ブランディングの新常識!YouTube活用のメリットと成功事例

コンテンツマーケティング

ブランドを構築する手法にはさまざまなものがありますが、最近そのひとつとして注目され始めているのが動画を用いる方法です。中でもユーザー数の多いYouTubeはマーケティングだけでなく、ブランディングにおいても定番の手法となりつつあり、実際に活用する企業も増えてきました。ブランディング手法の新常識ともいえるYouTubeを活用してブランドを構築するメリットや活用のポイント、成功事例などをまとめてご紹介します。

今すぐ始めるべき!YouTubeを使ったブランディングが注目される理由

YouTubeを活用したブランディングが注目を集めるのにはさまざまな理由がありますが、中でもその拡散力の強さと視聴者数の数は特筆すべきものがあります

アメリカの経済新聞であるウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、全世界におけるYouTubeの動画視聴時間の合計は、2016年末の段階で10億時間とのこと。2012年の統計から比べ、わずか4年で10倍にも膨れ上がっていることが明らかになっています。

また、コンピューターネットワーク機器の開発を行うシスコ社が2016年6月に公開したレポートによると、近年動画のトラフィックは驚異的なスピードで増え続けており、2015年から2020年までに3倍になると見込まれています。さらに、トラフィックデータ全体における動画の割合は、2015年は70%ほどですが、2020年には82%まで増加すると予想しています。

【参考】

YouTube Tops 1 Billion Hours of Video a Day, on Pace to Eclipse TV | The Wall Street Journal

Cisco Visual Networking Index:Forecast and Methodology, 2015–2020 | CISCO

もはや想像することも難しいほどの増加量ですが、近年はSNSの投稿やECサイトの商品紹介などでも動画が利用されることが多く、なんとなくでも動画トラフィックの伸びを実感している人も多いかもしれません。

動画トラフィックが近年急激に伸びてきた理由としては、消費者の視聴スタイルの変化があげられます。もともと動画(映像)を見る媒体として一般的だったのはテレビですが、スマートフォンやタブレットが普及したことで、テレビだけでなくモバイル端末で動画を視聴するスタイルが一般的になりました。また、月あたりのデータ通信量(パケット通信量)の上限が増えて外出中でも気軽に動画を見られるようになったことも、動画視聴者の数が増えている一因といえるでしょう。

こうした背景をもとにますます好調を維持するYouTube。シスコ社のレポートの通り今後もユーザー数が順調に増えていくことは間違いなく、多くの視聴者にメッセージを届ける手法としては、大きなポテンシャルを秘めているといえるのではないでしょうか。

YouTubeチャンネルを活用するメリットは?

YouTubeが世界中で注目される理由には拡散力の強さと視聴者数の数などがあげられますが、それ以外にも多くの注目すべきポイントがあります。ブランディング手法としてYouTubeを活用するメリットをいくつかご紹介しましょう。

従来のメディアに比べ低コストで運用できる

マーケターにとって、費用対効果はいつも頭を悩ませるポイントです。広告の出稿にはブランドの告知やイメージ戦略など数字で測りにくい効果もありますが、あまりに高コストな手法は望ましいものではありません。

ブランディング効果の高い動画を制作するのは必ずしも無料ではありませんが、アイデア次第で低予算で制作することもできます。YouTubeに動画を投稿するのはもちろん無料ですし、仮にYouTube内で表示されるTrueView動画広告へ出稿したとしても、テレビや新聞などのマスメディアの広告と比べるとはるかに低コストです。

Webマーケティングとの親和性が高い

Webマーケティングとの親和性が高く、従来の手法と同じような感覚で取り組めるのもマーケターにとっては大きなメリットのひとつ。例えばYouTubeには「YouTubeアナリティクス」という分析ツールがあり、動画の視聴回数や総再生時間、流入元や閲覧したユーザーの属性などを確認することができます。

また、TrueView動画広告ではチャンネル登録者やコメントを残したユーザーを対象にリマーケティング広告を出稿する機能もあるなど、ブランディングに必要なツールが揃っているのも強みといえるでしょう。

効果的なYouTubeブランディングのポイント

YouTubeでのブランディングも、基本的には一般的なWebサイトのブランディングと重視するべきポイントは変わりません。動画の再生数を増やし、ファンを獲得していくためには以下のようなポイントに留意する必要があります。

チャンネルのコンセプトを明確にする

ファンを獲得していくためには、まずチャンネルのコンセプトを明確に設定することが大切です。一口に動画と言っても、エンターテイメント性の高いものもあれば、ハウツー系のように実用性を重視したものもあります。こうしたコンセプトがはっきりしていれば、テーマに興味を持っている人は高い確率で閲覧してくれるでしょう。逆に、明確なコンセプトを持たないチャンネルはどのユーザーからも興味を持たれにくくなってしまいます。

動画のクオリティや量を重視する

当然ですが、動画の質も大切な要素のひとつです。せっかく制作しても、情報がありきたりだったり、そもそも面白くない(魅力的でない)内容であれば、ブランドを構築するうえでマイナスにしかなりません。また、関連する別の動画を見てもらうという意味では、投稿している動画の数も重要になります。

チャンネルやコンテンツ名はSEO効果を意識する

Googleで検索したとき、検索結果の中に動画が表示された経験は誰にでもあるのではないでしょうか。このように、YouTube動画はGoogle検索との相性もよく、自然検索から直接動画の流入も期待できます。そのため、チャンネル名や動画のタイトルはSEOを意識することでアクセス数を増やすことができます。

YouTubeブランディングの成功事例

YouTubeを活用したブランディングの効果は理解していても、実際にどのようなコンテンツを制作すればいいのかイメージしにくいという人も多いのではないでしょうか。ここでは、そんな人の参考になりそうなYouTubeチャンネルをご紹介しましょう。

商品に魅力をオンラインで伝える:Kérastase(L'Oréal Paris)

フランスの化粧品会社であるロレアルが展開しているプロ向けのヘアケア用品ブランド「ケラスターゼ(Kérastase)」のYouTubeチャンネル。ヘアサロンでも使われる高品質・高価格商品ということもあり従来は店頭販売が主流でしたが、実際に店頭で説明を受けているかのようなハウツー動画を制作し、オンラインでの売り上げを向上することに成功しています。

youtube_branding_1.png

【出典】Kérastase Official | YouTube

豊富なコンテンツで幅広くユーザーを取り込む:TOYOTA

自動車メーカーTOYOTAのYouTubeチャンネルで注目すべきは、そのコンテンツの豊富さにあります。車種ごとのキャンペーン動画はもちろん、テクノロジーやレーシング、デモンストレーションなど、視聴者の興味に合わせて細かくカテゴライズされた動画が数多く公開されています。チャンネルのトップページに固定されている「【START YOUR IMPOSSIBLE】 クルマから愛を、もっと。180秒篇」という動画は、クルマと人との関わりをハートフルな物語で描いており、多くの人の共感を誘うつくりになっています。

youtube_branding_2.png

【出典】TOYOTA | YouTube

大規模な人数へ効果的にアプローチできる

YouTubeはすでに動画共有サイトとしては世界最大のユーザー数を誇っており、うまく活用すれば大規模な人数へ効果的にアプローチすることができます。どんなに綿密に計画されたブランディング戦略も、それを閲覧するユーザーがいなければ効果はありません。そう考えると、YouTubeがブランディング手法の新常識となりつつあるのは当然といえるのかも。ブランドが認知されていないと困っている方は、ぜひYouTubeを有効活用してみてはいかがでしょうか。

TOP