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イノーバマーケティングチーム2024/03/08 7:49:451 min read

Instagram広告の特徴とは?配信方法の種類やメリット・注意点を解説

Instagram広告は、多くのユーザーを確保している大人気SNS「Instagram」のなかに出稿する広告です。

画像や動画を投稿してつながりを作るSNSプラットフォームであるInstagramには、視覚的な印象の強い広告やクリエイティブな広告を悪目立ちさせずに配信できます。

自社コンテンツを画像や映像から知ってもらうことができるので、業種によってはInstagram広告が大きな成果を出す可能性もあるでしょう。

こちらではInstagram広告の特徴と市場規模、広告配信の基本情報や配信手順を紹介します。

また、BtoB企業でインスタグラム活用を検討されている方には、下記のお役立ち資料もおすすめです。

お役立ち資料:BtoB企業のインスタグラム活用

Instagram広告とは?

Instagram広告とは、その名の通り「Instagram」に配信する広告を意味します。

画像や動画を中心に取り扱うSNSとして多くのユーザーを確保しているInstagramへの広告出稿には、企業にとって多くのメリットがあります。

細かな条件を指定したターゲティングや、画像・動画を使用したインパクトのある広告の配信が可能なので、自社コンテンツの的確なアピールが行えるでしょう。

特に10代~20代くらいの若年層や、女性をターゲットにした広告を配信する場合には、  Instagram広告が候補に挙げられます。

Instagramの市場規模は?

Instagramを運営する Facebook社(現 Meta)は海外企業ですが、日本国内でもその市場規模を伸ばしています。

2019年には日本での月間アクティブユーザー数が3,300万人を突破したことが公式で発表され、日本人の約4人に1人が使用していることが分かりました。

また、株式会社サイバー・バズと株式会社デジタルインファクトによる共同調査によると、インフルエンサーマーケティングの市場規模も拡大傾向にあり、2020年には317億円を達成しています。

このうちの85億円がInstagramを対象としていて、YouTubeに続いて2番目の規模となっているのです。

2025年にはInstagramだけで185億円に達するという予測も立てられているため、今後もインフルエンサーマーケティングの発展と、その閲覧を目的としたユーザーの増加が見込まれるでしょう。

Instagram広告の配信面

Instagram広告は、複数の配信面を選択した上で広告を出稿できます。

以下の3つの配信面の特徴を、まずはチェックしておきましょう。

ストーリーズ

ストーリーズとは、24時間で投稿内容が消えるInstagramの特徴的なシステムです。

2017年からストーリーズの再生中に広告配信が可能となり、期間限定のキャンペーンやプロモーション広告を出稿するのに適しています。

フォロー中のユーザーに対して、3回のストーリーズ再生ごとに1アカウントの広告が表示可能です。

画像だけでなく15秒までの動画にも対応しているので、インパクトのある広告が配信できます。

発見タブ

ユーザーがInstagram内で情報を探しているときに利用される「発見タブページ」にも、広告が配信可能です。

ページ内でユーザーが興味のある画像などをクリックしたタイミングで、広告が表示されます。

ユーザーの能動的な動きに合わせて広告を表示できるので、印象に残りやすいのが特徴です。

フィード

Instagramの投稿を閲覧するフィード画面にも、広告を配信できます。

フォロー中のアカウントが投稿した画像や動画を見つつ、下にスクロールしていく過程で広告を表示可能です。

一般ユーザーの広告と見分けがつかないような自然な画像や動画広告を使用することで、ターゲットに違和感なく広告を閲覧してもらえます。

派手でインパクトのある広告よりも、ナチュラルで自然体な広告配信を意識するのがポイントです。

Instagram広告の種類・フォーマット

Instagram広告は、以下のような複数の種類のフォーマットを利用できます。

それぞれの特徴を把握して、自社コンテンツに合っているものを選択してみましょう。

写真広告

画像とテキストで構成された広告で、Instagram広告における基本的なフォーマットのひとつです。

文字数は最大2,200字まで記載可能となり、「詳しくはこちらをチェック」や「登録する」といったユーザーに具体的な行動をメッセージで伝えられます。

動画広告

動画による広告配信機能で、商品の動きや使い方を実演して見せられるのが特徴です。

最長120秒以内の動画に加えてテキストも利用可能なので、動画だけでは伝えきれない要素を言葉で説明する方法も取れます。

カルーセル広告

複数の画像・動画を同時に掲載できる広告で、なるべく多くの商品を一眼で紹介したいときに使われます。

画像と動画ごとに別のリンクを設定できるので、直接商品ページにユーザーを導くことも可能です。

複数の商品がなくても、同じ商品を別の角度や利用シーンで撮影した画像を組み合わせることで、より具体的に魅力を紹介できます。

コレクション広告

サイズの大きなメイン画像・動画の下に、小さなカタログ画像をグリッド形式で複数掲載する広告スタイルです。

メイン画像・動画でユーザーの興味を引きつつ、より細かな商品情報を同時に伝えられるので、実際の購入までの流れを作りやすいのが特徴となっています。

Instagram広告のターゲティングについて

Instagram広告は、2種類のターゲッティング機能を使って配信が行えます。

以下を参考に、Instagram広告でのターゲッティング方法を確認しておきましょう。

カスタムオーディエンス

自社が蓄積した顧客データやFacebookが保有しているデータを参考に、広告配信先のターゲッティングが行えます。

自社データを使用する場合には、各種データをまとめた顧客リストとアクティビティデータが必要です。

Facebookの保有データには豊富な種類があり、動画再生をした人、リード獲得フォームやインスタントエクスペリエンスを開いた人、Facebook・Instagramで何らかのアクションを起こした人などを対象にターゲットを選定できます。

類似オーディエンス

カスタムオーディエンスに含まれているユーザーに類似しているユーザーを判別し、広告配信のターゲッティングを行う方法です。

類似度は1~10%内で自由に設定可能で、数値が低いほど類似性の高いユーザーが対象になります。

Instagram広告の特徴・メリット

Instagram広告を利用する際には、特徴とメリットを把握しておくことも重要です。

以下を参考に、Instagram広告を使うメリットを確認しておきましょう。

視覚的なアピールでインパクトを与えられる

Instagram広告には画像や動画を自由に使えるので、視覚的なアピールがしやすいです。

目に飛び込んでくるような映像や、印象的でクリエイティブな画像を用いれば、ユーザーの印象に広告内容を残しやすくなるでしょう。

海外向けの広告も配信しやすい

Instagramには世界中に利用者がいるため、海外向けの広告も配信しやすいのがメリットです。

画像や動画がメインコンテンツなので、言葉が通じなくても意図を伝えやすいのも魅力となっています。

女性や若年層ユーザーに訴求できる

Instagramの利用者の多くが若い女性ユーザーであるため、自社コンテンツの内容に合わせて訴求しやすいです。

女性向けや若年層向けの商品・サービスを展開する場合には、Instagram広告がおすすめとなるでしょう。

ビジネスアカウントがフォローされやすい

サイバー・バズが行った「Instagramの企業アカウントに関する意識調査」によると、Instagramユーザーの多くが企業のビジネスアカウントをフォローしていることが分かっています。

20代で92%、30代で89%、40代で82%もの人たちが、実際にフォローを行っています。

フォローの理由としては、20~40代女性の80%以上が「企業やブランドの情報を得るため」と回答していて、そのほか「投稿内容に好感を持った」とフォローする人も半数を超えています。

さらに20~30代女性の70%以上が、「フォロー前よりも購入機会が増えた」と回答しているため、Instagramによる自社コンテンツのアピールがいかに有効かが分かるでしょう。

料金形態には4つのスタイルがある

Instagram広告は、基本的に「インプレッション課金(CPM)」を採用しています。

しかし、キャンペーン次第では「CPC(クリック数に合わせて課金)」「CPI(インストールが実行されるたびに課金)」「再生課金(動画が10秒以上再生されたときに課金)? 」の3種が追加され、合計で4つのパターンが利用できます。

Instagram広告の配信手順

Instagram広告の配信する手順は、非常に簡単なものとなっています。

基本的な配信手順は、以下の流れで行われます。

  1. Instagramアカウントを作成し、Facebookのページを開く
  2. メニューの設定から「Instagram」を選択し、「アカウントをリンク」をクリック
  3. Instagramアカウントのユーザーネームとパスワードを入力して連携を完了させる
  4. Facebookビジネスマネージャを開いて、メニューから「広告アカウント」をクリック
  5. 「追加」ボタンのクリック後、「新しい広告アカウントを作成」をクリック
  6. 「広告セット」の編集画面を開き、配信先としてInstagramを選択
  7. 広告キャンペーンの作成画面を開き、「作成」をクリック
  8. 「キャンペーンの目的」「ピクセルの作成および選択」「予算と掲載期間の設定」「オーディエンス(ターゲット)の設定」「掲載場所の設定」「広告クリエイティブ(フォーマット)の選択・作成」「支払い設定」などの各種設定を行う
  9. 「確認して公開」をクリックして広告を出稿する

Instagram広告の注意点

Instagram広告は多くのメリットを持つ一方で、利用時には注意点もあります。

以下を参考に、Instagram広告では難しいことや不向きなことを確認しておきましょう。

拡散力には期待できない

Instagram広告は、Twitter広告のように拡散力には期待ができません。

ほかのユーザーに広告を宣伝する方法がないので、広告を見たユーザーのなかで完結してしまいます。

そのため想定外のユーザーに広告が届く可能性は、低いと考えられるでしょう。

写真や動画が必須

Instagram広告には、写真か動画が必須です。

そのため普段から自社コンテンツの写真や動画を保存していない場合、広告出稿のために準備時間が必要となるでしょう。

テキスト中心の広告には不向き

Instagram広告にはテキストもプラスできますが、基本的にユーザーは画像や動画を見に来ているため、テキストを中心に添えた広告は不向きとなります。

あくまでテキストは画像・動画の不足情報をカバーする機能として捉え、メインで使うことは避けましょう。

Instagram広告ならではのメリットを活用して広告出稿を行おう

Instagram広告には、独自の魅力や特徴が多数備わっています。

そのためほかの広告媒体で上手く成果が引き出せなかったとしても、Instagram広告なら成功する可能性も考えられるのです。

この機会にInstagram広告の特徴を把握し、広告の出稿計画を立ててみてください。

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