再確認したい!SNSコンテンツをヒットさせるためのセオリー5選

EC(Eコマース)
「SNSでたくさんのシェアを集めるような、ヒットコンテンツを生み出したい」
ソーシャルメディアマーケティングを実践する企業の担当者であれば、このような野望を持っている人は少なくないだろう。ユーザーからのシェアを集めることができれば、自社の製品やサービスはあっという間に話題になる。そのために、まずは強烈なヒットコンテンツを作って……。
こう考える気持ちもわかるが、ちょっと待ってほしい。
確かにシェアを集めるためには、ユーザーに支持されるコンテンツが必要だ。しかし、ヒットはコンテンツだけで生み出されるものではない。せっかく面白いアイデアがあっても、公開する場所を間違えてしまったり、ターゲットのニーズを読み違えてしまったりしたのでは、思うような効果は期待できないだろう。
ヒットを生み出すためには、コンテンツの内容だけでなく、拡散されやすい状況を作っておくことも重要なのである。今回は、そのためのセオリーをまとめてご紹介したい。
拡散されるコンテンツを生むために押さえておきたいセオリー
1.コンテンツの内容・種類を検討する
コンテンツは、拡散されれば何でもいいというわけではない。例えば、面白い動画や画像などのコンテンツはシェアされやすいが、内容によってはユーザーに不快感を与え、イメージダウンにつながる恐れがある。また、あまりにも製品やサービスとかけ離れていると、そもそも何のための投稿かすら、わからなくなってしまうだろう。
自社の業務内容とつかず離れず、かつユーザーの支持を集めるコンテンツ作りをする必要がある。このさじ加減が、マーケターの腕の見せ所でもあるのだ。
2.投稿するべきSNSを吟味する
Facebook 、Google+ 、Twitter 、Instagramなど、SNSには様々な種類がある。それぞれの特徴を把握し、投稿するコンテンツの種類や、ターゲットとなるユーザーに合わせて選ぶようにしたい。
例えば、ユーザーとの対話を重視するのであれば、コメントが流れてしまうことのないFacebookが有利だが、不特定多数への拡散力はTwitterのほうが強い場合がある。また、写真コンテンツを重視するならInstagramという選択肢もあるだろう。
3.ターゲット層に届いているかを確認する
投稿したコンテンツが、狙ったターゲット層に読まれているかも、忘れずにチェックしておきたい。Facebookのインサイト機能などを利用すれば、ファンになってくれたユーザーの年齢層や、住んでいる地域などを確認することができる。
こうしたサービスを利用して、実際の読者と設定したターゲットが一致しているかを確認しておこう。もし一致していない場合は、コンテンツやターゲットの見直しが必要になるだろう。
4.投稿するタイミングにも配慮する
どのSNSを利用する場合でも、投稿したコンテンツは、時間とともに他のユーザーが投稿する記事に押し流されてしまう。通常、タイムラインは新しいものからチェックされるため、流れてしまった記事は閲覧される可能性が低くなってしまう。
そうならないよう、ターゲットの行動時間に合わせてコンテンツを投稿する必要がある。例えば、ビジネスマンに向けたコンテンツを、平日の昼間に投稿しても効果は薄いだろう。
5.アクセス状況をモニタリングする
SNSに投稿したら、そのアクセス状況を必ずモニタリングしておきたい。コンテンツはいつ、どこでヒットするかわからない。どのような経路で、どのくらいのアクセスを集めているかを常時モニタリングしておき、アクセスが伸びたときに適切な対応ができるように準備しておきたい。
また、モニタリングを続けることで、効果のあるSNSやユーザーに受け入れられるコンテンツの傾向をつかめるようにもなるだろう。
ターゲットにあわせて、コンテンツの見直しを
ヒットコンテンツは、アイデアだけで生み出されるものではない。あらかじめ設定したターゲットに読まれているかを日々確認し、内容を見直していくことも、拡散を呼ぶための重要な手法となる。今回ご紹介した方法が、そのための参考になれば幸いである。
人気記事
関連記事