業種によるページビュー(PV)の目安とは

ホームページ制作

Webサイトを構築して、Google Analyticsなどで訪問者のアクセス状況のデータを取得して分析していくにあたって、どの程度のページビュー(PV)があれば十分なのでしょうか。

ここでは、PVやユーザー数、セッション数などの違いと、どの程度のPV数を目安にすればいいのかについて紹介します。また業種によってどのくらいのPVを目標にすればいいのか、その基準についても触れていきます。

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PVとは?

まずPVの確認方法について知り、アクセス数やセッション数、ユーザー数との違いを理解しましょう

PV数とは

PV数とは、訪問者がWEBサイト上で訪れたページの総数を意味します。一定期間に、サイトに1000人のユーザーが訪れて1人あたり5ページを閲覧した場合には、PVは5ページX1000人=5,000PVとなります。

アクセス数とは

アクセス数という呼び方には、特に明確な定義がなく、PV数を指していたり、訪問ユーザー数(ユニークユーザー数)を指していたり、使う人や業界によって様々です。ミーティングの中で曖昧に「アクセス数」という表現が使われたら、どれを意味しているか明確にしておく必要があります。

ユーザー数とは

ユーザー数はそのサイトを訪問するユーザーの総数です。ユニークユーザー数を指す場合には、一定期間に同じユーザーが何度サイトを訪れても1とカウントされます。

セッション数とは

1人のユーザーがサイトに訪れてからページを回遊し離脱するまでが1セッションです。離脱したユーザーが、一定期間を経てサイトに再訪問した場合には2セッションと数えます。

PVの確認方法

自社サイトのPVの数を知るためには、アクセス解析を行う必要があります。特に利用者が多いのはGoogle Analyticsで、無償で訪問ユーザー数、セッション数、滞在時間など様々な分析データを取得することができます。Google Analyticsを利用するためには、サイトのページにGoogle Analyticsが発行するトラッキングコードを埋め込みますが、詳しい使い方はこちらを参照してください。

「自社・競合ホームページのアクセス数を調べるには」 

PVの目標値は?

ではどれくらいのPVを目指せばいいのでしょうか。

ページビュー目安の計算式

ページビュー の目安を立てるには様々な考え方がありますが、コンバージョンレート(サイトの訪問者に対してどのくらいの人数が成果に結びついたかの割合を数値化したもの。 コンバージョンレート=成約率(成約数÷問い合わせ数))の考え方から逆算して、どれだけの訪問者がサイトを訪れれば成約(商品やサービスの販売成果)に結びつくかをベースに決める考え方が標準とされています。

次の前提を設定して目標とするPV目安を決めてみましょう。

※細かな指標はサイトの性格や扱う商品によって異なりますので参考数値とさせてください。

 

【前提】

このサイトでは

・月当たり10回の問い合わせで1件の成約を獲得できるとします

・1ユーザーの訪問(1アクセス)について10PVが期待できるとします。
・1ヶ月に商品を1個売るためには10回の問い合わせが必要であり、1回の問い合わせのために20アクセス=200PVが必要とします。

【必要なPV数】

商品1個を売るために必要なPVは10X200=2,000PV/月と考えられます。月に100個を売りたいのであれば、2,000X100=20,000PVです。

こうした指標を決めるためには、日頃からサイトに訪問するユーザーの行動や、コンバージョンについて細かくデータを解析していることが極めて重要になります。

同業種の平均アクセス数を知る方法

Google Analyticsの「ベンチマーク」機能を利用する方法

自社にGoogle Analyticsによる分析を実施した上で、ベンチマーク レポート機能を使うと、データを公開している同業他社から集めた業界データと自社のデータを比較することができます。自社の属している業界の現状を示す有用なデータが示されるので、自社サイトの的確な目標の設定や、トレンドなど分析情報の入手、アクセス分析を観点にした、業界における自社の立ち位置を把握することができます。

ベンチマーク機能の詳しい使い方についてはこちらを参照してください。

「ベンチマークについて」

https://support.google.com/analytics/answer/6086666?hl=ja

SimilarWeb、eMark+ などを使う方法

同業種のアクセス状況を知るには、Google Analytics以外にも、SimilarWebやeMark+などを使う方法もあります。

・SimilarWeb
https://www.similarweb.com/ja/

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SimilarWebは、イスラエルの企業が開発をしたマーケティングツールで、世界中で広く利用されています。無償でWebサイトの分析が可能で、競合他社のアクセス状況を調べることができます。業種ジャンルごとにランキングやアプリの状況を調べることも可能で、利用者を広げています。有償版もあり、データエクスポートや業界分析機能などは有償のPro版のみの機能です。

・eMark+

https://www.valuesccg.com/service/dmd/emarkplus/

 141図2.png

eMark+は、株式会社ヴァリューズが開発・サービス提供しているインターネット行動ログ分析ツールです。クレディセゾンのネット会員でモニター登録に同意した国内30万人規模の行動ログモニター会員による消費者パネルを活用しています。自社だけでなく競合他社のサイト訪問者数や流入経路、ユーザー層、検索ワードを調べることができ、ブラウザで管理ツールにアクセスすれば、簡単に調査や分析をすることができます。ライバルの競合サイトや、提案予定のクライアントの類似企業のサイトなどを、簡単にチェックすることができます。無償版と有償版があります。 

「業界別」のアクセス状況

先に紹介したSimilarWebの有償版で業界別のアクセス状況をリサーチしているサイトがあります。

(参考)

SimilarWeb PROで「業界別」アクセス状況をリサーチ

https://www.markeit.jp/blog/industry_access_research/

 

・ 業界ごとに5サイトをランダムに選出、各指標の平均値を算出

・計測期間:2015年7月1日~9月30日

・調査ツール:「SimilarWeb PRO」

 

少し前の2015年のデータになりますが

・「物流」業界のアクセス状況

・「広告」業界のアクセス状況

・「Web制作」業界のアクセス状況

・「印刷」業界のアクセス状況

・「アウトソーシング」業界のアクセス状況

等についてまとめられていますので、参考にしてみてください。

まとめ

サイトを運営するためにはPV数、アクセス数、訪問者数、セッション数などについてその違いを理解し、どれくらいPVがあれば自社の商品の成約につながるかをシミュレーションして、PVの目標設定をする必要があります。競合サイトや同業種のサイトでどれくらいのアクセスがされているかについては、Google Analytics、SimilarWebやeMark+など様々なツールで推定することができます。B2B企業がサイトからお問い合わせを取っていくためには、少なくとも2,000、3,000PVは目指していくべきであると考えられます。

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