将来を担うマーケティングポジションの重要人物!「グロースハッカー」の3つの心得とは?

デジタルマーケティング

Growth Hackingという言葉をご存知だろうか。日本では「グロースハッキング」「グロースハック」などと呼ばれ、現在、マーケティング業界の新たな切り札として注目を集めている。グロースハッキングとは一体何なのか? また、その担当者の心得とは? 

なぜ、グロースハッキングが必要なのか

Eメール、アプリケーション、ソーシャルメディアなどを開くたびに、広告が現れることが当たり前になった。と同時に、ユーザーの目はすっかり広告に慣れ、画面に現れても、その存在を無視する術を覚えてしまった。

そうなると広告主は、よりユニークで魅力的に見える広告を作る必要が出てくるのだが、その成否は「広告費用をどれだけかけられるか」に大きく依存してしまう。

男性の心理につけこんで薄着の女性を広告に起用するような、心理的作戦にさえも慣れてしまい、無視を決め込むユーザー。そういった、目の肥えた未開拓顧客の獲得競争を強いられているマーケティング担当者に今求められているもの、それがグロースハッキングだ。

グロースハッキングとは、製品やサービスの成長をハック、つまりは新しいやり方で加速させることである。それは、莫大な広告費用をかけて大きな広告を打つことではない。低予算で未開拓の新たなユーザーを獲得し、さらにロイヤル顧客にまで育てる方法を常に模索し続けることなのである。

グロースハッカーの心得その1、当たり前の前例からの脱出

グロースハッキングを実行する、グロースハッカーに求められる第1の心得は、「当たり前だと思っていた前例から抜け出すこと」である。今までの実績を根拠に、1%のクリック率(CTR)を上げることに躍起になっていてはいけない。実績のあるマーケティング手法は、すでに経験済のユーザーが多いことを忘れてはいけないのだ。

前例から抜け出し、目新しいことをやってみることはリスクも大きいが、そこに大きな価値も存在することを理解して、それに果敢に挑戦できる資質が求められている。ユーザーが経験していないことを実施することによって、彼らの心をつかみ、大きな成果を上げられる可能性があるのだ。

グロースハッカーの心得その2、失敗を恐れずにPDCAをまわす

グロースハッキングは、まったく新しいサービスをリリースすることと同じぐらい、失敗する可能性があるということを認識する必要がある。それを踏まえた上で、新しい手法を考え(PLAN)、実践し(DO)、継続的な検証を行い(CHECK)、小さな改善(ACT)を積み重ねるPDCAのサイクルを繰り返していくのである。

新しい手法を数回実施して大失敗に終わったとしても、そこで前例のある手法に舞い戻る道を選んではいけない。その大失敗について、分析力を駆使して新たな価値を見出し、さらなる検証に役立てていく力が必要である。

グロースハッカーの心得その3、技術力と説得力

グロースハッキングを行う上で仮説を立てる際に、最低限の技術力は必要である。分析ツールを使いこなせることは最低条件として、コストを抑えて改善をするためにどんな技術を使うかを、開発者に具体的に指示できる力が必要だ。また、未開拓顧客をロイヤル顧客に育て上げるために、サービスの内容を深く知っている必要がある。

しかし、必ずしも精通した技術者でなくても良い。最後までサービスを作り上げることができる技術よりも、常に最新の技術までキャッチアップしており、新しい手法を試すために、一見無関係と思える新しい技術さえも組み合わせて提案できるような、自由な発想力の方が重要なのである。

もちろん、組織上層部に対して、その提案においての論理的な説明を行える説得力、プレゼンテーション力は必要不可欠だ。

グロースハッキングは戦術ではなく、戦略である

広告のクリック単価(CPC)がみるみる高騰しているマーケティング業界において、効果が上がらない毎日を過ごしている担当者に新しい手法を試せというのは酷なことかもしれない。しかし、どこに設置されていようが、自分自身もすぐさま消したりスキップしたりしているありきたりの広告のことを思い出すと、グロースハッキングの重要性が理解できるだろう。

グロースハッキングは戦術ではなく戦略であり、単純に与えられたいくつかの項目をクリアすれば目標を達成するといったものではない。グロースハッカーは常にスピード感をもって、自分でその項目を切り拓いていくものなのである。

参考元: Growth Hacking Your Marketing Strategy グロースハックとは何か 最もホットな仕事 グロースハッカーとは?

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