急成長を遂げたバイラルメディア「BuzzFeed(バズフィード)」成功の要因はどこにある?

デジタルマーケティング

米国で、最も勢いがあるといわれるニュースサイト「BuzzFeed(バズフィード)」。米ニュース界の風雲児が、日本進出を決めた。

急成長を遂げた背景には、どんな秘密が隠されているのだろう?

BuzzFeed(バズフィード)とは、どんなニュースサイト?

創業は2006年、有力ニュースサイト「ハフィントンポスト」の共同創業者、ジョナ・ペレッティ氏が中心として設立した。最高経営責任者(CEO)のペレッティ氏は、バズフィードを、「ニュース・エンターテインメント企業」と位置付けている。

そのため、共有しやすいネタや見出しの記事を、積極的に掲載している。また、読者の7割が、SNSを経由して同社の記事にたどりついている。

BuzzFeed(バズフィード)成功の秘訣とは?

2013年11月、同社のユニークユーザー数は、1億3000万人に達した(対前年比350%)。これほどまでに急成長を遂げたバズフィードだが、その成功の秘訣は、どこにあるのだろう。

「What can marketers learn from the success of publishing sensation Buzzfeed?」(邦題:マーケターが、バズフィードの成功から何を学ぶことができるか?)に、成功のヒントが書かれている。その一部をご紹介しよう。  

BussFeed(バズフィード)のコンテンツ戦略とは?

バズフィードの人気コンテンツ(クイズや、リスト記事など)は、全て一定の測定・分析・テストに基づき、アナリストが記事をモニターし、編集にフィードバックしている。しかしながら、バズフィードが最も重視しているのは、コンテンツのクオリティだ。

このクオリティの確保と向上は、バズフィードの、ビジネスの根幹をなしていると言えよう。そのため、エンターテイメント系のコンテンツに加え、ポリティコの政治ブロガー、ベン・スミス氏を編集長に迎え入れ、長文の論考記事の掲載など、調査記事にも力を入れている。

ベン・スミス氏によれば、ソーシャルウェブ時代のコミュニケーションプラットフォームには、感情に訴え、人々がシェアしたくなるコンテンツが重要であり、ニュースもその1つだと述べている。面白い記事とニュースを並べて掲載することは、Webの世界では、至極当然の流れだとしている。

感情を共有し、オーディエンスの人生に寄り添う

最高経営責任者ペレッティ氏は、Wired magazineのインタビューで、「つまらない記事でトラフィック数を稼いでも、それは、ビジネスとして成功とは言えない。我々は、人生には、どんなストーリーが必要だろうかと考えている」

「もし、仕事でひどい1日を過ごしたとしたら、『ひどい1日をやり過ごす13のステップ』という記事に目が留まるだろう。我々は、オーディエンスの感情に寄り添った情報を提供している」と、述べている。

つまり、同社記事の特徴は、「感情の共有」に主眼を置いていることだ。

まとめ・BussFeed(バズフィード)成功3つの要因

バズフィードの成功から、我々が学ぶべき3つの重要なヒントを紹介して、まとめとしよう。

1.エンターテイメント系のコンテンツは、ブランドストーリーとオーディエンスとの間の絆を深める、効果的な手法だ。例えば、ブランドビデオ・ゲームやクイズなどだ。オーディエンスのニーズを満たし、ブランドストーリーに共感することを可能にする。

2.エンターテイメント系のコンテンツを作成するためには、オーディエンスの経験とブランドが、どのように認識されているか、どのような価値観を持っているかを理解する必要がある。例えば、彼らを満足させるコンテンツとは、椅子から落下した猫の面白い写真なのか、英国のビーチで、休暇を過ごすためのアイデアなのかということだ。

3.厳格な編集方針と、分析に基づいたコンテンツの作成プロセスを持つことで、最高レベルのクオリティを保つことができる。このように質を担保することにより、Facebookなどの有料広告の活用が可能になる。

参考元: What can marketers learn from the success of publishing sensation Buzzfeed?

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