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イノーバマーケティングチーム2024/03/10 6:14:021 min read

検索エンジンとは?改めて知りたい基本的な仕組みとマーケティングにおける重要性を解説

検索エンジンとは、GoogleやYahoo!などの企業が提供している、インターネット上の情報を検索(サーチ)するシステムです。

キーワードを入力して検索するだけで、簡単に必要な情報を入手できることから、私たちの生活においてなくてはならない機能のひとつとなっていることは言うまでもありません。

そんな検索エンジンですが、その簡易性ゆえに詳しい仕組みにまで精通している人は意外と少ないです。

しかし、マーケティング業務やSEO対策を行う仕事をする場合には、検索エンジンの基本的な仕組みは把握しておくことは必要不可欠です。

こちらでは検索エンジンの基本と仕組みについての改めて説明し、「検索エンジンマーケティング」と呼ばれる手法の重要性について解説します。

そもそも検索エンジンとは?

検索エンジンとは、インターネット上に存在するあらゆる情報を簡単に検索して探し出す機能を持ったシステムです。

キーワードを入力することで、関連するWebサイトや画像・動画を検索し、自由に閲覧ができます。

検索エンジンの使い方は「検索窓」と呼ばれる入力ツールに言葉を打ち込むだけとなっているため、誰でも簡単に使いこなせるのが特徴です。

パソコンだけでなくスマホやタブレットでも利用できるため、その利便性は多くの世代に広まっています。

必要な情報をすぐに探し出せる利便性から、日常的な機能として既に全世界に浸透しているのです。

情報の入手手段としては、検索エンジンが現代でもっとも利用されている方法だと言えるでしょう。

Googleが世界1のシェアを獲得している

検索エンジンを提供している企業は多数ありますが、そのなかで世界No. 1のシェアを獲得しているのが「Google検索」です。

Google検索の利用シェア率は、「StatCounter」のデータによると世界で91%以上となっています。(2021年11月現在)

圧倒的なシェア率を誇ることから、「検索エンジン=Google」という認識を持っている人も珍しくないでしょう。

日本国内でのシェア率もGoogleが圧倒的で、「StatCounter」の日本版データによると75%以上となっています。(2021年11月現在)

2位のYahoo!が13%ですが、実はYahoo!JAPANの検索エンジンも、Google検索エンジンシステムが採用されています。

そのため結果的に、日本国内におけるサーチエンジンの利用率のほとんどが、Google検索であると言えるでしょう。

日本語で「ググる」という言葉がGoogleで検索することを意味するなど、その影響力が高まっていることからも、シェア率の高さが実感されます。

検索エンジンは「ディレクトリ(住所録)型」から「ロボット型」へ

検索エンジンは、もともとインターネット初期時代には、人力で魅力的なサイトを集めてカテゴリーで分類する「ディレクトリ(住所録)型」が一般的でした。

そのため検索されるサイトには限りがありましたが、インターネットの技術発展にともなってWebサイトやページが増加するにつれて、人の力だけでは快適な検索を維持できなくなりました。

その結果、検索エンジンはプログラムを活用した「ロボット型」が主流となり、現在の形に進化することになっています。

ロボット型では検索エンジンのサーバーでロボットがインターネット上のコンテンツを探し出し、それを特定の条件によって評価して検索結果に表示するのが特徴です

検索エンジンは現在「音声検索」などへの対応なども進んでいて、今後も新しい技術や検索プログラムによる進化が期待されるでしょう。

検索エンジンの仕組みについて

検索エンジンとは、以下のようなプログラムを基準とした仕組みによって機能しています。

それぞれの機能を確認し、検索エンジンが具体的にどのようなシステムで動いているのかを把握してみましょう。

クローリング

クローリングとは、「クローラー」と呼ばれるロボットによってインターネット上の情報が集められるシステムを意味します。

クローラーは定期的にインターネットを巡回し、Webサイトの存在を認識します。

例えば新規でWebサイトを立ち上げた場合、クローラーによるクローリングが行われることで、はじめて検索エンジンに認識されるのです。

クローラーが巡回するタイミングにはばらつきがあり、Webサイトを新規で立ち上げたからといってすぐに認識されるわけではありません。

インデックス

インデックスとは、クローラーが収集したデータを整理して検索されやすい形に処理する機能です。

クローラーは収集したインターネット上の情報を、一旦持ち帰ってデータベースに登録します。

その際には収集したデータをそのまま登録するのではなく、のちに検索されやすくなるように変換されるのが特徴です。

この一連の登録作業が、一般的にインデックスと呼ばれます。

Webサイトはこのインデックスによる登録がされない限り、検索エンジンでヒットしない仕組みになっています。

ランキング(検索順位)

検索エンジンは、インデックスしたデータとユーザーが検索したキーワードを照らし合わせて、関連性の高いWebサイトをランキング形式で表示します。

検索エンジンによって順位を決定するアルゴリズムは異なり、設定されている要素に合わせて検索順位が確定されるのが特徴です。

Googleの場合には200以上のアルゴリズムが使用されていて、内容は「検索品質評価ガイドライン」で確認できます。

検索アルゴリズムの評価基準を満たしているWebサイトが、検索結果のランキングで上位表示されます。

関連記事 | 検索順位はどうやって決まる?順位を上げるポイントや便利なツールについて解説

検索エンジンには特徴的なものが増えてきている

検索エンジンのシェアは先述した通りGoogle検索が圧倒的ですが、近年は独自の特徴を持ったオリジナルの検索エンジンも増えてきています。

どのような検索エンジンがあるのかを知ることで、ユーザーニーズを捉えるきっかけになるでしょう。

以下からは、Google,Yahoo!以外の特徴的な検索エンジンをいくつか紹介します。

Bing

Bing 」とは、Microsoftが提供する検索エンジンです。

Google検索に引けを取らない機能を有していて、通貨の換算や翻訳などにも利用できます。

動画の検索時にはカーソルをホバリングするだけで音声付きプレビューが確認できるので、動画検索においては非常に使いやすく著名な検索エンジンです。

DuckDuckGo

DuckDuckGo」は、トラッキングを防ぐ機能を持った検索エンジンです。

プライバシー保護に重点を置いたシステムが採用されているので、個人情報を知られたくない人に人気の検索エンジンとなっています。

SEM(検索エンジンマーケティング)とは?

検索エンジンは、マーケティングとの関連性が非常に高いシステムとなっています。

インターネット上に自社メディアや商品・サービスの販売サイトを公開している場合には、検索エンジンの仕組みを理解して上位表示されるように工夫する必要があるでしょう。

検索エンジンの仕組みを活用して自社のマーケティングを行う手法を、SEM(検索エンジンマーケティング)と呼びます。

 

SEMでは、主に「SEO」と「リスティング広告」による施策が行われています。

SEOとは「検索エンジン最適化」という意味を持つ言葉で、自社コンテンツが検索エンジンに評価されて上位に表示されるようにサイトを最適化する方法です。

例えばコンテンツ内に検索されやすいキーワードを盛り込んだり、ユーザーが快適にサイトを閲覧できるようにUI/UXの改善を図ったりといった施策が含まれます。

 

リスティング広告とは、検索エンジンの結果を表示するページの上部に自社サイトを表示させる広告形態です。

Google検索の場合、検索結果画面のタイトル横に「広告」と表示されているものが、リスティング広告に該当します。

ユーザーが検索したキーワードに関連するサイトが表示されることから、「検索連動型広告」とも呼ばれます。

検索エンジンマーケティングの重要性について

SEM(検索エンジンマーケティング)は、現代社会において非常に重要なマーケティング手法となっています。

その理由のひとつが検索エンジンの利用者の多さで、Glossom株式会社の調査によるとサーチエンジンの利用時間は1日60分以上、利用率は76%となっています。(SNS、サーチエンジン、メディアで分類した場合)

情報収集のためにスマホを使用する1日の平均利用時間も、2020年では126.6分と長期化しているのが特徴です。

検索エンジンマーケティングに力を入れることで、多くのユーザーに自社コンテンツのアピールが可能だと考えられるでしょう。

SEMを行う際には、検索エンジンの仕組みを知ることが重要です。まずは検索エンジンの基本的な仕組みを把握し、具体的にSEMで実施する施策の考案につなげていくのがポイントです。

検索エンジンの仕組みを知ってマーケティングへの活用を目指す

検索エンジンは既に私たちの生活に馴染んだシステムですが、それを利用してマーケティングに活かすには、仕組みを正確に理解することが必要です。

この機会に検索エンジンとは何なのか、SEM(検索エンジンマーケティング)ではどんなことができるのかを確認し、自社コンテンツへの活用を目指してみてはいかがでしょうか。

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