あなたは、Twitterをビジネスに活用できているだろうか？　Twitterのデータをマーケティングに活かしたり、消費者の声を聞きたいと思ったことはあるだろうか？

そうしたビジネスユーザーの要望に基づいて、今Twitterは新たな展開を図っている。 

企業ならば使いたいTwitter公認製品プログラム

Twitterは今、まさにリアルタイムな情報が集まる場所であると言えるだろう。

だからこそ、Twitter上のデータから情報の分析や現在のトレンドの分析を行ったり、消費者の生の声を聞いたりしたいという、企業からの需要も増えている。

そのような状況の中で、Twitterは企業のニーズに応えうるであろう「Twitter公認製品プログラム」を2012年夏から公開し、2013年春からは日本向けにもリリースを行ってきた。

日本のTwitter公認製品プログラムのラインナップとしては、Twitter内のデータに関する情報分析ができるツールから、データを基にしたプロモーション、リスク管理などの運用を行える機能を持ったツールまで、およそ5つの公認プログラムを公開している。

そんなTwitter公認製品プログラムに、また新たな動きがあった。

グローバル5企業が、この夏Twitter公認製品プログラムに参加！

2014年6月26日、Twitterはグローバル展開している5つの企業と、Twitter公認製品プログラムについてパートナー提携したことを発表した。（出典：International expansion for the Twitter Certified Program?）

追加された企業は、以下の5社である。

• Talkwalker?ルクセンブルクに本拠を置き、メディアの検索、分析、モニタリングをかねたツールを企業へ提供している。このツールは実に使いやすく、強力だ。3クリックと10秒で、180カ国のメディアにおける自社ブランドの評価を分析できるのである。そのため、世界の多くのブランドや機関から利用されている。
• Conversocial?ロンドンとニューヨークに本拠をかまえる企業。ソーシャルメディア上での顧客サービスに応えるための、クラウドソリューションを提供している。その独自のワークフローは顧客の運用コストを削減し、高度な分析や強力なセキュリティを実現、顧客への満足度向上に役立っている。
• SocialBro?スペインで創業し、現在はロンドンに拠点を置いているSocialBro。企業のTwitterコミュニティ管理を容易にし、それらから得られたデータを分析してマーケティングに活かすことができるサービスを提供している。
• Socialmetrix?アルゼンチンに本拠があり、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、インドで事業を展開している。自社製品や競合製品に関するソーシャルメディア上での会話をモニターし、消費者の生の声を企業に提供することで、企業が消費者心理や消費者の意見を理解することに役立っている。
• Unmetric?ニューヨークに本拠を置き、Socialmetrixと同様、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、インドをメインに事業を展開している。日本企業の利用も多い。ソーシャルメディアを専門とするベンチマーキングの専門企業であり、大手ブランドや諸機関と連携することでソーシャルメディア上のデータ分析し、様々な指標作りを行っている。その結果、Twitterを利用している企業が費用対効果を把握することができる。

Twitter公認製品プログラムの拡張における理由とねらい

Twitterの公認製品プログラムマネージャー、Lauren Micheom氏はTwitter公式ブログ（出典：International expansion for the Twitter Certified Program）で、以下のように述べている。

「世界でのTwitterの利用者が増加するにつれて、利用者とグローバルにつながるビジネスを可能にする製品の需要が増加していくだろう」

Twitterのアクティブユーザーは、2014年度第1四半期の時点で、月間2億5500万人にものぼる。このうち77％がアメリカ以外に住んでいることを考えれば、公認製品プログラムをグローバルに拡大することは理にかなっている。

ビジネスでのTwitterユーザーにとって朗報と言えよう。今後もTwitterの動向に注目していきたいところだ。

参考元：?Twitter Expands Certified Program With 5 Internationally Focused Partners?International expansion for the Twitter Certified Program

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