戦略的なコンテンツ制作法とは?コンテンツマーケティングで勝ち抜く法

オウンドメディア

あなたの会社がコンテンツマーケティングを実施する際、あらかじめ戦略や方法を検討してから行っているだろうか?

コンテンツマーケティングが本格化

ふりかえりになるが、2013年は日本国内でコンテンツマーケティングが大きな話題となった。「400社への調査で見えた。国内企業デジタルマーケティング実態」(『宣伝会議2月号』 2014年1月15日発行)によれば、2014年に注目している項目として、1位がオウンドメディア(37.6%)、2位がコンテンツマーケティング(32.4%)という結果だった。

2014年の現在、コンテンツマーケティングは実施のフェーズに移り、多くの企業や団体が、本格的に導入し始めている。そうなると、次に起こるのは、良質で大量のコンテンツがWeb上に溢れかえる、という事態だろう。

この状況においては、今まで以上に注目を集め、共感されるコンテンツ作りが重要になる。もちろん、注目を集めるためには、SEOやインターフェースなどの技術的な側面と、コンテンツの両輪が必要なわけだが、今回は戦略的なコンテンツ制作に的を絞って考えてみよう。

戦略的にコンテンツを制作するための5つのStep

ここでは、「5 Ways to Create A Better Content Strategy in 2014」(2014年度版・最良のコンテンツ戦略策定のための5つの方法)という記事を紹介したい。コンテンツをよりパワフルに効率的かつ戦略的に作る具体的な方法が述べられている。

Step1:エッジの効いたトピック設定

顔の見えない多数のオーディエンスに向けて、トピックを選ぶのは難しい。 それよりも、似たような興味を持つ友人や、自分が所属するコミュニティを念頭にトピックを考えてみよう。これによって、ありふれた内容や一般論ではなく、エッジの効いたトピックの選定が可能になる。

Step2:月ごとにテーマを計画

月ごとにテーマを決めることで、全体の統一感が増し、テーマを掘り下げて伝えることができる。最近は、ますますコンテンツが短くなる傾向にあるため、伝えたいことすべてを一つの記事にまとめるのが難しい。

月ごとのテーマとすれば、その悩みも解消するし、毎回テーマ出しをする必要がないため、効率化も期待できるだろう。

さらなるヒントとして、「箸休め的なテーマ」を挿入することをおすすめする。例えば、クリスマスやバレンタインのリアルなイベントをテーマにすることで、人間的な温かみが生まれ、次回以降の通常記事への期待にも繋がる。

Step3:コンテンツ戦略の効果測定実施

月ごとのテーマを決めたら、この戦略がゴールに貢献しているかを測定しよう。どれだけオーディエンスにアクションを起させたか、が指標になる。

例えば、次の4つのゴールが設定できるだろう。

(1)共感を得る (2)コメントを集める (3)潜在顧客を魅了する (4)セールス

カレンダーには、記事のタイトルだけでなく、得たいアクションを書き込むことで、ゴール到達度の目安としよう。

Step4:オーディエンスが好むメディアフォーマット、スタイルの選択

あなたのオーディエンスに合わないメディアやトーン、スタイルを使うと、正しくメッセージが伝わらない可能性がある。オーディエンスの反応が良い、好まれるスタイルを選ぼう。

Step5:コンテンツカレンダーを作成

すべてのStepが終了したら、コンテンツカレンダーに書き込んでみよう。事前にメディアフォーマットを決めておくことで、おおまかな年間、月間作業量が算定できるため、アウトソーシングの検討やスケジュール管理に活用しよう。例えば、この記事をカレンダーに書き入れるとするとこんな感じだろうか。

6月のテーマ:コンテンツマーケティングの最新情報 配信曜日:火曜日 目標:共感を得る 形式:ブログ トピック:2014年コンテンツ戦略 スタイル:会話形式 メディアフォーマット:ブログ、Facebook

目標とスタイルを戦略的に考えることは、他社と差別化を図り、自社の優位性を発揮する。2014年の折り返し地点で、今年のコンテンツ戦略をもう一度練り直してみるのはどうだろう?

参考元:?5 Ways to Create A Better Content Strategy in 2014?「400社への調査で見えた。国内企業デジタルマーケティング実態」 (宣伝会議 2014年2月号 NO.868)

関連記事:?ゆく年くる年 2013年のコンテンツマーケティングの振り返り?広告費をかけずに零細企業が大企業に勝つ方法とは?コンテンツマーケティングで成功した海外事例4つ

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