BtoBホームページの読み込み速度を改善して検索順位を上げる

ホームページ制作

皆さんも、ネット検索をしていて、重いサイトに出くわすと、個人差はあっても多少はストレスを感じるのではないでしょうか。中には、閲覧を止めてしまう訪問者もいるかもしれません。検索サービスを提供するGoogleは、この点をランキング結果の要素にしています。したがって、ホームページの読み込み速度は、SEO(検索エンジン最適化)やCVR(コンバージョン率)などに大きく関係するのです。

ホームページの表示速度が重要な理由

良いホームページの条件には、ページの表示速度も含まれます。良い評価を得るには、速度・応答性・視覚的安定性などにも優れている必要があるのです。
もちろんコンテンツの充実も大切です。しかし、サーバーやネットワークの性能、Webサイトのデザインなども、一定の基準を満たす必要があります。

ホームページ制作の目的は、企業によって異なるかもしれません。しかしBtoBホームページは、企業の信頼度や売り上げのアップ、販路拡大に影響します。読み込み時間をできるだけ短くして、ユーザー満足度のアップやブランディングに繋げましょう。
問題のあるホームページは、Googleの評価が下がり、顧客や訪問者の評価にも影響します。つまり、検索順位やCVRが低下する恐れがあるのです。

ホームページの速度を調べる方法

では、どのような方法でホームページの速度を調べるのかを解説します。Google社では、ブラウザからWebサイトのパフォーマンスをテストできる、「Page Speed Insights」というツールを無料提供しています。

使い方は簡単で、「Page Speed Insights」のサイトにアクセスしたら、フォームにURLを入力し、[分析]ボダンをクリックするだけです。すると、パフォーマンスに関するレポートが表示され、そのページを改善する最適化案を提供してくれます。実際に「Page Speed Insights」を試したい方は、下記リンクからアクセスできます。

「Page Speed Insights」の概要

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スピードテストを実施すると、数十秒で計算結果と改善案が表示されます。パフォーマンススコアが円グラフで表示されるはずです。スコアは、次のように色分けされています。

  • 0から49(赤):悪い
  • 50〜89(オレンジ):改善が必要
  • 90から100(緑):良い

モバイルとパソコンのそれぞれのデータは、タブで切り替えることができます。
「Page Speed Insights」は、ページごとに実施したパフォーマンススコアの結果を表示してくれるツールです。重要なページからテストするとよいでしょう。

「Page Speed Insights」を実施すると、測定値の「フィールド データ」および「ラボデータ」、それから「改善できる項目」「診断」「合格した監査」等のテスト結果が表示されます。パフォーマンスの指標と改善のための中心的なデータは、「フィールド データ」と「ラボデータ」です。

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「フィールド データ」は、ユーザーが実際に経験しているページの読み込み状況です。Googleは、許諾を得たChrome ユーザーが、対象サイトにアクセスしたときの実測値を収集しています。つまりは、Googleが既に収集していたパフォーマンスデータです。
ただし、次のように表示されるかもしれません。

「Chrome ユーザー エクスペリエンス レポートには、このページの実際の速度データが十分にありません」

これは、アクセス数が少ないので、速度データが十分に集まっていないという意味です。ただ、大抵のサイトが当てはまることであり、異常があるわけではありません。

「ラボデータ」は、さまざまな指標についての、パフォーマンススコアを生成した推定値です。「ラボデータ」には、「First Contentful Paint」「Time to Interactive」「Speed Index」「Total Blocking Time」「Largest Contentful Paint」「Cumulative Layout Shift」の6つの指標があります。各指標には、次のようにスコアが付けられ、アイコンが表示されます。

  • 速い: 緑の丸マーク
  • 平均: オレンジの四角マーク
  • 遅い: 赤の三角マーク

ホームページの速度を改善する方法

「Page Speed Insights」を使うと、ホームページの速度と、ある程度のエラー解析が可能です。まずは、無料の「Page Speed Insights」を使って、現在のサイトパフォーマンスを確認しましょう。

ただし、パフォーマンスの悪い原因やエラーの原因を詳細に解析して、改善するには他のツールが必要になるかもしれません。例えば、アメリカ合衆国のSEMrush社の同名ツール「SEMrush」は、オールインワン競合分析ツールとして、世界的に評価の高いツールです。

「SEMrush」は、デジタルマーケティングの広範囲をカバーでき、ホームページの速度を改善する手段としても活用できます。日本では、オロ社が2018年12月にサービス提供を開始し、日本語対応を始めました。

「SEMrush」の概要

「SEMrush」は、デジタルマーケティングに必要な各種機能を備えるSEMツールです。SEMは、Search Engine Marketingの略で、検索エンジンマーケティング、つまり訪問者を増やしアクションをとってもらうマーケティングを意味します。SEMには、SEOや検索結果画面に掲載するリスティング広告などが含まれます。

「SEMrush」の機能は、「SEO」「広告」「競合調査」「SNS」に大別できます。SEO対策や広告効果改善だけでなく、競合サイトの分析もできるのです。

「SEMrush」の「Site Audit」機能

「SEMrush」には、「Site Audit」というSEO関連の機能があります。「Site Audit」を直訳すると、サイト監査です。
機能の概要は、「サイトエラーの自動検出」「エラー数に基づくヘルスチェック」「テーマ別のレポート」「エラー修正の進捗のモニタリング」「エラー一覧のPDFやExcelへのエクスポート」など。「SEMrush」を利用すると、調査や施策実施の効率が上がりそうです。

エラー発生の原因を解析したいときは、「ヘルスチェック」を確認するとよいでしょう。「Page Speed Insights」でもある程度の解析は可能ですが、「SEMrush」のヘルスチェックは詳細です。
両者とも、スコアリング結果を円グラフなどで表示し、改善案を提供してくれます。加えて「SEMrush」では、業界平均と比較することにより、客観的な自サイト分析もできるのです。

Googleの各種ツールとSEMrushなどを併用する

「SEMrush」は、Googleの各種ツールと似通っていますが、大きな違いがあります。Googleの各種ツールは、自サイトに関するデータを収集し解析することに優れています。対して、「SEMrush」は競合サイトの分析が主な用途のツールです。

「Page Speed Insights」は、実際にユーザーが体験した「フィールド データ」を収集できますが、「SEMrush」にはできません。逆に「Google Analytics」や「Google Search Console」、「Page Speed Insights」などの各種ツールでは競合の調査・分析はできないのです。

また、「SEMrush」の「Site Audit」機能で、サイトエラーの自動検出ができますが、ページビューを表示するには「Google Analytics」との連携が必要です。そのため「SEMrush」は、上述したGoogleの各種ツールとの併用が必要になるでしょう。

表示速度は小さい改善から変えられる

サイト管理者は、常にサイトパフォーマンスをチェックして、エラー修正等の施策をしなければなりません。そのためには、各種ツールを使いこなす必要があります。

検出されたサイトエラーを確認すると、内部リンク切れやmetaタグのヌケ、重複コンテンツなどの、細かなエラーが原因であることがほとんどです。それから、画像の大きさやサイズなどが、速度低下の要因になりやすいことを覚えておくとよいでしょう。その場合は、リストアップされたページの画像をチェックし、サイズ変更等の対処を行います。

 

参考:

 

 

 


https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/