Twitter のワンクリック動画、どう利用する?

コンテンツマーケティング

Twitterが、企業や広告主向けにワンクリックで動画を再生するサービスを、ツイッター・アンプリファイ(Twitter Amplify)提携企業の協力のもとスタートさせた。

Twitterのワンクリック動画とは何か? 従来のVineとの違いと合わせて紹介しよう。

動画投稿アプリ「Vine」

従来、Twitterで動画をシェアしたい場合、YouTubeや他の動画サイトへのリンクを貼り、読者は動画サイトへ移動したあと、関連性のない広告を見た上で、やっとお目当ての動画が見れるといった手順だった。それが、動画投稿アプリVineにより、Twitterでの動画の閲覧が格段に簡単になった。

Vineとは、手軽に動画を投稿できる無料のソーシャル動画アプリだ。

Vineは、撮影した最長6秒の動画をループ状にしてアップロードし、Twitter上で共有することができる。インライン再生なので、他のサイトに移動することなく、Twitter上で見ることができる。

海外の企業を中心に、Vineを活用したプロモーション事例が増えている。最長6秒間という限られた時間の中で、自社の情報をうまく表現することができれば、バズる可能性があり、企業イメージの浸透に役立つだろう。

Vineを使ったプロモーションの1つに、ショートムービー型がある。これは、決められたコンセプトに合わせた動画を公開・閲覧するするプロモーション企画だ。テーマを明確に絞ることで、たった6秒間でブランドイメージを劇的に向上できるポテンシャルを秘めている。

KFCのVineを利用したショートムービーを紹介しよう。

<KFC~Cascading gravy!>

https://pbs.twimg.com/tweet_video/BqhhAIJCIAAIuZA.mp4

Twitterのワンクリック動画

一方で、Twitterが次に打ち出した動画情報の発信手段は、ワンクリック動画サービスだ。

Vineと違い、最長6秒といった制限がないため、コンテンツの自由度があがり、他のサイトに移動することなく、ワンクリックで動画再生を開始することができる。動画は、ユーザーのタイムラインにも表示され、同様にワンクリックで再生できることから、拡散力の高さが容易に想像できる

Twitterは、このサービスを一般に提供する前に、まずは、ツイッター・アンプリファイの提携企業の協力のもとスタートさせた。

ツイッター・アンプリファイとは、Twitter公式広告であるプロモツイートから派生した動画広告、メインコンテンツとなる動画に、他社の短い動画広告を含む形でメイン動画をツイートできるサービスだ。

例を挙げよう。

ツイッター・アンプリファイの提携ブランドであるバーガーキングは、2004年に初日で100万件のアクセスを達成した、伝説的なバイラルCMの代表ともいえる「サブサービエント・チキン」を10年ぶりに復活させ、この新たなフォーマットを利用して動画キャンペーンを行っている。

その他、NBA(National Basketball Association)は、以前ならサムネイルやプレイバック機能もなく、ツイートでリンクを貼り付けるだけだったものが、今ではワンクリック・アンプリファイを使って、臨場感あるゲームのハイライトシーンを配信している。

Twitterは、再生がより手軽になったことで、実際に動画を再生して見たユーザーの数が3倍増えたと発表している。今のところ、ワンクリック動画はツイッター・アンプリファイの提携企業のみのサービスだが、今後拡大していく予定だ。

では、KFCのワンクリック動画を参考に見てみよう。

<KFC~Trike Drifting with the Go Cup. Hold on tight.>

<KFC~On par. >

<

 

<KFC~What's for lunch? Pause to choose.>

6秒動画であるVineとワンクリック動画とでは、明確な違いがあることをおわかりいただけたと思う。

企業は、今後、この2つを使い分けることでソーシャルネットワークメディアのもつ拡散力や、話題を生み出す力を有効的に利用していくことが可能となるだろう。

まとめ

デジタル広告の分野で、動画を使ったプロモーションは、急速な伸びをみせているセグメントだ。短時間で印象に残るわかりやすいメッセージを伝えることができる動画は、今後さらに普及が加速していくことが予想される。

アメリカのeMarketer社によると、2014年におけるアメリカのデジタル動画広告への支出は57.2億ドルとなり、前年に比べ40%増加すると見積もっている。

Twitterは、ワンクリック動画に代表するように、Twitterがもつインターネットでリアルタイムに話題を生む力を今度さらに拡大していくと思われる。

今後、企業がそれをどう利用していくかが見ものだ。