツールです。
スマホで検索した際の結果を表示でき、数秒で調査が完了する簡易性が特徴です。
KEYWORD FINDER
クラウド上で情報を確認できるツールで、検索順位のほかにおすすめキーワードや検索数などを自動取得できます。
順位を知りたいキーワードや競合サイトを登録することで、順位の変動を確認できるのも魅力です。
利用は有料となっていて、プランごとに登録できるサイト数やキーワード数が変わります。
BULL
完全自動での順位検索が可能なツールで、独自にGoogleの順位変動の結果をグラフにして検索順位と比較できる機能が特徴です。
スマホやタブレットでも簡単に利用できるので、手軽に詳細を確認できるのが強みとなっています。
利用には料金がかかり、プランごとに利用できるURL・キーワードの数が変わります。
Gyro-n SEO
検索順位に加えて、ページ分析やキーワードサジェスト機能、競合サイトとの比較などが可能な総合ツールです。
順位変動がグラフで把握できたり、指定した地域から情報を確認できるローカル検索機能が利用できたりとメリットが多いです。
有料プランが複数用意されていて、登録サイト数や管理するキーワード数ごとに選択できます。
GRC
パソコンにインストールして使用する検索チェッカーで、無料での利用が可能です。
設定しておけば起動するだけで検索順位のチェックが行われ、順位変化をグラフで確認できます。
ライセンスを購入することで、管理するキーワード数や登録できるURLを増やすことも可能です。
SEO PowerSuite
検索順位チェックやその他多くのツールを利用できるサービスで、Windows、Mac、Linuxといった各種OSにインストールが可能です。
海外製ですが日本語に対応しているので、使用感は問題ありません。
基本無料で利用できますが、有料プランに移行することで多数の機能が活用できるようになります。
Serposcope
無料で使えるオープンソースチェックツールで、キーワードの登録が無制限に行えるのが特徴です。
インストールすることで利用が可能となるため、簡単に使いはじめることができます。
検索順位がなかなか上がらないときは
さまざまな施策を試したのに、なかなか検索順位が上がらないときには、何かしらの原因が考えられます。
以下のポイントをチェックして、改善を進めてみましょう。
クローラーが認知するまでに時間がかかる場合も
新規で立ち上げたWebサイトやコンテンツは、クローラーが認知するまで時間がかかる場合があります。
状況によっては数週間~数か月程度かかることもあるため、すぐには検索結果に反映されないケースもあるのです。
先述したクローラーにピックアップされるための施策を試して、素早くインデックスされるように工夫してみましょう。
順位が上がらない記事はリライトして改善する
検索順位が芳しくない記事は、SEO的に問題があることが考えられます。
そのまま放置するのではなく、リライトして改めてSEOにマッチしたコンテンツに改善することがおすすめです。
情報が古くなっていたり、Googleのアルゴリズムが変わっていたりすると、過去の記事の順位が大きく落ちることもあります。
検索順位の推移が落ち込んでいる場合も、リライトを検討してみましょう。
関連記事 | リライトとは? SEO対策に欠かせないリライトの重要性とその手順
専門家の力を借りることも検討
検索順位を上げるには、SEOをはじめとした専門知識が必要になります。
自社だけでWebサイトの順位を上げることが困難に感じる場合には、専門家に外注することもおすすめです。
SEO対策の専門家・専門企業に依頼することで、自社にノウハウを蓄積することもできます。
将来的に役立つスキルを獲得できるので、1度本格的なSEO対策および検索順位上昇のための施策を専門家に依頼してみてはいかがでしょうか。
検索順位を高めることが自社コンテンツの評価につながる
検索順位を高めることは、結果的に自社コンテンツの露出を増やし、ユーザーからの評価を高めることにつながります。
流入数アップやCV率アップなどの目標達成を目指す場合には、自社のWebサイトが何番目に位置するのかをこまめにチェックしていきましょう。
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