WordPressを最適化する、おすすめアクセス解析ツール

デジタルマーケティング

拡張性が高く、多くのデザインテンプレートや無料で使えるプラグインが魅力のWordPress。解析ツールのプラグインも、種類が充実しており、日々新しい機能が誕生しています。

しかし、今のところアクセス解析ツールにおいては、Googleが提供している無料解析ツールのGoogleアナリティクスが市場でも高く評価されており、一人勝ちの状態です。

ここでは、なぜGoogleアナリティクスが世界でもっとも多くのユーザーに選ばれているかを10つのポイントにまとめました。また、WordPressのプラグインからも、便利で新しい機能を備えた解析ツール(プラグイン)をいくつかご紹介します。

 

総合評価の高いGoogleアナリティクス

日本の上場企業3588社のコーポレートサイトを対象に調査した結果、2018年2月時点で70%が使用しているという回答結果でした。世界でもっとも高いユーザー数を誇り、業界基準値となりつつあります。

なぜGoogleアナリティクスが、多くのユーザーに支持されているのか? 10つのポイントにまとめました。

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それぞれの項目を具体的に解説していきます。

 

1)戦略立案のために必要な計測データが取得できる

概要ページで解析データに必要とされる主要な情報が数字とグラフ、表を使ってわかりやすく表示されます。

- 訪問回数(セッション)

- ユーザー数

- 新規ユーザー数

- 平均セッション数

- ページビュー数

- 直帰率

 

これ以外にも多くの情報を取得することができます。例えば、「ユーザー」にフォーカスした分析データでは、ユーザーの属性別に上記の主要項目を閲覧することができます。

ユーザーの興味を分析する「インタレスト」の項目では、ユーザーの購買ステップ別に上記の主要指数を取得でき、「行動」の項目では、新規とリピーター別の上記主要指数を取得することができます。サイトのボトルネックの洗い出し、戦略立案に十分な情報量です。

 

2)解析データの十分な保存期間

基本的には、アナリティクス使用当初からのデータは保存され閲覧できる状態です。

2006年時点では、過去2年分のデータ保存が保証されていることをアナウンスしていました。しかし、現在は、明確なポリシーが設定されていません。Googleのポリシー変更で突如削除ということもありえますので、データは定期的にエクスポートするとより安全です。

 

3) 解析できるページ数は無制限

無料版で解析できるページ数の上限は決まっていません。将来的にページが膨大になることが予想されるポータルサイトなどでも、心配不要です。

 

4)計測できるアクセス数は無制限

数年前までは、アクセス数は1日500万PV(ページビュー)が上限とアナウンスしていましたが、現在は、明確に記載されていませんので、アクセス数の制限はかかっていません。

 

5)ユーザビリティが高い 

Googleアナリティクスは、ユーザーが直感的に操作できるよう日々改良され、ユーザーにとって使いやすいシンプルで表示方法や使用感になっています。主要数値とグラフや表でまとめられた「概要」ページがあり、より細かいデータを見たい場合は、クリックしてそれぞれの詳細ページへ進む階層になっているため、ユーザーの知りたい情報のレベル、使用用途に合わせて考えられおり、ユーザービリティが高さを実感できます。

 

6)サイトへの設定方法に特別なテクニックは求められない

Googleアナリティクスのアカウント登録をし、発行されるトラッキングIDをサイト内に設置するだけです。最低限のhtmlの知識がある方であれば容易にできる設置方法です。

 

7)自分のアクセス履歴を除外できる

所属ドメイン名からのトラフィックや特定のIPアドレス、ホスト名からのトラフィックなどを指定し、除外することができます。自社社員や制作会社などは頻繁にサイト訪問します。これらの数値を除外することで、正確な計測データを取得することが可能です。

 

8)広告表示義務

広告表示義務はありません。

 

9)モバイル媒体への対応

Android版、iPhone版のアプリケーションをダウンロードすることで、モバイル端末での閲覧が可能です。ブラウザ版に比べて、操作できる範囲は限定されますが、モバイルでも数値データが確認しやすい画面設計がされており、主要データや数値の推移を確認するには十分な機能です。

 

10)ソーシャルメディアからの流入解析

ソーシャルメディア別の、訪問者数、ページビュー数、平均セッション数などの主要数値を取得できます。ソーシャルキャンペーンとサイト内の目標設定、コンバージョンの関連付けも可能ですので、ソーシャルキャンペーンの成果と影響を計測するこができます。

 

Googleアナリティクスでは、これらの機能を無料で提供しています。初期費用がかからず、手早く導入できることが、最大の魅力です。デジタルマーケティングの変化に敏感に反応し、次々と新しいサービスを展開していくのもGoogleならではの魅力でしょう。

 

WordPressのアクセス解析ツール導入パターン

ここからは、Word Pressのアクセス解析ツール(プラグイン)について解説していきます。Googleアナリティクスの機能や情報量にはかなわないもののそれぞれに特徴があり、Googleアナリティクスとあわせて使うという方法もあります。

 

プラグインとは、機能別の小さなプログラムをイメージしてください。このプラグインを、WordPressに取り付けて、WordPressの機能を増やしていくイメージです。WordPressでアクセス解析を行うには下記の2つのパターンから選択できます。

 

導入パターン1:GoogleアナリティクスもしくはWordPressを単体で導入する

GoogleアナリティクスもしくはWord Pressの解析プラグインを、単体で使用するパターンです。サイト運営をはじめたばかりでとりあえずサマリーだけ閲覧できればよいという場合などは、簡易情報が閲覧できるプラグインをインストールするのも一つの方法です。

 

導入パターン2:Googleアナリティクスとプラグインを連携する

GoogleアナリティクスとWordPress解析プラグインの両方を導入し、連携させて使用する方法です。プラグインには、数値データを取得することを目的にしているものの他にも、サイトのボトルネックをビジュアル化したり、取得データをカスタマイズできるものなどもあります。Googleアナリティクスの数値データだけでは、行き詰まりを感じた場合には、プラグインが新たな目となって問題の掘り起こしをサポートしてくれます。 

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次の章では、WordPressにインストールできる解析プラグインの一部を具体的に紹介していきます。

 

Wordpress アクセス解析プラグイン7選

Slimstat Analytics

Slimstat Analyticsの特徴的な機能は、管理画面のトップページをカスタマイズできるところです。カスタマイズするための編集はCustomize画面から追加したい項目をドラッグ&ドロップで操作し、WordPress上で見たい分析データを自分で作り上げていきます。

 図3.png

 

Count per day

操作が簡単で、分析データもベーシックな指標に絞られており初心者の方におすすめです。Googleアナリティクスでは指標が多すぎて、どうデータをモニターしていいのかわからないという方におすすめです。

Count per dayはアクセスカウンター(訪問者数の計測期)をサイト上のページに設置するというユニークな機能をもっています。簡単に数値データをモニターできるだけでなく、ユーザーにサイトのページビュー信頼性を数値でアプローチビジュアル化することが可能です。プラグインをインストールした後に、外観>ヴィジェットで設置場所をドラッグ&ドロップすれば完了です。

 

Google Analytics Dashboard for WP

これは、Googleアナリティクスの簡易版データをWordPress上で閲覧できるようにするためのプラグインです。閲覧可能な期間はリアルタイムから3年間まで幅広に選べます。ダッシュボードのホーム画面で閲覧できる分析データ項目は下記をご参考ください。 

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Googleアナリティクスのアカウントを取得した上で作業を行う必要があります。アクセス解析の解析コードを自動挿入する機能があり、WordPressの手動設置ができないという方のソリューションにもなる機能です。 

 

Google Analyticator

Google Analytics Dashboard for WPと同様に、Googleアナリティクスの簡易版データをWordPressのダッシュボード上で閲覧するためのプラグインです。

Google Analytics Dashboard for WPとの違いは、閲覧期間(60日間まで)、分析項目の違いです。UIが英語のため、不便を感じる方もいるかもしれません。このスクリーンショットの下にも、ページランキング、リファーラル(SNSなどの流入口)、トップサーチのサマリーも表示されますので、Google Analytics Dashboard for WPよりもサマリー情報量は多く取得することができます。

図5.png 

Google Analytics for WordPress by MonsterInsights

Googleアナリティクスの結果が、サイドバーの「インサイト」から閲覧できるようになります。操作画面が非常に見やすく、直感的に操作できます。下記の基本情報とグラフでのデータ表示、国別ランキング、リファーラル、トップページのサマリーも表示され、情報量が豊富です。

 図6.png

 

Ptengine – Heatmap Analytics

解析データにヒートマップ機能が付属したアクセス解析ツールです。ホームページでどのエリアにユーザーが多く滞在しているのか、クリックしているのかなどをユーザーの動きをヒートマップ上で閲覧することができます。WordPressにプラグインをインストールするとサイドバーにPtengineが表示されるようになり、WordPress上で解析データを閲覧することが可能です。インストール後に、Ptengineへのユーザー登録が必要になります。まだ日本語表示に対応していないため不便を感じる方もいるかもしれません。ヒートマップ以外にも、訪問者数、新規訪問者、ページビューなどの主要数値と訪問者の使用デバイスの割合を一目で確認できます。他の解析ツールと比較し、デザイン性の高さを感じます。

 

heatmap for WordPress – Realtime analytics

こちらは、ヒートマップに特化したアクセス解析ツールです。サイトのユーザー動向がサイトのプレビュー画面上に表示されるタイプのヒートマップです。Heatmapのアイコンはトップバーに表示されます。

図7.png

プラグインをインストールした後に、heatmapのウェブサイトにあるAdminからFacebookかGoogleアカウントを使用してサインアップする必要があります。一番初めに使用する際に、上記図の右はじに表示されているRecordをアクティブ化する必要があります。初期設定の手順が他のプラグインに比べて少し煩雑ですが、それ以外のユーザビリティは問題ありません。

 

まとめ

WordPressでは、デジタルマーケティングをより効率的に、効果的に推し進めるためのアイディアを、プラグインという機能に変換して日々発信しています。解析データを活用した戦略立案に行き詰まったときには、プラグインの解析ツールが新たな目となって運用をサポートしてくれます。Googleアナリティクスは、最も優れた解析ツールではありますが、WordPressのプラグインもフルに活用し、オウンドメディアを成功に導きましょう。

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