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イノーバマーケティングチーム2024/03/14 22:15:251 min read

Web制作での画像選定のポイント - 訴求力を高める画像の選択と活用法

ウェブサイトに画像を使うことは、ビジュアル的な訴求力を高め、ユーザーの興味を引き付けるために欠かせません。しかし、初心者にとって、どのような画像を選べばいいのか、悩むことも多いのではないでしょうか。

画像選びで失敗すると、せっかくの魅力的なコンテンツも台無しになってしまいます。逆に、適切な画像を選ぶことができれば、ウェブサイトの訴求力は格段に上がります。

本記事では、ウェブ制作における画像選定のポイントと、訴求力を高めるための活用法について、初心者の方にもわかりやすく解説します。基本的な知識から、実践的なテクニックまで、ウェブ制作で役立つ情報をお伝えします。

ウェブサイトで使用される画像の種類と形式

まずは、ウェブサイトでよく使われる画像の種類と形式について理解しておきましょう。主に以下の2種類があります。

ラスター画像

  • JPEG:写真などの色数が多い画像に適しています。ファイルサイズを小さくできますが、圧縮の度合いが高いと画質が下がります。
  • PNG:透過性のある画像や、色数の少ないイラストに適しています。画質を保ったまま圧縮できますが、JPEGよりもファイルサイズが大きくなります。
  • GIF:色数の少ない画像やアニメーションに適しています。ファイルサイズは小さくなりますが、画質は低めです。

ベクター画像

  • SVG:拡大縮小しても画質が劣化しない画像形式です。アイコンやロゴなどに適しています。ファイルサイズも小さく抑えられます。

ウェブサイトの用途や目的に合わせて、適切な画像の種類と形式を選ぶことが大切です。

画像選定のポイント

ウェブサイトに使用する画像を選ぶ際は、以下のポイントに注意しましょう。

1. サイトの目的や訴求内容に合った画像を選ぶ

画像は、ウェブサイトの目的や訴求したい内容に合ったものを選ぶ必要があります。

  • 企業のコーポレートサイトであれば、企業イメージを適切に伝える画像を選びましょう。オフィスの雰囲気や、スタッフの働いている様子などを撮影した写真が効果的です。
  • ECサイトなら、販売する商品の魅力を最大限に引き出す画像を使いましょう。商品の詳細や特徴がわかりやすく伝わる画像を選ぶことが重要です。
  • ブログの場合は、記事の内容に関連する画像を使うのがおすすめです。読者の理解を助け、興味を引き付ける画像を選びましょう。

2. ファイルサイズに注意し、適切なサイズに圧縮・リサイズする

画像のファイルサイズが大きすぎると、ウェブサイトの表示速度が低下し、ユーザー体験を損ねてしまいます。

そのため、画像を適切なサイズに圧縮・リサイズすることが重要です。画像編集ソフトを使って、ウェブサイトでの表示サイズに合わせて画像のサイズを調整しましょう。その際、画質を落とさずに圧縮することを心がけてください。

ファイルサイズの目安としては、1枚あたり数百KB以内に収めることを目指しましょう。ただし、画像の内容や用途によって最適なサイズは異なるので、状況に応じて判断することが大切です。

3. 画像選定の際の注意点

画像を選ぶ際は、以下の点にも注意が必要です。

  • 著作権や肖像権の問題がないか確認する
  • 不適切な内容の画像は避ける
  • 画質が低すぎる画像は使わない

特に著作権や肖像権については、トラブルを避けるためにも慎重に確認しましょう。無断で使用してしまうと、法的な問題に発展する可能性があります。

画像の入手方法

ウェブサイトで使用する画像は、以下の方法で入手することができます。

1. 無料の画像素材サイトを利用する

インターネット上には、無料で利用できる画像素材サイトがたくさんあります。代表的なサイトとしては、以下のようなものがあります。

これらのサイトでは、高品質な写真やイラストを無料でダウンロードできます。ただし、利用規約を確認し、適切な方法で使用することが大切です。

また、クレジット表記が必要なサイトもあるので、注意しましょう。

2. 有料の画像素材サイトを利用する

より高品質な画像や、幅広いジャンルの画像を探している場合は、有料の画像素材サイトを利用するのがおすすめです。代表的なサイトとしては、以下のようなものがあります。

有料サイトの場合、一定の料金を支払う必要がありますが、質の高い画像を入手できます。ウェブサイトのクオリティを高めたい場合は、有料サイトの利用を検討してみましょう。

3. 自分で撮影・作成する

自分で写真を撮影したり、イラストを作成したりするのも一つの方法です。オリジナリティのある画像を使いたい場合は、この方法がおすすめです。

ただし、撮影や作成には時間と手間がかかるので、効率的に進めることが大切です。必要な画像を計画的に用意しましょう。

HTMLとCSSでの画像の配置方法

ウェブサイトに画像を配置するには、HTMLとCSSを使用します。

HTMLでは、<img>タグを使って画像を表示します。以下のように記述します。

<img src="画像のURL" alt="画像の説明文">

src属性には、表示したい画像のURLを指定します。alt属性には、画像の説明文を記述します。これは、画像が表示されない場合の代替テキストとして使用されます。

また、width属性とheight属性を使って、画像のサイズを指定することもできます。ただし、これらの属性は必須ではありません。

CSSを使えば、画像の配置やサイズをより細かく調整できます。例えば、以下のように記述することで、画像を中央寄せにすることができます。

img {
  display: block;
  margin: 0 auto;
}

また、max-widthプロパティを使って、画像の最大幅を指定することもできます。これは、レスポンシブデザインを実現するために役立ちます。

img {
  max-width: 100%;
  height: auto;
}

このように記述することで、画像がコンテナの幅に合わせて自動的にリサイズされます。

訴求力を高める画像の活用法

画像は、ウェブサイトの訴求力を高めるために非常に重要な役割を果たします。以下のような活用法を意識することで、より効果的に画像を使うことができます。

1. 感情に訴えかける画像を使う

人物の表情や仕草が写った画像は、感情に訴えかける力があります。笑顔の写真を使えば、親しみやすさや信頼感を与えることができます。

また、ストーリー性のある画像を使うことで、ユーザーの共感を得ることができます。例えば、商品の使用シーンを撮影した画像などは効果的です。

2. インフォグラフィックスを活用する

インフォグラフィックスは、情報を視覚的に表現したグラフィックスです。複雑な情報をわかりやすく伝えるのに適しています。

数値データや統計情報などを、チャートやグラフを使って表現することで、ユーザーの理解を助けることができます。

3. 一貫性のあるビジュアルデザインを心がける

ウェブサイト全体で、一貫性のあるビジュアルデザインを維持することが大切です。色使いや画像のスタイルを統一することで、ブランドイメージを確立し、信頼感を高めることができます。

また、ページ間の移動がスムーズになり、ユーザーにストレスを与えずに閲覧してもらうことができます。

画像のSEO対策

検索エンジン最適化(SEO)の観点からも、画像の最適化は重要です。以下のような対策を行うことで、検索エンジンにアピールし、ウェブサイトへの流入を増やすことができます。

1. ファイル名を適切に設定する

画像のファイル名は、検索エンジンがその画像の内容を理解するための手がかりになります。ファイル名には、画像の内容を適切に表す言葉を含めましょう。

例えば、image1.jpgではなく、apple-pie-recipe.jpgのように、具体的な名前を付けることをおすすめします。

2. alt属性を活用する

先述の通り、alt属性は画像の説明文を記述するための属性です。この説明文は、検索エンジンが画像の内容を理解するのに役立ちます。

alt属性には、画像の内容を的確に表す言葉を含めましょう。ただし、キーワードを詰め込みすぎるのは避けてください。自然な文章で記述することが大切です。

3. 構造化データを使う

構造化データを使うことで、検索エンジンに画像の内容を明示的に伝えることができます。

例えば、schema.orgのImageObjectを使って、以下のように記述することができます。

<div itemscope itemtype="http://schema.org/ImageObject"> 
<img src="apple-pie.jpg" alt="自家製アップルパイの写真" itemprop="contentUrl">
<meta itemprop="name" content="自家製アップルパイ"> </div>

モバイル端末への対応

スマートフォンの普及に伴い、モバイル端末への対応は欠かせません。画像の表示方法にも工夫が必要です。

1. レスポンシブデザインを採用する

レスポンシブデザインを採用することで、画面サイズに応じて画像のサイズを最適化することができます。前述の通り、CSSのmax-widthプロパティなどを活用しましょう。

2. 適切な画像サイズを用意する

モバイル端末では、画面サイズが限られています。そのため、必要以上に大きなサイズの画像を使うと、表示に時間がかかってしまいます。

端末の画面サイズに合わせて、適切なサイズの画像を用意することをおすすめします。

3. 高解像度ディスプレイへの対応を忘れずに

高解像度ディスプレイを搭載したモバイル端末も増えています。通常サイズの画像では、粗く表示されてしまう可能性があります。

そのため、高解像度ディスプレイ用の画像を用意することも大切です。srcset属性を使って、ディスプレイの解像度に応じて最適な画像を表示するようにしましょう。

以上が、ウェブ制作における画像選定と活用法についての解説です。

まとめ

以下のポイントを押さえることで、ウェブサイトの訴求力を高め、ユーザーに良い体験を提供することができるでしょう。

  • ウェブサイトの目的に合った画像を選ぶ
  • 画像の種類と形式を理解し、適切なものを選ぶ
  • ファイルサイズに注意し、適切なサイズに圧縮・リサイズする
  • 著作権や肖像権の問題がないか確認する
  • 無料・有料の画像素材サイトを活用する
  • HTMLとCSSを使って、画像を適切に配置する
  • 感情に訴えかける画像やインフォグラフィックスを活用する
  • 一貫性のあるビジュアルデザインを心がける
  • SEOを意識して、ファイル名やalt属性を設定する
  • モバイル端末に適した画像の表示方法を工夫する

本記事が、皆さんのウェブ制作における画像選定と活用の参考になれば幸いです。魅力的な画像を使って、ユーザーを惹きつけるウェブサイトを制作してください。

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株式会社イノーバの「イノーバマーケティングチーム」は、多様なバックグラウンドを持つメンバーにより編成されています。マーケティングの最前線で蓄積された知識と経験を生かし、読者に価値ある洞察と具体的な戦略を提供します。