ブラックハットSEOとホワイトハットSEOって何が違うの?適切なSEO対策で検索流入を獲得しよう

SEO

SEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)には、大きく分けてふたつのアプローチに分類されます。不正な手段を用いるブラックハットSEOと、正攻法で検索順位を上げるホワイトハットSEOです。コンテンツがユーザーに有益かどうかはさておき、検索評価をあげるためだけのテクニックを用いることで上位表示の獲得が可能だった時期もありましたが、Googleのアルゴリズム更新に伴って、現在ではユーザーにとって有益なコンテンツのみがランキング上位を獲得できる状況に変化してきています。

今回は、ブラックハットSEOとホワイトハットSEOという対となる考え方を整理しながら、これからSEOに取り組むにあたって、知っておくべき対策について解説します。

ブラックハットSEOとは?

ブラックハットSEOとは、質の低いコンテンツの検索順位を不正な手段を用いて上昇させることを指します。さらに具体的に言うと、GoogleやYahoo!などの検索エンジンを騙して、ランキングを意図的に操作する手法です。

本来、検索エンジンに評価されて上位表示されるのは、検索者のニーズに応える質の高いコンテンツであるべきです。良質なコンテンツを発信し、そのコンテンツの検索エンジン上の順位が上昇し、結果的にホームページへのアクセス数が増えていく、というのがコンテンツマーケティングにおける見込み顧客獲得の第一歩となります。
 
しかし、ユーザーが必要とする質の高いコンテンツを継続的に発信するには、時間もコストもかかります。そこで、手間をかけずにホームページのアクセス数を獲得したいという安易な発想を持つ人たちが現れました。この発想から、検索エンジンに評価されることを主眼に置いたブラックハットSEOが横行しました。

数あるブラックハットSEOから代表的な手法を3つ紹介しましょう。

不自然な被リンク

被リンクとは、自分のサイトが他のサイトにリンクされることを言います。「引用された数(被リンク)が多いホームページは、良質なコンテンツであると判断できる」という考え方から、Googleは被リンクの数を検索順位の評価基準のひとつとしています。これを逆手に取り、大量の被リンクを付けることで質の高いコンテンツであるかのように自作自演する行為や、SEO会社とリンクの売買を行う行為が発生しました。

ワードサラダ

ワードサラダとは、文法的には間違っていないものの、全体として意味をなさないテキストコンテンツのことを指します。Googleは関連するキーワードを基準にコンテンツの良し悪しを評価するため、キーワードを不自然に詰め込んだ文章を自動生成することで、検索順位を高めようとする行為が見られるようになりました。

隠しテキストや隠しリンク

一般ユーザーには見えない形で、検索エンジンだけに認識されるような文字やリンクを隠して設置して、検索順位を操る行為を指します。背景色と文字色を同一にしたり、テキストのフォントを小さくしたりするという手口があります。

このようなブラックハットSEOの手法は、結果としてウェブ全体におけるコンテンツの質の低下をもたらしました。

Googleによる取り締まりとブラックハットSEOの衰退

このような不正行為による検索順位の操作をGoogleは見過ごしませんでした。Googleは2011年以降、良質なコンテンツだけが検索結果の上位に来るようにアルゴリズムを更新しつづけています。その代表的な施策が「ペンギンアップデート」と「パンダアップデート」です。

ペンギンアップデートとは?

ペンギンアップデートとは、主にリンク操作による不正行為を取り締まる施策です。この施策により、自作自演の被リンクや有料の被リンク、隠しリンクなどがあるサイトなどがペナルティを受け、順位を落とすことになりました。

パンダアップデートとは?

パンダアップデートは、ユーザーにとって価値がなく低品質なサイトにペナルティを科す施策です。具体的には、ワードサラダや他のコンテンツを無断でコピーしたサイトが評価を下げ、逆に検索ニーズに沿ったオリジナリティのある良質なコンテンツを掲載しているサイトが上位に表示されるようになりました。

このようなアップデートは定期的に繰り返され、今や検索順位を決定する要因は数百以上に上ると言われています。小手先でのランキング操作ができなくなった現在、ブラックハットSEOは終焉を迎えたと言っていいでしょう。

ホワイトハットSEOで検索流入を獲得しよう

これからのSEO対策に必要なのが、ホワイトハットSEOです。ホワイトハットSEOとは、Googleのガイドラインに沿ったコンテンツ重視のSEOと言い換えることができます。

キーワードの記載や被リンクそのものが悪ではない

ブラックハットSEOは小手先のテクニックだけで結果を出そうとしたために取り締まりの対象になりました。しかし、キーワードの記載や被リンク自体が悪いわけではありません。

ブラックハットSEOがやろうとしていたことを、正攻法で取り組む。これがホワイトハットSEOの成功の鍵と考えられます。ホワイトハットSEOを実践するためには、以下の取り組みが重要となります。

1.? ビッグキーワードではなく、ロングテールキーワードに注目する

ブラックハットSEOでは、検索ボリュームが大きいキーワードが重視され、複数の検索キーワードから浮かび上がる検索者の潜在的なニーズが見落とされてきました。こうしたニーズに焦点を当て、ユーザーが必要とする情報をコンテンツにすることが、ランキング改善への第一ステップとなります。

2.? 不自然な被リンクはNG。わかりやすさ重視で内部リンクを最適化する

検索結果を操作する目的で被リンクを闇雲に得ることはお勧めできませんが、信頼ある情報源としてリンクを受けることは歓迎すべきことです。また、検索エンジンに重要なページを伝えるために内部リンクを最適化することは、ユーザーに対してわかりやすいサイトを提供することにも繋がるため、率先して行うべき施策です。

まとめ

ブラックハットSEOのような、小手先のテクニックで検索上位を狙うようなコンテンツが取り締まりの対象になったおかげで、ユーザーにとって有益なコンテンツを発信する、ホワイトハットSEOに取り組む人たちが報われる時代がやってきました。こうした流れの中で、SEO会社を選ぶ際は小手先の対策ではなく、正しいコンテンツマーケティングの知見を持った会社かどうかを見極めることが重要です。?  
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