きちんとおさえておきたい!「Webマーケティング」って何のこと?

コンテンツマーケティング

Webマーケティングという言葉は、すっかり一般的なものになりました。
企業の求人広告に「Webマーケティング担当者募集」といったタイトルが並んでいるところからも、その傾向は明らかです。

一方で、「Webマーケティングとは何か?」という問いに対して、明確に答えるのは難しい、という人も少なくないようです。そこでこの記事では、Webマーケティングの概要と代表的な施策を紹介した上で、Webマーケティングを効率よく進めるためのポイントについて考えてみたいと思います。

そもそもWebマーケティングとは

Webマーケティングとは、ひとことでいうと「Webを活用したマーケティング」です。

マーケティングの父と呼ばれるフィリップ・コトラー氏は、マーケティングを「無理に売ろうとしなくても売れる仕組みを作る」ための一連の活動と定義していますが、そのマーケティングをWebを中心としたインターネット技術などを活用して行うのがWebマーケティングです。

しばしば誤解されることがありますが、「Webマーケティング」という名の特別な施策があるわけではありません。そうではなく、広告宣伝、販促、PR、顧客関係性強化といったマーケティングにおける施策をWebの周辺で行うのがWebマーケティングである、と理解しておくと良いでしょう。

 

現代におけるWebマーケティングの重要性

インターネットが普及し始めたのは1990年代のことでした。それから30年近い年月が経ち、今やインターネットは私たちの生活になくてはならないインフラとなっています。また、2010年前後から出回り始めたスマホも今やすっかり一般化し、「いつでもどこでもWebに繋がる」基盤がほぼ整ってきています。

消費者の行動は大きく変化し、ネットショッピングで商品を買うのはもはや普通のことになりました。また、2011年にGoogleがZMOT(Zero Moment of Truth)という概念を提唱しているように、近年の消費者は、購入の意思決定をする前にインターネット上で商品に関する情報収集を当たり前のように行っています。

こうした状況を背景に、マーケティングにおけるWebの重要性は高まる一方です。
一見笑い話のようですが、最近では、「マーケティング部門はないがWebマーケティング担当者は存在する」という企業もちらほらと出てきているようです。

代表的なWebマーケティングの施策

先ほど、『「Webマーケティング」という名の特別な施策があるわけではない』と書きましたが、Webマーケティング特有の施策はもちろん存在します。

以下では、一般的に行われているWebマーケティングの施策の中から、代表的なものをいくつかご紹介します。

SEO

SEOはSearch Engine Optimization(検索エンジン最適化)の頭文字を取ったもので、自社の運営するWebサイトが狙ったキーワードで検索エンジンに上位表示されるよう、Webサイトをチューニングしていく活動です。

SEOは基本的に無料で行える施策ですが、成果が出るまでにそれなりに時間がかかり、地道にじっくり取り組む施策といえます。

SEOについて詳しく知りたい方は以下の記事も併せてご覧ください。

SEO(検索エンジン最適化)とは? 概念から実践まで、ゼロから学ぶ

これから始めるホームページのSEO対策8つのポイント

 

リスティング広告

リスティング広告は、GoogleやYahoo!Japanなどの検索エンジン上に入力したキーワードに連動する形で表示される広告です。前述のSEOで結果を出すのは簡単ではありませんが、リスティング広告の場合、広告費を支払えば狙ったキーワードの検索結果ページに自社の広告を表示することができます。

早期に結果を出したい場合、前述のSEOと並行してリスティング広告を出稿することが多いようです。

アフィリエイト

アフィリエイトは、アフィリエイターと呼ばれる協力者のWebサイトやブログ、SNSアカウント上などで、自社の商品を宣伝してもらう手法です。口コミのような形で商品を宣伝できるというメリットがあります。

Webサイト運営

Webサイトを開設・運営する目的は色々と考えられますが、集客や顧客との関係性強化、ブランディングといったマーケティング目的に活用される場合も少なくありません。

Webマーケティングを行う場合、大抵は自社のコーポレートサイトや商品販売サイト(ECサイト)などを開設した上で、これを基点として様々な施策が展開されることになります。

ブログ運営

この記事を読んでいる人の中に「ブログを知らない」という人はないと思いますが、ブログはWebサイトの一つの形態です。通常はCMS(Contents Management System)という仕組みを利用して作成されていて、HTMLの文法を知らなくても手軽に投稿できるため、日記やちょっとした情報公開にしばしば利用されます。

企業が商品・サービスに関する新着情報や技術情報、顧客向けのコンテンツを公開するのに使われることが多いようです。

メールマーケティング

メールマーケティングは具体的な施策というよりも「Webマーケティング」に近い概念で、インターネットメール(電子メール)を利用してマーケティングを行うというものです。既にメールアドレスを獲得できている相手に対してメールを送って施策を展開する、という性質上、ゼロからの新規顧客獲得には利用できません。顧客の引き上げや既存顧客との関係性強化、離反顧客の呼び戻しといった目的に利用されることが多いと言えるでしょう。

BtoBマーケティングにおいては、獲得した見込顧客(リード)の育成にもしばしばメールマーケティングが活用されます。メールマーケティングの代表的な施策としては、メールマガジン、ステップアップメールなどが有名です。

SNSマーケティング

SNSもメールマーケティング同様、具体的な施策というよりは「概念」を表す言葉といった方が正しいでしょう。TwitterやFacebook、最近若年層に人気のInstagramなどのSNSを利用して広告や販促、PRといった活動を行うのがSNSマーケティングです。

一口にSNSマーケティングという言葉で括られてはいるものの、利用する媒体(Twitterなのか、Facebookなのか)や目的(集客なのか顧客とのコミュニケーションなのか)によって、具体的な施策の実施方法が異なります。

コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングもメールマーケティングやSNSマーケティング同様、具体的な施策というよりは概念、あるいは手法に近いもので、テキストや画像、動画といったコンテンツを利用してマーケティングを展開していこう、というのがコンテンツマーケティングの基本的な考え方です。

近年になって、Googleを始めとした検索エンジンが「よいコンテンツを上位表示する」という方針を採用し始めたことを受けて、コンテンツマーケティングがにわかに注目されるようになりました。よいコンテンツを作り込むことで検索エンジンでの上位表示を狙う「コンテンツSEO」、コンテンツを用いて顧客育成を行うナーチャリングなど、コンテンツマーケティングの中にも様々な施策がありますが、いずれの場合も共通するのは、見込顧客が求めるコンテンツを用意することで、企業が「売り込む」のではなく、見込顧客側から「見つけてもらう」というアプローチを取るという点です。

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Webマーケティングを成功させるポイント

以上、この記事ではWebマーケティングという言葉の意味を再確認し、代表的なWebマーケティングの施策についてご紹介しました。

Webマーケティングに限ったことではありませんが、マーケティングの基本は自社(商品)、顧客、競合他社の3つの要素を深く理解した上で、適切な戦略を組み立てて推進していくことにあります。前述のとおりWebマーケティングにも様々な施策がありますし、日進月歩で新しい手法が生まれては消えて言っています。

情報に踊らされ、そうした施策に場当たり的に手を出しているだけでは、継続的に成果を上げ続けることは難しいでしょう。目先の戦術に踊らされず、自社として本当にすべきことは何かを見極めた上で、自社にとって必要な施策を実施していきましょう。

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