デジタルマーケティングの効率と効果を最大化するツールをとは?

デジタルマーケティング

デジタルマーケティングを推進していくには、ツールの活用が欠かせません。人の手でカバーしようとすると作業が膨大になるばかりか、ヒューマンエラーによる機会損失にもなりかねないからです。例えば、見込み客リストの整理一つとっても、数が増えるほど表計算ソフト等を用いた管理には限界があります。管理ができたとしても、それがゴールではなく、メールによる個別のアプローチや見込み客のランク付けなど、取得したリストを活用してことが重要となるので、ますます人的に処理しようとするのは難しくなります。

しかし、一口にデジタルマーケティングといってもその領域は多岐にわたります。ツールを活用することが大切だとわかっていても無数にあるツールの中からどれを選ぶのかがわからないという人も多いでしょう。そこで、デジタルマーケティングを領域を分解し、個別の領域で必要なツールを整理しました。これからデジタルマーケティングにトライしようとしている人はもちろん、すでに手掛けている人も最適なツール選びの参考にしてください。

デジタルマーケティングに必ず必要になるのが顧客管理ツール

デジタルマーケティングの基本は「顧客データ」の管理です。データを蓄積し、そのデータをもとに仮説を立てて実行していくのが、デジタルマーケティングの土台のとなる考えだからです。勘や経験に頼らないので成功率を高めることができます。データが増えれば増えるほど、成功の確率はさらに高まっていくでしょう。データを蓄積するためのツールや取得すべきデータの種類、データの分析方法など、データを有効活用するためのノウハウが豊富なのがデジタルマーケティングの強みといえます。

顧客データの管理には「CRM」がおすすめです。CRMとは「Customer Relationship Management」の略で、「顧客関係管理」と訳されます。顧客との関係を深め、生涯顧客価値を高めるための仕組みやツールを指します。CRMを活用することで、顧客の管理を効率的に進めることができます。表計算ソフトではフォーマットの作成から手掛けなければいけませんし、属性ごとにデータを呼び出したりするには手間がかかります。また、顧客管理で大切なポイントである共有がしにくいのも欠点です。CRMなら属性ごとに管理したり、売れる傾向を分析したりなど、顧客情報を一元管理でき活用もしやすくなります。CRMには他にも問い合わせの管理やメール配信、セミナー・イベントの集客補助など多彩な機能が備わっているツールがあります。

自社のデータだけでなく、他社のデータも管理したいときは「DMP」を活用していくと良いでしょう。DMPとは「Data Management Platform(データ マネジメント プラットフォーム)」の略で、「インターネット上に蓄積された様々な情報データを管理するためのプラットフォーム」のことです。DMPには、顧客の属性データからWebサイト上の顧客の行動履歴、Web 広告配信データなど様々なデータが蓄積されており、最適な広告配信ができるようになります。

デジタルマーケティングの目的に応じてツールを選ぶ

顧客管理の整備ができたら、自社の目的に応じたツールを選ぶフェーズにうつります。どのような目的に対してどのようなツールがあるのかをみていきましょう。

MAによるマーケティングの簡素化・自動化

MAとはマーケティングオートメーションの略で、マーケティング活動を簡素化・自動化するためのツールや仕組みをさします。見込み客の集客のサポートやナーチャリング(育成)が自動化されマーケティング活動の労力を減らすことができるでしょう。

展示会への出展や広告出稿、セミナーの開催など様々な経路で獲得した見込み客のリストを一元管理でき、属性に応じてメール等で情報を発信することでナーチャリングしていきます。メールアプローチにおいても、一斉送信によるメルマガのような配信から顧客の行動に合わせて内容を変えていくステップメール、ある一定の行動を行った人に対するターゲティングメールというように方法を分けてアプローチできるのでナーチャリング効果も高めていけるでしょう。これらのきめ細かいマーケティング活動を人的に処理するには限界があります。MAは自動化によって労力が軽減できるだけでなく、マーケティングの効果を高める働きもあるのです。

アクセス解析ツールでサイトを改善し効果を高め続ける

デジタルマーケティングではWEBサイトを起点した設計をすることが多くあります。SNSやSEOで自社サイトへのアクセスを増やして問い合わせを獲得する、メールで商品を案内しサイトに誘導して購買させる、などサイトを中心に販売までの導線を作りあげていきます。

そのためサイトを常に改善し続けていくことが重要になります。そこで活用したのがアクセス解析ツールです。サイトへのアクセス数やコンバージョン数、サイト内での行動などを分析し、問題点を解決していくことでサイトを成長させることができます。代表的なツールにはGoogleアナリティクスがあります。サイトの流入状況や行動データ等を集計・分析ができ、デジタルマーケティングを進める上で必須のツールといえるでしょう。

CMSでサイトを管理する

CMSとは、Contents Management Systemの略で、テキストや画像、デザイン・レイアウト情報などのコンテンツを一元管理するシステムのことです。CMSを導入することで、専門知識がなくてもページの更新や管理ができるようになります。ブログやトピックスのように更新頻度の高いページを、毎回外注していては費用・時間面で負担が大きいでしょう。しかし、CMSを活用することで自分たちで更新を完結することができるので、ブログマーケティングを検討している方はCMSをぜひ検討したいところです。代表的なツールにはワードプレスがあります

代表的なツールを紹介してきましたが、このほかにも「動画を効率的に配信するためのツール」、「メールの配信システム」、「SEOツール」などがあります。デジタルマーケティングの目的を定めたら、ツールもあわせて検討していきましょう。

デジタルマーケティング推進におけるツール選びのポイント

闇雲にツールを選んでしまうと、効果が低いばかりかツールを活用することそのものが負担になってしまうことになりかねません。それでは、ツールはどのように選んでいけば良いのでしょうか。

目的を明確にする

「目的に応じて選ぶ」と解説しましたが、その目的が曖昧であればツールを選ぶことができません。自社の商品・サービスとターゲットをよく分析し、見込み客との出会いから販売までの流れを一度可視化してみるのがおすすめ。可視化することで、各フェーズで何が必要なのか(何が足りないのか)がみえてきます。また、目的は絞り込むことが大切です。一度に複数の施策を実行することは資源の面から困難でしょう。目的に優先順位をつけて実施していきましょう。

一元管理できるツールを選ぶ

MA、CMS、アクセス解析、メール配信など、様々なツールがありますが、あまりに多くのツールを導入してしまうと、ツールを“つぎはぎ”で活用することになり、逆に担当者の負担を増やしてしまいます。できるかぎり一元管理できるツールを選ぶことで、大切なツールの活用に集中できます。

ツールを上手に活用してデジタルマーケティングを成功させよう

デジタルマーケティングはツールありきで検討すると失敗しますが、ツールを全く活用しないで実行しても失敗する可能性が高くなります。いかにツールを上手に活用するかが、デジタルマーケティングの成功のポイントといえるでしょう。デジタルマーケティングの土台となるのは顧客データです。まず、顧客の管理を効率的・効果的にするツールを検討しましょう。顧客管理という土台ができたら、自社のマーケティングの目的に応じてツールを選択していきます。販売までのプロセスを明確にすれば、必要なツールは見えてきます。ツールを上手に活用し、デジタルマーケティングで成果をあげていきましょう。

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