「いいね!」が欲しければ、バイラルコンテンツを作ろう

コンテンツマーケティング
シェアや「いいね!」を集めることは、ソーシャルメディアマーケティングの目的のひとつである。自社の製品やサービスがユーザー同士の口コミで広まってくれれば、非常に大きな宣伝効果を期待することができるだろう。こうしたユーザーの支持を集めることは、ソーシャルメディアマーケティングの成功を左右する、重要なポイントと言っても過言ではない。
しかし、それはわかっているけど、なかなかシェアの数が増えない……。そんな風に悩んでいる担当者も多いのではないだろうか。今回は、シェアや「いいね!」を集める記事について考えていきたい。
目次
ユーザーはプレスリリースをシェアしてくれない
ユーザーに支持される記事について考えるうえで、まずはあなたが普段アップしている記事を思い浮かべてほしい。
新製品やサービス情報、自社で行っている取り組みなど、自社のニュースを告知するためにSNSを利用してないだろうか。こうしたプレスリリースに載せるような情報も、もちろんソーシャルメディアのコンテンツのひとつではある。しかし、これではなかなかシェアの数を増やすことは難しい。
そもそも、ユーザーはあなたの会社を宣伝するためにSNSを利用しているわけではない。
そんなことよりも、友人の投稿した写真に「いいね!」したり、誰かがシェアした面白い記事を探したりすることのほうが、よっぽど大切なのだ。この点を間違えてしまうと、いつまでたってもあなたの記事が支持されることはないだろう。
シェアを集める秘訣は、バイラルコンテンツにあり
それでは、企業が投稿するコンテンツはシェアされないのかと言うと、もちろんそんなことはない。例えば、Facebookなどで誰かがシェアした記事を「面白い!」と思って、思わず「いいね!」した経験は誰にでもあるだろう。これこそが、今回取り上げたいバイラルコンテンツだ。
よほどのファンでもない限り、ユーザーが自社の広告をシェアしてくれることはまずない。しかし、面白いと思ったり、感動したりした記事には、積極的にシェアや「いいね!」をクリックしてくれる。
それは「面白いものを見つけた!」ことを友人と共有したり、「自分はこんなものに興味がある!」ことを知らせたりしたいという気持ちが働くからである。こうしたバイラルコンテンツは、広告の形態をとっていないものが多いため、友人のタイムラインに表示されることに抵抗が少ないことも、シェアを集めやすい要因と言えるだろう。
シェアを集めるバイラルコンテンツとは?
ここまで読んでみて、「じゃあ、どんなコンテンツがバイラルなの?」と疑問を持った人もいるかもしれない。以下に例を挙げてみたい。
1.ユーザーが気になる情報
誰もが思わず「え、何それ?」と気になってしまう情報は、それだけで優秀なバイラルコンテンツになる。ジャンルを問わないので、自社の製品やサービスと関連性を持たせやすいという利点がある。
例えば、下記はヨーロッパのどの国に住むべきかを、勝手に判断してくれるコンテンツだ。移住の予定がなくても、ついつい試してみたくなるのではないだろか。
Which European Country Do You Actually Belong In?
2.生活や仕事に役立つ情報
日々の生活の中で使える裏ワザや、仕事に欠かせない情報も、シェアを集めやすいコンテンツのひとつだ。自社製品の意外な使い方や、サービスを展開する中で培われてきたノウハウなどが、コンテンツのヒントとなるだろう。
例として、以下のコンテンツを取り上げたい。簡単な質問で、あなたの進むべきキャリアを診断してくれる。難しい質問はなく、誰でも気軽に試すことができるのが大きなポイントだ。
http://www.buzzfeed.com/ashleyperez/what-career-should-you-have
3.面白い動画や写真
面白い動画や画像は、それだけで目を引く優秀なコンテンツとなる。何かのハプニングや、普段できないことを試してみたもの、日常生活では見ることが難しい風景などの例が挙げられる。
以下のサイトでは、地球上にある美しい風景をまとめて見ることができる。こんなものを見てしまったら、航空券を予約せずにはいられないだろう。
The 33 Most Surreal Places On Earth
自社の製品やサービスと結びついたバイラルコンテンツを
いかがだっただろか?
上記で取り上げたものに似た記事を、FacebookやTwitterなどで、思わずシェアした経験もあるのではないだろうか。こうしたバイラルコンテンツを、自社の製品やサービスと結びつけることができれば、大きな宣伝効果が期待できるだろう。ソーシャルメディアマーケティングを成功に導くためにも、ぜひこうしたコンテンツ作りにチャレンジしてみてほしい。
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