導入事例
SEO未経験から4ヶ月で自然流入数が倍増。内製化も目指した自走力も養えるイノーバの伴走支援
- コンテンツマーケティングを実施する必要性を感じていたが、社内に実務経験がある人材がいなかった。
- 将来的に内製でコンテンツの企画・制作ができるように、社内の人材育成にもつなげられるサービスを探していた
- 潜在層へ訴求力を高め、シェアオフィスサービス「BIZcomfort」の認知度を上げる。
- コンテンツマーケティングの運用を内製化するための知識や経験を蓄積する。
- コラムの掲載から約4カ月でセッション数が倍以上に伸びた。
空室に価値とデザインを添え、新たな使い方を提案する
株式会社WOOCは、2008年9月に設立。「空室に『VALUE(価値)』と『DESIGN(デザイン)』を」という企業理念のもと、眠っていた不動産を新しいカタチへつくり変えて収益化させる、不動産業界でのオンリーワン企業を目指しています。
コワーキングスペースとレンタルオフィスのシェアオフィス事業「BIZcomfort」、レンタルオフィス事業「BIZcircle」の運営、住宅サブリース事業など不動産事業を幅広く展開。昨今課題となっている空き家問題などにも取り組みながら、時代の流れに合わせた新しい価値を提供し続けています。
株式会社WOOCで、主力サービスであるBIZcomfortの知名度を上げるべく、2022年11月からイノーバの伴走型支援サービスを利用されている、オフィス事業戦略チームの栗原光氏に話をうかがいました。
ご支援対象のサービス
職住近隣も実現できるコワーキングスペース・BIZcomfort
私たちが特に力を入れているのが、BIZcomfortというコワーキングスペース事業です。BIZcomfortは、駅チカや都心だけに集中している一般的なコワーキングスペースと異なり、駅から離れた場所やベッドタウンにも積極的に出店し、住む場所とはたらく場所が近い職住近接が実現できるような展開を行っています。競合・同業他社が店舗を出していないエリアにも展開していることが、BIZconfortの強みです。また一番安価なプランであれば2,200円から、24時間365日利用でき、新型コロナをきっかけに在宅勤務をされている方や、副業を始められた方など、幅広いお客様にご利用いただいています。
「はたらく」をもっと自由に快適に!
テレワークをはじめとする柔軟な働き方が求められる中、BIZcomfortは企業から個人まで、様々なビジネスに対してこれからの働き方をサポートします。
また、当社のオフィスは環境とお財布に優しい空室再生オフィス。
利用することで社会にも貢献できます。
悩みを解決するシゴトバを、低価格で。
BIZcomfort:https://bizcomfort.jp/
抱えていた課題
コンテンツマーケティング未経験。それでも必要性を痛感
広告やWebサイトの運営は、私たちオフィス事業戦略チームが行っていて、これまでも、プレスリリースの発信、リスティング広告やSNS広告、メディア出演、アウトバウンドコールなど、アウトバウンド型の取り組みは一通り行ってきました。
一方で、サイト上のコンテンツとしてはSEO対策がなされていないスタッフブログがある程度で、インバウンド型の集客施策にはまったくと言ってよいほど手がつけられていない状態でした。
弊社には複数部署のメンバーがチームを組んで新規プロジェクトを立ち上げるという独自の取り組みがあるのですが、その取り組みの一つとして2022年に立ち上げた広告力強化プロジェクトがあります。そのプロジェクトで自社と他社のWebサイトを比較分析してみた結果から、我々もコンテンツマーケティングに取り組もうと考えました。
しかしながら、コンテンツマーケティングの知見のある人材がチームにいなかったため、イノーバさんのような支援サービスの選定に入りました。
イノーバに依頼した決め手
依頼前から具体的な提案。安心できたサポート力
外部企業からのサポートを受けるにあたり、まず、コンテンツマーケティングについての知識や経験を蓄積し、最終的に自走できるようになることを目標にしました。
BIZcomfortは幅広い層のお客様にご利用いただいております。しかしながら、私たちはコンテンツマーケティングを行うのは初めてで、対象となるセグメントやターゲット設定の方法が分からないといったところからのスタートでした。
そのため、将来的に自分たちでコンテンツマーケティングを実施できるようになるためには、単にコラムを納品していただくだけでなく、セグメントやターゲット設定といった戦略設計の部分からサポートしていただくことが支援サービス選定にあたっての絶対条件でした。
最終的にイノーバさんに依頼した一番の決め手はサポート力です。問い合わせをしたらすぐに営業担当の方から連絡があり、BIZcomfortの認知度を上げるために潜在層を獲得していきたいと伝えたところ、まだご依頼するかどうかも決定していないのに、改善に向けた具体的な提案をいただきました。もちろん依頼前に他社との比較検討を行いましたが、イノーバさんのサポート力は本当に高く他社にはないものと感じ、2022年11月からイノーバさんの伴走型支援サービスを受けることに決めました。
コンテンツマーケティングに現時点で取り組んでない企業や、コンテンツマーケティングを理解している人が社内にいないという企業には、イノーバさんの支援が特に心強いと感じられるはずです。そのサポート力がどれほど高いのか、実際にイノーバさんと接するとすぐに分かると思います。
サービス内容について
課題とすら感じていないことへの気付きが得られる
現在、BIZcomfortのサービスサイト上のコラムページを立ち上げ、掲載用のコラムを月に4本納品いただいていて、また、定例ミーティングでは、コンテンツマーケティングについての基礎的な知識をお教えいただいたり、公開したコラムのパフォーマンス分析等を通じて今後の施策の方向性をご検討いただいたりしています。
イノーバさんは、こちらがどんなことを質問しても的確に答えていただけますし、それだけでなく、自分たちだけでは気づけなかった課題点を認識することもあります。
また、納品されたコンテンツは、読んでみると、検索エンジンに評価されるために深掘りされた内容になっていることが感じられ、もし自分たちだけで制作していたらもっと薄い内容になっていたと思います。
この取り組みは、元よりプロジェクトとしてスタートしたもので、目先の数字ではなく、中長期的な認知の拡大を目指していました。その点においても、成果が出るまでに時間がかかるSEO施策と本プロジェクトの相性も良く、不安を感じることなく施策を進められています。
BIZcomfortコラムページ:https://bizcomfort.jp/contents/
得られた成果について
セッション数が想定の倍以上に
伴走型支援サービスは2022年の11月から受けていますが、コラムの納品は2023年2月に始まりました。納品までの期間では、展開するコンテンツのペルソナ設計やキーワードの選定といった施策の戦略を固めていただきました。
現在、5ヶ月分のコラムを納品していただいていますが、5月時点で想定されていた倍以上のセッション数が得られ、社内でどよめきが起こりました。
もちろんすべてのコラムが伸びているわけではなく、読まれにくい記事もありますが、SEOの観点から読まれにくい記事の改善案を出していただいたり、成果が出るまで時間がかかるものはその説明をいただいたりと、とても頼もしく思っています。納品後のフォローまで手厚いところがありがたいです。
社内に起きた変化
確かな実績を上げて、社内に共有していきたい
SEOコラムを展開することで、これまでの広告等のアウトバウンド型での流入チャネルに加え、インバウンド型のチャネルも確立できてきました。
2023年の夏に、事業戦略チームとしてどのような成果を出せているのかを発表する機会があるので、展開したコラムがどのような成果を生み出しているのかを含め、事業戦略部の取り組みを他部署の方にも知ってもらい、コンテンツマーケティングを全社で注目される施策にしたいです。
今後の目標
自社で内製化できるまでマーケティング力を伸ばす
BIZcomfortのサービスサイトには、お問い合わせや、内覧予約、Web入会といったコンバージョンポイントを設定しています。今後の目標は、コンテンツを充実させることで、サービスサイトへの流入数とコンバージョン数を伸ばすことです。
イノーバさんの支援を通じて得られた知見、経験を活かし、コラム制作を内製化することが、イノーバさんへの恩返しになると思っています。教えていただいたことを糧にして引き続き自走する力を養っていきます。
担当コンサルタントより
株式会社WOOC様とは、マーケティングコンサルタントとして伴走支援をご担当させていただいています。
本プロジェクトでは、SEO施策の効果を上げていくための土台であるサイトの現状分析からスタートし、誰に対して商材の強みを訴求していくのかという戦略設計を経てコラムを制作させていただいております。現在は定期的なミーティングにて、課題の抽出、その課題に対する打ち手について伴走をしながらオンラインマーケティングを推進しております。
株式会社WOOC様のご担当者の皆様とは、常にスムーズかつ迅速にやりとりさせていただき感謝申し上げます。やりとりの中で、自社サービスの訴求のあるべき姿を明確に描かれ、コンテンツマーケティングに取り組まれていることを感じております。
私もチームの一員として、株式会社WOOC様のプロジェクトの成功に向け、精一杯ご支援させていただきます。
氏名 | 梅村 誠二 / Seiji Umemura |
部署名 | コンサルティング部 コンサルタント |
経歴 | BPO業界で多岐にわたる製品、サービスのサポートおよび拠点管理を担当。その後、ベンチャー企業の広告事業立ち上げなどを経て、NTT系列のマーケティング会社にて通信、旅行、食品業界を中心にソーシャルリスニングによる競合分析、サービス評価、SNS炎上対策など幅広く担当。イノーバではインサイドセールス部でのマネージャー業務を経て、マーケティングコンサルタントとしてお客様のマーケティング活動を支援。 |
企業名 | 株式会社WOOC |
本社所在地 | 〒141-0031 東京都品川区西五反田2-30-4 BR五反田7F |
電話 | 03-5789-3323 |
事業内容 | ・レンタルオフィス事業、コワーキングスペース事業、住宅サブリース事業、リフォーム・リノベーション事業、不動産管理・仲介事業、不動産売買仲介事業 |
企業サイト | https://www.wooc.co.jp/ |
取材:2023年6月