企業サイトで活用できる無料アクセス解析サービス

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企業がWebサイトを持つことが当たり前となっている今、当たり前だからこそただWebサイトがあるというだけでは、競合他社に対して差別化を図ることはできません。

むしろただあるだけであればWebサイトの制作、運営管理にコストがかかるだけで、何の結果も出さない無用の長物になりかねません。そこで重要になってくるのが、Webサイトを運営する目的を明確にしたうえで、具体的な数値目標を策定し、日々その目標に向かって進んでいるかを確認することです。そしてそのために必要となるのがアクセス解析です。

今回はアクセス解析の基本からおすすめのアクセス解析サービスまでをご紹介します。

そもそもアクセス解析とは?

2017年8月にDatasignが上場企業3,558社の公式企業Webサイトを調査したところ、83.05%の企業WebサイトがGoogleアナリティクスを利用しているという結果が出ています。

さらに同年9月に行った公益社団法人日本通信販売協会の正会員社一覧に含まれている企業を対象に行った通販サイト調査では94.94%がGoogleアナリティクスを利用していたという結果から見て、Webサイトの運営管理を行っている企業のほとんどが、実際にアクセス解析を利用していることがわかります。

しかしアクセス解析は、利用しているだけでは何の役にも立ちません。また単純に訪問者の増減だけを確認して終わりとしてしまっていては、アクセス解析を導入している意味はないといっても過言ではないでしょう。

ではアクセス解析とは何をするためのものなのか、それは訪問者に商品購入や資料請求といったアクションを取ってもらう(コンバージョンをアップさせる)ため、訪問者の特性や行動を分析するためのものです。

アクセス解析の結果を分析し、Webサイトの課題を発見することこそがアクセス解析を利用する最大の目的です。

企業がWebサイトを運営管理するということは、自社の認知拡大、商品購入、資料請求など何かしらの目標が必ずあるはずです。アクセス解析はその目標を達成するためにWebサイトをどう改善すればよいかを知るうえで非常に重要なツールです。

アクセス解析を有効に活用するためのポイント

ではアクセス解析を有効に活用するためには、何をどう見ればよいのかについてご説明します。まずはアクセス解析で何がわかるのかについて、Googleアナリティクスを例に簡単にご紹介します。

  • 訪問者の性別、年齢、興味関心ごと、地域、デバイスは何を使っているか
  • 訪問者が新規かリピーターか、リピーターであればどのぐらいの頻度で何回訪問しているか
  • 訪問者が最初に訪問したページ、離脱したページ、滞在時間、直帰率
  • 訪問者の訪問経路。検索経由か、SNS経由か、広告、メルマガ、またはリンクをたどってきたのか
  • 検索経由の場合、どんなキーワードでどのページに訪問したのか(サーチコンソールとの連携が必要)
  • 商品購入や資料請求を行った訪問者はどのページを見ていたのか

これらの結果を見て、または複数の結果を掛け合わせることで現状のWebサイト分析を行います。次にこれらの結果から何を読み取り、何を改善すればよいかについてご説明します。

効率的にコンバージョンを上げる方法

効率的にWebサイトの改善をするためには、訪問数や直帰率、離脱率といった数字だけを見て悪いところを直すといった方法はおすすめしません。この方法では時間がかかるだけで、場合によっては何の効果も出ないことも珍しくはないからです。おすすめの方法はコンバージョン率が高い割にあまり見られていないページを見つけることです。

コンバージョン率が高いということは、そのページに誘導できれば高い確率でコンバージョンしてもらえるということです。現状、そのページがあまり見られていない原因はいくつか考えられますが、その中でも「訪問者をうまく誘導できていない」、「訪問者の属性に合わせたページ作りがされていない」などが大きな原因になります。そのページに訪問者を誘導できるかの仮説を立て、そのうえで考えられる施策を繰り返し、検証するといったPDCAを回していくことで、効率的にコンバージョンを上げることが可能になります。

例えば検索サイトからの訪問者が多いのであれば、訪問キーワードを確認して、そのキーワードで誘導できるコンテンツを追加する、スマートフォンからの訪問が多いのであればスマホサイトに最適化したページに改善するなど、現状の訪問者属性を確認することで改善のヒントを見つけることができます。またもし予算があればそのページをランディングページとして広告を出すといった方法もあります。

おすすめのアクセス解析サービス

アクセス解析サービスといって最初に思い浮かべるのはGoogleアナリティクスではないでしょうか。先の調査でも80%以上の企業で活用されていることからもその認知度と信頼性の高さが伺えます。無料ながらあらゆるデータを把握することができるうえ、検索キーワードを確認できるGoogleサーチコンソールやアドワーズ広告との連携も簡単にできるため、迷ったらGoogleアナリティクスを導入することをおすすめします。

次にGoogleアナリティクスでは見ることのできないデータを見ることができるサービスや、Googleアナリティクスと合わせて使うことでより効果を発揮できるサービスをご紹介します。

  • Ptengine

Googleアナリティクスでは見ることのできないヒートマップを見ることができるアクセス解析サービスです。WordPressのプラグインもあるため、WordPreddでWebサイトを運営管理されているかたにもおすすめです。マルチドメイン、デバイス解析、ファネルを使ったコンバージョンプロセスの確認など視覚的にわかりやすいつくりになっています。月間25,000PVまでは無料で利用することができます。

  • User Heat

Ptengine同様にヒートマップ解析ができるサービスです。ページの中で訪問者がどの部分を良く見ているのか、直帰率、離脱率が高いページではどこまでスクロールされているのかなどを視覚的に確認することができます。Ptengineと違い、ヒートマップに限定した解析サービスですが、月間300,000PVまで無料で使えるため、Googleアナリティクスと併用して使うことでより高い効果を発揮します。

  • AIアナリスト

Googleアナリティクスに連携することで、Googleアナリティクスのデータをもとにサイトの改善点を提案してくれるサービスです。またコンバージョンに影響するデータを週次、月次で自動集計しレポートとして届けてくれます。Googleアナリティクスを導入したものの、いまいち活用できていないといった場合におすすめです。無料プランでは「人工知能の提案一覧」と「レポート画面」の2つを利用できます。

アクセス解析はWebサイトの目標達成へと導く道しるべとなるもの

企業がビジネスを発展させていくうえで重要なツールのひとつであるWebサイト。しかし目的意識のないWebサイトはコストがかかるだけで企業にとって何のメリットもありません。認知向上、商品購入、資料請求など明確な目標を設定し、それに向かって運営管理することで初めてWebサイトを持つ意味があるのです。

そこで設定した目標に向かって正しく進んでいるかを確認するためのツールがアクセス解析です。現在のアクセス解析サービスは無料ながらも多機能なものが多く、何でもできるがゆえにかえって何をすればよいかわからなくなってしまうといったことも起こり得ます。

少ない予算で最大の効果を得るためには明確な目標を設定し、日々、アクセス解析を確認しながらPDCAサイクルを回していけるよう、効果的なアクセス解析サービスの活用をしていきましょう。

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