BtoBのホームページでも欠かせないスマホ対応のポイントとは?

ホームページ制作

2017年、スマホの世帯保有率がパソコンを超え、自宅だけではなく、いつでもどこでもネットを閲覧できるようになっています。それは、ビジネスでも同様で、通勤時や移動時にスマホを使っての情報収集が珍しくはなくなっています。そのため、企業のホームページもパソコンだけではなく、スマートフォン、タブレットなど複数のデバイスで快適に閲覧可能にする対策は欠かせません。そこで、今回は企業ホームページのスマホ対応について、その重要性や方法、注意点についてお伝えします。

BtoBのホームページでもスマホ対応が重要な理由

2020年5月、総務省が発表した「令和元年通信利用動向調査の結果」によると、個人のインターネット利用状況は89.8%で、前年の79.8%から10%の増加。また、インターネット利用機器はスマートフォンが63.3%。特に20~49歳ではスマートフォンの利用率が80%を超えています。このことから、プライベートでは多くのユーザーがホームページの閲覧にスマートフォンを利用していることが分かります。そして、この傾向はプライベートだけではありません。

ビジネスにおいても、テレワークを導入している企業の導入形態として、63.2%がモバイルワークと回答しています。つまり、ビジネスの情報収集手段としても、スマートフォンが主流になりつつあるということです。また、2020年6月、東京商工会議所が発表した「テレワークの実施状況に関する緊急アンケート調査結果」によると、活用しているハードウェアとしてスマートフォンと回答したのは55.3%です。

新型コロナウイルス感染拡大の影響でモバイルワークではなく、在宅勤務が中心のテレワークが急増したなかでも、半数以上のかたがスマートフォンを利用している。この結果から、BtoCだけではなく、BtoBにおいても、ホームページのスマートフォン対応は欠かせなくなっているといえます。

さらに、2020年9月、Googleがモバイルファーストインデックスへの移行を開始しました。これは、Googleが検索結果の順位を決めるための評価基準をPCのページからスマートフォンのページに移行するものです。そのため、自社のホームページがスマートフォンに対応していなければ、検索結果の順位が下がってしまうリスクが発生し、訪問数が減少してしまう可能性が高まります。

スマートフォンの利用が増えたものの、現状、自社に訪問するユーザーはスマートフォン経由ではないから、対応する必要はないと思われているかたも多いかもしれません。しかし、モバイルファーストインデックスへの移行が完了すれば、閲覧デバイスがPCであっても検索結果の順位が下がるかもしれません。そのため、スマートフォンに対応していない場合、早急な改善が必須だといえるでしょう。

マルチデバイス対応のホームページ作成方法

PC、スマートフォン、タブレットと、ビジネスでもさまざまなデバイスからの閲覧を考えなくてはならなくなった今、マルチデバイスに対応するホームページはどうやってつくればよいのでしょう。ここでは主な方法として次の四つを紹介します。

1.   スマートフォンサイト変換サービスを使う

簡単に導入でき、それほど複雑なホームページでなければ、外部の制作会社に依頼しなくてもマルチデバイス対応のホームページ制作が可能です。サービスによっても異なりますが、ログイン機能やカート機能があるページにも対応できるものもあり、ネットショップを行っている企業でも活用できます。ただし、変換にはある程度のコストがかかるうえ、デザインの制約も多いというデメリットもあります。

2.   スマートフォン専用サイトを別途制作する

PCのページはそのまま変えず、スマートフォンに対応するページを別途制作する方法です。PC用のページを基に制作するため、ゼロから制作するのに比べればコストも抑えられます。また、基本的にツールを使うわけではないため、制約もほとんどなく自由度の高さも大きなメリットです。

ただし、手作業で制作するため、人的コストはかかるうえ、制作後の更新管理がPCとは別となりこれも大きな手間となります。SEO対策もPCとスマートフォンで効果が分かれるため、詳しい知識を持った人材の雇用・育成が必須です。

3.   レスポンシブデザインでホームページ自体を新たに作成する

スマートフォン用のページだけではなく、PCのページも含めすべてを新たに制作し直す方法です。レスポンシブデザインとはデバイスにかかわらず一つのホームページを制作し、ユーザーが閲覧したデバイスに合わせて表示が変わるようにするデザインです。通常はCSS(スタイルシート)を使い、それぞれのデバイスに適したデザインを表示します。

レスポンシブデザインで制作すれば、運用開始後、更新管理はデバイスごとに行う必要がなく手間が軽減されるうえ、SEO対策もしやすくなります。ただし、新たに制作をするため、コスト、制作時間がかかってしまうデメリットがあります。

また、PC、スマートフォン同一のページ制作という意味では、閲覧する画面サイズに合わせページのサイズが変化するリキッドデザインも選択肢として考えられます。ただし、ホームページの構成が2~3カラムの場合、スマートフォンではかなり文字が小さくなってしまうため、構成によって適した方を選択しましょう。

4.   CMSでプラグインを使用する

ホームページをCMSで制作している場合、レスポンシブデザインのテーマに変更する、プラグインを使用して変換する方法です。新たにレスポンシブデザインのホームページを制作するのに比べ、制作コスト、時間は大幅に削減できます。ただし、テーマ、プラグインによっては、元のデザインが崩れてしまう場合もあり、制約が多くなるデメリットがあります。

マルチデバイス対応のホームページを作成する際の注意点

実際にマルチデバイス対応のホームページを制作するうえで気をつける点はいくつかありますが、そのなかでも主なものとしては、次の点が挙げられます。

ホームページの運用状況に応じた方法の選択

前項で挙げたマルチデバイス対応のホームページ制作方法のなかから、コストだけで選択してしまうと、後の運用で大きな手間がかかってしまう場合があります。例えば頻繁な更新が必要な場合、PCとスマートフォンが別々の管理となれば、倍の手間がかかります。そのため、制作時のコストだけで考えるのではなく、自社のホームページの運用状況まで考慮したうえで、選択するようにしましょう。

利用シーンに応じたデザイン

例えば、スマートフォンから閲覧するユーザーは気になる情報があったらすぐに電話したいと考えます。そのため、スマートフォン版では、電話番号を目立たせて表示させなくてはなりません。逆にPCの場合は、資料請求やメールでの問い合わせを目立たせたほうがよいケースが多くなるのが一般的です。

仮にレスポンシブデザインで同一のページを制作する場合でも、CSSを上手く活用し、それぞれの利用シーンに合わせたデザイン設計にするのが重要です。

企業ホームページもマルチデバイス対応が当たり前の時代に

スマホの普及により、プライベートはもちろん、ビジネス時でも当たり前にスマホが活用されるようになっています。そのため、BtoCはもちろん、BtoCにおいてもマルチデバイス対応のホームページは必須といえるでしょう。

さらに、Googleが進めるモバイルファーストインデックスにより、モバイル対応していないホームページはSEO対策としても不利になってしまう可能性が高まります。

ただし、マルチデバイス対応のホームページを作成するには、自社の状況に応じて最適な方法を選択が必須です。場合によってはコストや管理の手間が増大してしまうリスクも高まるため、しっかりと検討したうえで、選択することをおすすめします。

 

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