マーケティングオートメーション海外事例:企業向けソフトウェア販売Cincom

マーケティングオートメーション
海外のマーケティングオートメーション事例を紹介するシリーズ。今回は、企業向けにソフトウェア販売をしているCincom Systemsの事例を紹介する。
1 課題
Cincom Systemsは、1968年創業。17ヵ国に24ヵ所のオフィスを持つグローバル企業である。彼らは、営業が対応している顧客が、まったくの新規顧客なのか、既存のメルマガ登録者で様々な情報を受け取っているのか、全く判らないという問題を抱えていた。
2 導入した機能
個別のユーザートラッキング機能 ユーザー別の閲覧コンテンツの分析 プログレッシブプロファイリング(入力フォームの項目を動的に変える事で、ちょっとずつ属性情報を集めていく機能) 具体的には以下の通りだ。
- 登録者がメルマガ記事をクリックしサイトにたどり着いた後、その後のサイト内での動向を追跡。
- 記事をテーマごとにタグし、登録者がどういったテーマに興味があるのかの分析。興味があるテーマを割り出すことにより、どういった商品やサービスを売り込めるかを判断。
- メルマガ、ブログ、ebook、ウェブサイト、podcastsなど、あらゆるコンテンツのオーディットを実施し、人気コンテンツの把握。
- プログレッシブプロファイリング機能を取り入れ、登録者の情報を収集。
- 登録者像がクリアになることで、的確な情報提供を行い、コンテンツへのエンゲージメントを向上。 上記で得た情報をセールスチームに提供し、リードへとつなげた。
3 成果
キャンペーンの開封率256%向上
メルマガ開封率(Click-to-Open)1,941%向上
1,513件のリードの獲得
1週間の新規セールスリード数、平均18件
Source: econsultancy
Photo Credit:Antonio Tajuelo
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