コンテンツマーケティングに強いコンサルの選び方とは?おすすめのコンサル会社も紹介!

コンテンツマーケティング
コンテンツマーケティングに力を入れる会社が増えている中で、成果を出すためには時間も労力も掛かります。自社コンテンツの流入やコンバージョン率が伸び悩んだ場合、コンサル会社を頼るのがおすすめです。コンテンツ制作だけでなく、戦略設計から分析までトータルで任せることもできるので、新たにコンテンツを立ち上げる場合にも役立つでしょう。
今回の記事では、コンテンツマーケティングのコンサル会社を活用するメリットや、サービス内容を解説します。おすすめのコンサル会社や選ぶポイントも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
目次
コンテンツマーケティングのコンサルとは
そもそもコンテンツマーケティングとはどんなもので、コンサルティング会社はどんな役割を担っているのでしょうか。順番に解説していきます。
コンテンツマーケティングとは
コンテンツマーケティングとは、Web上で顧客にとって価値のあるコンテンツを提供するマーケティング手法です。コンテンツの発信方法はオウンドメディア上やメールマガジン、SNSなど多岐にわたります。コンテンツを通して顧客にアプローチすることで、自社の認知度を高めることが可能です。さらに、継続的に魅力あるコンテンツを発信することで、商品や会社自体への興味関心を醸成する効果があります。
コンテンツマーケティングのコンサルの役割
コンテンツマーケティングには「戦略設計」「コンテンツ制作」「効果分析」という3つの手順があります。なかでも大切なのは戦略設計です。戦略の内容によって他2つの工程の品質が左右されるため、専門知識にもとづく設計が重要になります。検索エンジンのアルゴリズムに対する知識や、Webサイトの分析に必要な各種データの見方が分からなければ、戦略の質は下がるでしょう。そのときに頼りになるのが、コンサルティング会社です。専門知識に基づいた助言を受けることで、コンテンツマーケティング全体の効果を高めることができます。
また、コンテンツマーケティングを成功させるためには、一定量以上の施策をやりきることが必要です。ただし、自社のマーケティング担当者がすべて引き受けた場合、他の業務の合間をぬって実施することになります。施策の量は他の業務状況に大きく左右されるため、毎月同じ量の施策を出しつづけることは難しいでしょう。そこで専門業者に業務代行を依頼すると、社内の人的リソースを最小限に抑えることができます。社内の業務負担が減ることでコンテンツマーケティングを継続でき、最短距離で成果を実現できるでしょう。
コンテンツマーケティングのコンサル会社のサービス
コンテンツマーケティングのコンサルティング内容は、会社によってさまざまです。ここでは、代表的なサービス4つを紹介します。
戦略設計
自社のマーケティングの課題を見極め、課題を解決するための施策の方向性を決定します。戦略設計の方法は、「ゴール(KPI)の設定」「環境分析」「ペルソナ設定」などです。
- ゴール(KPI)の設定:期間ごとに目標とするコンバージョン率や費用対効果を決定します。
- 環境分析:自社コンテンツの現状を洗い出し、競合他社の傾向も分析します。
- ペルソナ設定:コンテンツを通して情報を届けたいターゲットを定めます。
コンテンツ制作
戦略をもとにキーワードを選定し、ユーザー目線に立ったコンテンツを制作します。コンテンツの種類は課題に適したものを選ぶことが大切です。オウンドメディアで行うコンテンツマーケティングの場合、代表的な種類として下記の5つがあります。
- ブログ
- ホワイトペーパー
- ウェビナー
- メール
- 事例紹介
- 動画
SEO対策
制作したコンテンツをターゲットに届けるための、SEO対策も実施します。SEO対策とは、Googleなどの検索エンジンで検索上位に表示されるための施策です。タイトルや見出しに適切なキーワードを入れたり、関連する記事と内部リンクで繋いだり、といった内部対策を中心に実施します。
レポーティング
コンテンツ公開後の効果測定も、コンテンツマーケティングの成果を上げるために欠かせません。施策の強みが見つかれば、次回の施策に活かすことができるでしょう。一方で、想定していた成果に届かなかった場合は、改善点を見つけて実行に移すことができます。
コンサル会社にコンテンツマーケティングを依頼するメリット
コンサル会社にコンテンツマーケティングを依頼するメリットは、主に3つあります。
プロのノウハウを取り入れられる
社内にコンテンツマーケティングのノウハウがない場合に、専門家の知識を取り入れることができます。自社ではじめてコンテンツマーケティングに取り組む際は、社員が専門知識を習得するための時間が必要です。専門知識が学べるWebマーケティングスクールの受講期間は平均2~3ヶ月ほどですし、実務経験を積むためにはさらに時間が掛かります。社員の成長に頼ってしまうと、早期に成果が出る見込みも立ちづらいでしょう。コンサル会社のノウハウを取り入れることで、内製する場合よりも成果が出るまでの期間を短縮できます。
社内の手間を減らせる
コンテンツマーケティングが成果に繋がるまでには、半年~1年ほど掛かると言われています。また、成果に繋がった企業の公開記事本数は、月間4~12本がボリュームゾーンです。少なくない本数のコンテンツを作成する必要があるうえ、施策の策定や効果測定も欠かせません。社内の担当者が本業と並行してこれほどの作業量をこなすのは難しいでしょう。コンサル会社に外注することで、社内の担当者がコンテンツマーケティングに掛ける手間を軽減できます。本業に専念できる時間が増えるため、業務の生産性も向上するでしょう。
継続的なコンテンツ運用ができる
コンテンツマーケティングは成果が出るまでに時間が掛かるため、具体的なKPIを設定して費用対効果を計算します。ただし、専門知識が不十分だと、実現不可能なKPIを掲げてしまう可能性もあるでしょう。KPIを達成できないままの状態がつづくと最悪の場合、社内の予算が打ち切られてしまいます。コンサル会社が専門知識に基づいたKPI設定を行うことで、継続的なコンテンツ運用を実現できるでしょう。
良いコンテンツマーケティングのコンサル会社を見つけるポイント
信頼できるコンサル会社を見分ける方法として、以下の7つのポイントがあります。
サービスの提供体系
コンサル会社のサービス提供体系は、サービスの範囲によって「伴走型」と「スポット型」の二つに分かれます。「伴走型」は、戦略設計からレポーティングまでコンテンツマーケティングにトータルで携わる会社です。一方で、コンテンツマーケティングの一部分のみを請け負う「スポット型」もあります。新しいWebサイトを立ち上げる際や、社内の運用体制に課題を感じている場合は、伴走型を選ぶのがおすすめです。
コンテンツの品質
コンテンツマーケティングで成果を上げるためには、コンテンツの品質も重要です。コンサル会社の制作品質をチェックするには、事例ページの中から自社の課題に近いものを見つけましょう。そこで紹介されているコンテンツが求めている品質をクリアできているようであれば、安心して任せることができます。
コンテンツの制作体制
コンテンツの品質を、制作体制から判断する方法もあります。コンテンツを内製しているコンサル会社であれば、専門性を持った人々が制作を担当するため、一定以上の品質が担保されているでしょう。ただし、クラウドソーシングなどを使って外注している場合は注意が必要です。不特定多数の人が担当するため、専門性の低い人がコンテンツを制作する可能性もあります。品質が揺らぐ原因にもなりますので、事前に確認しましょう。
SLAの有無
SLA(Service Level Agreement)とは、サービス品質を顧客に保証する契約のことです。契約書を交わし、品質が水準以下だった場合は料金の減額や返金、解約が可能になります。コンテンツマーケティングのコンサルは手頃な価格設定ではない場合が多いため、もしものときのリスクヘッジとして有効です。
中途解約の可否
最低契約継続期間が決まっている会社もあり、中途解約すると違約金が発生する場合もあります。契約や金銭面でのトラブルを避けるためにも、中途解約の可否について事前にしっかり確認しましょう。
担当者の経験値
コンテンツマーケティングは専門性が高い分野だからこそ、理解するためには担当者による専門用語を使わない分かりやすい説明が必要です。経験豊富な担当者であれば優れたコミュニケーション能力が備わっていて、同じ目線で説明してもらえる可能性が高いでしょう。経験豊富であれば成果を上げられる可能性も高まります。担当者のプロフィールにある案件実績数などから判断すると良いでしょう。
顧客理解の深さ
提案時に、コンサル会社が自社の課題を正しく把握できているかをしっかり確認しましょう。顧客理解が深ければ、効果的な施策や良質なコンテンツを提供してくれる可能性も高まります。
コンテンツマーケティングのコンサル会社5選
はじめてコンテンツマーケティングのコンサルティングを依頼する場合、サービス範囲が広い伴走型の会社を選ぶのがおすすめです。ここでは、伴走型のコンサルティングサービスを提供する会社を紹介します。
株式会社イノーバ
手前味噌で恐縮ですが、まずは弊社から紹介いたします。弊社は500社以上の実績を持つ、BtoBマーケティングに特化した伴走型の会社です。コンサルタント2名体制でコンサルティングから施策実行までのトータルサポートを担当します。月1回のKPIレポート提出や定例ミーティングなど、運用中にコンサルティングとの密なコミュニケーションを取れることが特徴です。また、コンテンツ単位だけでなく、Webサイト単位での制作にも対応可能なため、抜本的な改善を図れるとして厚い支持をいただいています。
・Webサイト:https://innova-jp.com/
・料金:要問い合わせ
アイオイクス株式会社
SEOコンサルティングの実績が豊富な会社です。SEOとCRO(コンバージョン改善)を軸にサービスを提供しており、伴走型とスポット型どちらにも対応しています。コンテンツ制作は所属ライターやパートナー企業が行っているため、高いクオリティを期待できるでしょう。
・Webサイト:http://www.seojapan.com/
・コンサル料金:40万円~ / 月
株式会社MOLTS
伴走型サービスを提供しており、IT、医療、美容、行政など幅広い分野で実績を持っている会社です。コンテンツマーケティングにかぎらず、各種Web広告の運用やインサイドセールスの立ち上げ支援など、さまざまな手段で応えることができます。自社のマーケティング手法が適切かどうか悩んでいる場合、力になってくれるでしょう。
・Webサイト:https://moltsinc.co.jp/
・料金:40万円~ / 月
サムライト株式会社
オウンドメディアにかぎらず、SNSやWeb広告など様々なWebメディアの伴走型コンサルティングを行う会社です。SNSや動画、インフルエンサーの活用実績を多く持っており、オウンドメディアと他メディアの連携を効果的に実施できます。制作できるコンテンツのバリエーションも豊富なため、さまざまなアプローチ方法に対応可能です。
・Webサイト:https://somewrite.com/
・料金:要問い合わせ
ナイル株式会社
厳しい社内基準をクリアしたコンサルタントと、平均10年以上のキャリアを持つ編集者による、伴走型のコンサルティングサービスを行う会社です。売上アップのための幅広いノウハウを持ち、経営目線での長期的な支援を行います。コンテンツ制作の内製化支援も行なっていて、社内のチームづくりや他部署・経営層とのリレーション形成まで行うなど、サポート手厚さが特徴です。
・Webサイト:https://nyle.co.jp/
・料金:要問い合わせ
コンテンツマーケティングのコンサル会社を選ぶ前に
コンサル会社を選ぶ前に、社内で準備すると良いポイントが3点あります。
自社の課題を整理する
コンサル会社を選ぶ前に、自社のコンテンツマーケティングに関する課題を整理しておきましょう。「CV数を増やしたい」「集客力を高めたい」など大まかな課題を定めることで、それに合った会社を選ぶことができます。
社内の運用体制を整える
コンサル会社にトータルで依頼する場合も、自社の運用体制を整える必要があります。施策実行前に方向性を確認したり、制作されたコンテンツに間違いがないか確認したりといった最終判断は社内で行うからです。コンテンツマーケティングの成果を上げるためにも、コンサル会社からの連絡にしっかりと対応できる体制を整えておきましょう。
長期的な予算を決める
コンテンツマーケティングは長期的に取り組む必要があるため、当初の想定以上に料金が掛かることもあります。ただし、料金の安さのみでコンサル会社を決めてしまうと、品質も低くなる可能性があるためおすすめしません。複数社のコンサル料金を参考にしながら、目標に合った適正な予算設定を行いましょう。
まとめ
コンテンツマーケティングのコンサル会社は、トータルに任せられる伴走型であっても得意分野は異なります。BtoBマーケティングに特化した会社もあれば、Web広告との併用で大きな成果を期待できる会社もあるなど、さまざまです。コンサル会社を選ぶ前に目的や課題を整理することで、自社に合ったコンサル会社を見つけることができるでしょう。
イノーバは、業種を問わずさまざまな企業様に向けたマーケティング支援を行っています。そのため、数多くの実績や知見をもとにした最適なリード獲得手法の提案、コンテンツ作成支援が可能です。現状、リード獲得に課題を抱える営業部門、マーケティング部門担当の方はぜひ、お気軽にご相談ください。
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