インド系ベンチャーカンファレンスにTie Conに参加してきます!

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明日5/16(水)から約1週間アメリカに出張してきます。今回の出張の目玉は、なんと言っても、インド系のベンチャーのカンファレンスであるTie Conに参加する事です。
Tie Conとは、The Indus Entrepreneurs Conferenceの略で、米国で成功したインド、パキスタン系の経営者、投資家、起業家の団体が主催する、起業カンファレンスです。昨年は2500人ほどが参加しています。
今回のイベントは、シリコンバレーに住むエンジェル投資家である、平 強(たいら つよし)さんにお声がけ頂きました。(上記のブログの著者でもあります)平さんは、NTVPの村口さん他が主催されている「起業を増やさナイト」に参加した際にたまたまゲストとして参加されていて、お会いする事が出来、当時考えていたビジネスプランなどについて、色々とアドバイスを頂きました。
平さんは1939年生まれの72才ですが、 技術革新の早いシリコンバレーの第一線で投資家として活躍されています。不勉強ながら、僕は存知あげなかったのですが、平さんは、伝説的な投資家です。エンジェル投資家として、ベンチャー投資を始めた最初の投資案件で、インド人のベンチャー企業に75万ドルを投資し、2年後にAmazonに2億1千万ドルで売却されたのです。
このベンチャー企業への投資の話しは、平さんの著書に書いてあります。とても面白いので、おすすめしたいと思います。
- エンジニアよ 挑戦せよ。 (日経ベンチャーVブックス) [単行本]
- なぜ私はシリコンバレーで成功できたのか(Android アプリ)
とても興味深いことに、平さんは、もともと起業家をされて居たわけではなく、三洋電機で半導体のエンジニアをされていたのです。三洋電機では主に米国向けのビジネスで活躍され、GMやIBMに電子部品を供給したり、デジタルカメラの初期の技術開発に関わられていたという事です。
平さんは、 三洋電機時代にデジタルカメラのベンチャーに関わった事をきっかけに、1996年(57才)の時にエンジェル投資家に転身し、それ以降、生き馬の目を抜くシリコンバレーで、投資家として活躍されます。三洋電機時代に養った技術を見る目、人を見る目が役だっているように感じました。そして、投資はなんといっても運の要素があるので、 平さんは非常に運の強い人なのだと思います。ただし、本を読むと判るのは、そのような運は、平さんの強い意思、行動力、そして、完成された人間性がを呼び寄せているという事でした。
この本は、本当におすすめです。実際に起業中の人はもちろんの事、グローバルに活躍したいと考えている人、何らかの形でベンチャーに関わりたいと思っている人には是非読んで欲しいです。僕も、この本を読んで、勇気がわいてきました。忘れかけていたファイティングスピリットが呼び起こされる気がします。
今回は平さんから頂いた機会を最大限に活用し、Tie Conを通じて、多くの起業家とネットワークを広げ、ひとつでも多くのビジネスチャンスを持って帰りたいと思います。帰国したら出張報告会をしたいと思っていますので、楽しみに待っていて下さいね。
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