バズるには「自然な面白さ」がやはり強い!人々が求めるのは共感と癒しである

デジタルマーケティング

コンテンツマーケティングを行ううえで、話題となるコンテンツに共通していることは一体なんだろうか?

誰もがあこがれるシンデレラストーリーや感動秘話は確かに話題になるが、そこにあるリピート性は弱い気がする。人々に「また見たい」、「もっと見たい」と欲してもらえるコンテンツは、もっと「身近」な内容で、「共感」できて、「ストレス発散」や「癒し」を与えてくれるものではないだろうか。

今回は、海外や日本のネットで話題になっている「いつも怒られているシェーン」、「文の里商店街のポスター」、「笑うメディアCuRAZY」の3つに焦点をあて、そこに共通するテーマに迫ってみたい。

リアルさがうけている「いつも怒られているシェーン」

アメリカの大手スーパーマーケットのWalmartで働いているシェーン。彼の面白すぎるボケと、それに対するマネージャーのツッコミを、シェーンの同僚がネットに投稿したことから火が付いたのが、こちらのサイト、Reddit SHANEISMS?だ。

今では、SHANEISMS(シェーニズムス)という独自の単語まで生まれ、ファンがそれぞれのやり方でシェーンをいじって楽しむサイトまで発足している。

マネージャーのシェーンに対するツッコミ(注意事項)は、ホワイトボードに手書きで書かれていて、その写真がコンテンツとしてサイトに掲載されている。

ツッコミ内容から想像できるシェーンの挙動が、思わず「クスッ」と笑いを誘ってしまう緩さを持っているのも特徴だ。手書きで書かれたツッコミというのが、リアルさを強調しているのも注目しておきたい。

Note from Management

Notes from Management

ハムやチーズを量り売りするデリのセクションで働いているシェーンへ:

「無料で試食品を配るのはデリの商品のみ! 勝手に他の部署の電化製品配るなよ!」

「お客に商品の場所を聞かれたときに、他のスーパーへの道のりを教えるのはやめるように!」

「裏に“いいもの”隠してまっせ……って言うなよ!」

会社で失敗して怒られた日にこのサイトを見れば、シェーンに共感して癒してもらえること間違いなしである。

シュールな感性が光る「文の里商店街」のポスター

大阪府阿倍野区にある文の里商店街。ここに注目が集まるきっかけとなったのは、2013年11月から12月にかけて実施された「文の里商店街ポスター総選挙」だ。

商店街を元気にしたいという気持ちから、電通の若手クリエイターがさまざまなポスターを製作。おじいちゃんの写真とともにつぶやかれる本音がリアルすぎる漬物屋や、思わずホロッとしたり、吹き出したりしてしまう軽快なキャッチコピーが癖になる婦人服店。

ほんの短い文章で、頼りがいがある街の電気屋さんのイメージをしっかり売り込んでくる電気店。他にもまだまだ面白いポスターがたくさんある。

これらのポスターは商店街の至るところに張られており、それを目当てに客足は増えたとのこと。大阪の新観光名所とも呼ばれているそうだ。

シェアしたくなる笑いを提供する、バイラルメディアCuRAZY

今年(2014年)初めにスタートしたバイラルメディアが、CuRAZYだ。Facebookをやっている人ならば、友人や知人のシェア経由で目にする機会があるかもしれない。

「笑うメディアCuRAZY」とのキャッチコピー通り、人々に笑いをもたらすコンテンツを集結したサイトで、頻繁に更新が行われている。

画像や動画を中心とした、見るだけで面白いコンテンツは、人々が求めている話題を厳選しているからこそ的確にヒットし、シェアが続いていくのだと思う。

学生がノートに描いたすごい落書き集。思わず「えっ、先生、それは○(マル)でいいよ!」と言いたくなる珍妙なテスト回答。ついつい、自分も街中でキョロキョロと探してみたくなるオモシロ看板たち。

かわいい動物や子どもの画像に、世界の絶景スポットなど、バラエティーに富んでいることも飽きさせない理由だろう。

Facebookでクリックひとつで内容をシェアして、笑いを友達と共有できる。どれが好きだったかについて意見交換をしたりすることによって、話題性・拡散力もバツグンである。

リアルな笑いには中毒性がある

人は、疲れたりストレスがたまったりすると、ついつい笑顔が減りがちになる。そんなときにすっと心に入ってきて、笑顔を与えることができるコンテンツのニーズは、果てしなく高いのではないだろうか。

今回挙げた例を見てみると、身近で共感できるリアル性のある自然な面白さほど、そのバズ効果が高いことが感じられると思う。

コンテンツを作る際に、ターゲットが身近に感じられ、共感できる話題とは何か。

それをリピートしたい、もっと見たいと思わせる内容に育ててくことが、人々に見てもらえる・話題にしてもらえるコンテンツ作りの基本だということをぜひ知っておいてほしい。

参考元:?Reddit SHANEISMS?文の街商店街ポスター総選挙?笑うメディアCuRAZY?Curazy/Viral media

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