皆さんこんにちは。宗像です。
コンテンツマーケティングをやる上で最大の障壁は、「書きなきゃと思っても書けない」という事だと思います。私も、ベンチャー仲間や弊社のクライアントなどと話していて、誰しもが抱える共通の問題です。コンテンツマーケティングの意義もわかる。やらなきゃいけない。だけど、「忙しくて書く暇が無い」。では、どうやって忙しい中でも、効率的に、記事が書けるようになるのでしょうか?
以下に私が実践している方法を紹介しましょう。
そもそもどうして文章が書けないのか?
僕は、文章を書くというのは、極めてクリエイティブな作業だと思っています。頭の中にあるアイディアを結びつけていく、あるいは、思考の連鎖を自由に広げていく作業です。一方で、文章を書くというのは、極めて批判的な活動でもあります。この表現で良いのか?この論理構成で判りやすく伝わるのか?実は、文章を書くというのは、クリエイティブであり、批判的である事を求められるため、非常に書きにくいのではないかと思っています。
また、文章を書くときにワープロソフトを使うのも、文章を書けなくしている要因の一つではないでしょうか。ワープロソフトを使うと、「書く」というクリエイティブな作業と「編集する」という批判的な作業が同時にできる。直しやすいから、アイディアを出す、思考を拡散させるべき時に、編集作業をしてしまう。
最後に、期待値が高すぎるという問題もあります。どうせならいいものを書きたい。しかし、自分が書いている内容が面白いかどうか自信が無い。どうせならいいものを書かないといけない。日本人ならではの真面目さが邪魔をするのです。
実は、こうした書きたくても書けないという現象は、ライターズブロック(Writers block)と呼ばれ、プロの作家の間でも一般的に起こる現象であるようです。Wikipediaにも解説記事が出ていました。
ライターズブロックを防ぎ、すらすら文章を書くためのコツ
では、このライターズブロックを防ぎ、すらすらと文章を書くためにはどうしたらいいのでしょうか?私は、以下の3ステップのアプローチをオススメしています。
- とりあえず書いてみる(Ugly first draft)
- PIXAR流の1人ブレスト
- 鬼編集者の気持ちで徹底的に編集
ステップ1:Ugly First Draft(とりあえず書いてみる)
Ugly first draftという言葉を知っていますか?
最近、文章の書き方を解説した洋書を読んでいて見つけた言葉です。直訳すると、「酷い初稿」っていう意味ですね。これ、非常に簡単な話なのですが、いきなり良い文章を書こうとするのが無理。最初は誰しも酷い文章を書くし、酷いアイディアからスタートする。だから、開き直って、初稿は酷くていいんだと思う、という事ですね。実は、なかなか書く気になれないときに、Ugly first draftだと心の中で唱えるだけで、相当心理的なハードルを下げる事が出来ます。
次にUgly first draftを書くために実践する方法をお伝えします。以下の通りです。
- 書きたいテーマを決める
- 10分間頭に浮かんだ事を書き続ける
- 誤字脱字は一切気にしない。戻って編集をしない
- 誤字脱字が気になるときは、目を閉じて文章を書く
とにかく、書きたいテーマに関連する事で頭に浮かんだ事を書きまくるという事です。これは、free writingというテクニックです。
ステップ2:PIXAR流1人ブレインストーミング術
free writingで書いた後は、ピクサー流の1人ブレーンストーミングです。free writingで文章を書くと、本当に酷い原稿が出来ます。何しろ、頭の中に浮かんだ事をそのまま書いて入る訳ですから。論理の飛躍もあるし。全然関係の無いものもあります。ただし、ここではあえて、批判的な事は考えません。ダメな所を探すのではなく、面白いアイディアを探します。
free writingで書いた文書を見直して、「ここ面白いなあ。こうしたらもっと面白くなるかも」と1人突っ込みを入れるのです。このやり方は、ピクサーが映画を作る時に、批判せずに、「面白いね!もっとこうなったら更に面白いよねー!」というアイディア出しの仕方をしている事に倣ったものです。
ステップ3:鬼編集者の気持ちで徹底編集
ステップ2で徹底的にアイディアを広げたら、次は鬼編集者の出番です。今度は頭を切り換えて、文章の論理構成や表現を修正していきます。特に、論理構成が弱かったり、具体例や数字など具体性がなかったりすると面白くない文章になります。最初に全体の流れを整えて、具体例などを追加していきます。
自分で編集するのが苦手な人は、編集が得意な人に見てもらうのもいいでしょう。出版社や新聞社の鬼デスクが、新人ライターをぼこぼこにする位にダメな部分を指摘してもらうと、ぴりっとした解りやすい文章になります。僕が編集の段階で心がけるのは、文書を短くする事、装飾語を省く事です。同じ事を伝えるのであれば、短い文章の方が圧倒的に判りやすいですし、無駄な装飾語があると文章にしまりが無くなるからです。
結論
実は、この文章も上記の方法で書いています。参考までに最初のドラフトを添付するので、見比べて見てください。違いにビックリするはずです。どうでしょうか?あなたもugly first draftで書いてみてはいかがですか?
My ugry first draft (僕の"醜い初校")
ugly first draftとう言葉を知ってますか?これは英語の本読んでいて(書名調べる)出て来た話です。
著者の説明。本の説明。
コンテンツマーケティングをやる上で最大の障壁が書けないという事だと思います。これは、本当に大きな課題。これはWriters blockという障壁で、非常に一般的です。
Writers blockの説明。
僕も、イノーバを立ち上げるまでは、ブログを全く書いた事が無く、まとまった文章を書く事が全くありませんでした。最初は、本当に自分が書けるのだろうか?という不安から始まり、最初に書いた文章は、「これからブログ始めます」という極めて短いブログ記事。
誰しもが最初は、ugly first draftからスタートするのだなと本当に実感しています。ugly first draftで全然いいんです。
これは僕は、こういう事だと思って居ます。
文章を書くというのは、クリエイティブな作業。頭の中で、アイディアの連鎖を自由に広げていく必要がある。一方で、文章を直すという作業もあって、これは、クリエイティブというよりは、合理的な活動。批判的な活動です。この表現でいいのか?具体例は足りているかなど。
この文章を直すという批判的な作業を、書くというクリエイティブな作業と同時に進めるのがやはり難しいのだろいうと思います。
クリエイティブなアイディアは批判してはいけないという事例。Pixar touchとか、Little Betsから具体的な事例を出す。あとは、僕は体験的には、(体験的な具体例)
英語でMBA留学時のエッセイを書くときにも系絵件がありました。ただええさえ、英語の文章を書いた個とが無い。何を書いていいのか判らないなかで、英語の文章を書いた時に、本当に良い文章が書けない。
そこで、活用したのが、実は、英語の編集サービス。EssayEdge。これは、ハーバードの学生が、文章を直してくれるというサービスです。とにかく、自分の伝えたい事をおもいのたけをこめて、下手くそな英語で書きまくる。ここでのポイントは出来るだけ具体例、パーソナルな経験を盛り込む事。
日本人は、ちょっと真面目な文章を書こうとして、大上段な事を加工としてしまって。
このサービスを使った時に感じたのは、編集者の力って偉大だなって言う事と、とにかく、最初からカッコイイ事を言おうとしない。後で編集するっていう事が大事だっていう事です。
だから、この文章もugly first draftで書いています。ちなみに、参考までに、もともとのUgly draft versionと、編集後のバージョンをお見せしましょう。
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