ホームページをリニューアルする前に知るべき成功ポイント

デジタルマーケティング

ちょっと考えてみてほしい。

今日、どんなWebサイトを目にしたか。パソコン、タブレット、スマートフォン……。どこからのアクセスでも構わないので、思い出してもらいたい。「まだ、朝起きたばかり」という人は、昨日見たものでもいい。

そのなかで、ぜひもう一度見たい! というWebサイトが1つでもあるだろか?

いや、それ以前に、そもそも記憶に残っているWebサイトがあるだろうか?

どちらも、「ない」と答える人は多いだろう。それが、多くのマーケターやWebデザイナーを悩ませている大きな問題である。

この問題に立ち向かうには、どうすればよいのか? 一度見たら印象に残り、何度も訪れたくなるWebサイトを作るには、一体何が必要なのか?

今回は、コンバージョン率最適化に関する情報を提供するWebサイト「THE DAILY EGG」の「Make Your Business Website Unforgettable with These 12 Tips」を参考に、その辺りをまとめてみたので、ぜひご一読いただきたい。

まずは基本を押さえて、第一関門突破を目指す!

何よりもまず、ページを訪問後1秒で去られることだけは避けたい。この最初の関門を何とか突破したい。そのためには、初めに次のような基本を押さえる必要がある。

ヘッドラインにインパクトを

勝負の決めどころとなる「ヘッドライン」。コピーをキャッチーにするのはもちろんのこと、ビジュアル的にもインパクトのある作りにしよう。

サイトのデザインコンセプトに合えば、ヘッドラインに2~3種類の字体を混ぜるなどして、オリジナリティたっぷりの、忘れがたいものに変えるのも効果的。

「ビジターにとって何が得なのか?」を強調

オフラインショッピングの最中、「なんか得した」という店には「また行ってみよっ♪」と思うことがあるだろう。オンラインでも同じことが言える。ビジターに何か1つでも「お得なものを持ち帰ってもらう」のがポイントだ。

自社商品やサービスの紹介ページを作成するときには、それによって購買客が「何を得られるのか」を強調しよう。

「今より少ない労力で、今より大きな効果が得られます」という風に、「どう得なのか」がパッと一目でわかるように表現し、さらに、無料のeBookやビデオを「お持ち帰り用」として配布するのもよい。

けれど、最近は無料の情報提供など、当たり前! それじゃあ、インパクトがあまりない……という場合は、次のようなことを試してみよう。

さらにインパクトを与えるために実行したいこと

ビジュアル面にユニークさを加える

「ビジュアルは人を引きつける」ということがよく言われているが、だからといって単に写真や動画、イラストを使えばいいというものではない。

鮮やかな色や大胆な構図、個性的なイラストなど、他のWebサイトには見当たらないようなユニークな要素を加えてみよう。

インタラクティブな要素を入れる

ビジュアル的には十分美しい、あるいは個性があるのに、いまひとつ気持ちが盛り上がらない、物足りない……というWebサイトがある。

その場合、ビジターがただ受け身的にWebサイトを見ているだけなので、「刺激が足りない」という可能性がある。

そのようなときには、ゲーム、クイズ、簡単なお試し体験など、何かインタラクティブな要素を入れるとよいだろう。「自分が何かアクションを起こしたことは覚えている」という人が多いのではないだろうか。エンゲージメントを高めるうえで、効果的な方法である。

ソーシャルプルーフを含める

大勢が集まるパーティーに参加している自分を想像してみてほしい。初めて見る顔も多く、次々にいろいろな人を紹介され……。とても出会った人を全員覚えるのはムリということもあるだろう。

そんななか、記憶に残るのは誰か? 華やかな服装の人やジョークが面白い人などのほかに、「信用できる」と思った人が印象に残るのではないか。

あの人は信用できそうだから、一緒に何かビジネスを始められるかもしれない、あるいは友人になれるかもしれない、という意識が働くのではないだろうか。

Webサイトも同様。「信用できる」と思ってもらって、ビジターの頭にしっかりと印象が残るようにしたい。そのためには「ソーシャルプルーフ」をどこかに含めるとよいだろう。

ソーシャルプルーフとは、人は「他人がとる行動は正しい」と推測し、その行動に従うという原理である。

「社会的証明」とも言う。これをWebサイトに当てはめると、人は、「みんなが『いい』と思うサイトはきっといいサイトなのだろう」と考える、ということになる。

自社の提携企業やソーシャルメディアのフォロワー数などのほか、ソーシャルプルーフとしての機能を果たすものを何か見つけ、Webサイトに掲載しよう。

Aboutページに凝る

多くのWebサイトで意外と力を入れられていないのがココ。「Aboutページ」である。サイト訪問者の「で、どんな会社なの?」という疑問に答える大切な場であり、オンライン上での「会社の顔」でもある。

このページのインパクトが強いと、「ああ、あの会社ね」という印象がいつまでもビジターの頭の中に残る。気合を入れて、他社では見られないような凝ったページを作ってみよう。

人を登場させるのも効果的。例えば、デジタルマーケティング業界で活躍するNeil Patel氏のQuickSproutにおけるAboutページには、イラストが使われていて、印象深い。このような方法も参考になるだろう。(う~ん……もう、すっかり目に焼き付いてしまった。かなりインパクト大。)

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出典:QuickSprout

まとめ

今回紹介したコツのなかには、今すぐ始められそうなものもいくつかあったと思う。ぜひ、あなたのWebサイトを忘れられないものにするために、それらを役立ててほしい。

そして、今日見たWebサイトのなかで記憶に残っていたものがあったら、もう一度のぞいてみてほしい。

きっと、そこでも「忘れられない」サイトにするためのヒントが見つかるはずだ。

 

記事執筆:(株)イノーバ。イノーバでは、コンテンツマーケティングのノウハウを詰め込んだ無料のebookや事例集をご提供しています。ダウンロードはこちらからどうぞ→https://innova-jp.com/library/

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参考元:
Make Your Business Website Unforgettable with These 12 Tips
4 DETAILS THAT MAKE YOUR ABOUT PAGE UNFORGETTABLE

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