スティーヴン・キングに学ぶ、「読まれる」ライターになるためのコツ

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ライターなら「読まれる文章を書きたい!」と誰もが思うはず。文章上達に関する書籍や記事は多く出回っているが、スティーヴン・キング氏のアドバイスがものすごく参考になるので、ぜひ紹介したい。
スティーヴン・キングは言わずと知れたモダン・ホラー小説の巨匠であるが、「グリーンマイル」や「スタンド・バイ・ミー」、「ショーシャンクの空に」といった大ヒット映画の原作者としても知られている。彼のアドバイスを基に、「読まれる文章術」を8つにまとめてみた。
目次
1.集中して書く環境を整える
書くための前提条件として、集中して書く環境を整えることをキング氏は強調している。特に、テレビに関しては「創造力の発揮を邪魔する有害なもの」とまで言い切っている。
読まれる文章を書き上げるために、テレビを消し、ドアを閉め、何にも邪魔されない環境を整えよう。
2.失敗や批判を恐れない
「何かを始めたときに、批判する人間は必ず現れる」ので、「いちいち気にして作業を止めることは良くない」とキング氏は指摘する。同時に、読まれる文章を書くためには「勇気を出して自分自身を他人に見せる」ということも提案している。
批判や失敗を恐れていては、思い切った文章が書けない。自分を消して書いていても、魅力的な「読まれる」文章は生まれない。自分の持つ知識や経験を、恐れずに文章に取り入れよう。
3.かっこつけない
キング氏によると、最も気をつけるべきなのは「文章を難しい単語や長ったらしい言葉で装飾すること」だそうだ。
シンプルに伝えるべきところを、無駄に長く書いてしまった経験はないだろうか(筆者はよくあるのだが……)。特にライティング初心者は気をつけたいところだ。
4.お金のために書かない
「執筆の目的は、富や名声ではない」とキング氏は言う。代わりに「誰かの人生を豊かにするために文章を書く」ことをすすめている。
「人生を豊かにする」というと大層であるかのように聞こえるが、要は読者に喜んでもらえる文章を書くこと。役立つ情報を提供したり、「楽しい」「感動した」「興味深い」といった感情を喚起するように書いたりすると、より魅力的な文章になるだろう。
5.書くことを楽しむ
キング氏は言う。「もし文章を書くことを心から楽しめたなら、ずっと書き続けられる」と。
「ずっと書き続けられる」とはつまり、「ひたすら文章を書きまくれる」と言い換えられる。心から楽しみながら文章を書きまくることによって、文章力はどんどん伸びていく。
6.毎日書く
「何か企画に取り組み始めた場合、私はそれを途中で止めることはないし、ペースダウンすることもない。もし、私が毎日書くことを止めてしまえば、物語の構想は失われていくだろう」。そうキング氏は述べている。
読まれるライターを目指すならば、「毎日書く」のをおすすめする。上で述べた「書くことを楽しむ」に留意して、良いアイデアが生まれなくても、まずは書いてみよう。成功は最初の一歩から始まる。
7.たくさん読み、たくさん書く
キング氏は、「ライターになりたければ、何よりもまずしなければならないことは、たくさん読み、たくさん書くことだ」と言う。
うまく書くためには結局のところ、多くを読み、書くといったことが必須だ。シンプルだが最も重要である。良書から癖のあるものまで、いたるところに文章は転がっている。多読して、自身のライティングの参考にしよう。
8.パートナーと良い関係を保ち、健康でいること
彼の成功には2つの要因があったという。それはずばり「結婚」と「健康」だ。「健康な体と、自立した女性との安定した関係は、仕事を続けていくうえで重要な要素である」とキング氏は指摘している。
体調がすぐれない状態で書くことは困難であり、身近な人間関係が破綻していれば執筆どころではない。まずは、心身の健康と良好なパートナーシップによって、日常生活を安定したものにする。そうすれば、書くことにも余裕が生まれ、人を惹きつける「読まれる」文章になるはずだ。
まとめ:自信を持って書く!
いかがだっただろうか。
スティーヴン・キング氏のアドバイスをざっくりまとめると、「書くことを楽しみ、自信を持ち、諦めずに書き続けよう」といったポジティブなメッセージが伝わってくる。
ぜひ、参考にしてみてほしい。
参考元:?22 Lessons From Stephen King On How To Be A Great Writer?Stephen King’s 20 Tips for Becoming a Frighteningly Good Writer
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