ユーザーともっと仲良くなれる!「写真共有アプリ」のマーケティング活用術

コンテンツマーケティング

今、「写真共有アプリ」の人気が熱い。

特にInstagramやPinterestなどに代表される、スマートフォン対応でソーシャルメディアとも連携させた写真共有アプリには、日々膨大な数の写真が投稿され、多くのユーザーでにぎわっている。

人を集めなくても、すでに「人が集まっている」のだ。こんな好条件の場を、企業がマーケティングに活かさない手はない。

今回は、ユーザーと仲良くなれる「写真共有アプリ」の活用術について考えてみよう。

人気の背景は、「一億総クリエイター時代」

人は誰でも「自己表現したい」という欲求をかかえている。そんな欲求を満たしながら、趣味として、嗜好(しこう)として、人々に愛されてきたことの1つに「写真を撮る」という行為がある。自分の中のクリエイティブな一面を、手軽に表現することができる方法だ。

自己評価だけでも楽しめる行為ではあるが、発表の場があり、他人からも評価される機会に恵まれると、モチベーションがあがることは間違いない。

それを実現させたのが、「写真共有アプリ」なのだ。

これまで、個人レベルで撮るのが難しかったような写真をスマートフォンで手軽に撮影でき、しかも、その写真を自分が会ったこともない人に向けて発表することも可能になった。

「写真共有アプリ」を活用してユーザーと仲良くなるためには、この「一億総クリエイター時代」ともいえる背景をしっかり理解したうえで、ユーザーの創造性を刺激し続けるようなマーケティング術を考えることが必要だ。

やっぱり、スターバックスはスゴい!

これをみごとにやってのける企業がある。シアトル生まれのコーヒーチェーン店「スターバックス」だ。

そのスターバックスのニューキャンペーンから、マーケティングに「写真共有アプリ」を活用するためのヒントやコツを学んでみよう。

Starbucks Newsroom
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・キャンペーンの内容
その名も「ホワイトカップコンテスト」。スターバックスでは、顧客がInstagramなどに投稿した写真の中から、スターバックスの紙カップに手書きされた、美しく、アーティスティックなデザインを、自らのアカウントでも再ポストする動きを見せた。

そのことがクリエイティブなスタバファンの心をつかみ、ソーシャルメディアでの写真投稿が、連日にわたり盛り上がりはじめたのだ。

そのファンの興奮にこたえるため、スターバックスは、「コンテスト」という形でニューキャンペーンを打ち出したというわけだ。

成功するためにチェックしておきたい5つのポイント

では、このキャンペーンを参考に「写真共有アプリ」をマーケティングに活用する際のポイント5つをご紹介したい。

1.あなたの企業のファンがどういうタイプかを知ろう!

あなたの企業のファンは、「何を期待して」写真共有アプリを使っているのか徹底的に調査しよう。

スターバックスでは、顧客の投稿する写真を再ポストすることで、ファンがもつ潜在的なクリエイティビティを発見し、それらを大々的に発表、承認する場をつくることで支持を得た。

2.短くて、覚えやすいURLを取得しよう!

“mystarbucksidea.com”は、今回のキャンペーンのために作られたものではないが、非常に適切なURLだといえる。

今回のキャンペーンに関連するワード、my(私の)とidea(アイディア)の中に有名すぎる社名starbucks(スターバックス)をサンドイッチしただけのシンプルなもの。

ユーザーのアクセスを考えた場合、「手間がかからないURLである」ということは基本中の基本だ。

3.ユニークで具体的なコピーをハッシュタグに使用しよう!

ここではズバリ“#WhiteCupContest”だが、ユニークで印象深いコピーをハッシュタグに使用すれば、キャンペーンの内容をすぐ理解してもらうことができるうえ、検索にも有効で、ユーザーに見つけてもらいやすい。

これは、キャンペーンが広まりやすいということにも直結する重要ポイントなのでお忘れなく。

4.リンクを張って広める、この仕組みを理解しよう!

たとえば、Instagramでは「@regram」というサービスがある。Instagramにアップされた写真を、Twitter、Facebook、Tumblrなどに再ポストするものだ。

使い方はシンプル。まず、regramをInstagramのアカウントで認証後、有効にしたいサービス(Twitter、Facebook、Tumblr)をそれぞれ認証する。

あとは、再ポストしたい写真のコメントに「@regram」を付けて書き込むだけである。つまり、TwitterのRT(リツイート)、FacebookのShare、TumblrのReblogに近いものなのだ。

この「@regram」は、自分以外の第三者の写真も再ポスト可能なので、ソーシャルメディアでの大きな拡散が期待できる。まずは、この仕組みをしっかり理解しよう。

5.企業プロフィールを魅力的なものに仕上げよう!

ユーザーがInstagramポストでクリックできるところはどこだろうか?

そう、ハッシュタグとプロフィール欄の2カ所である。

だからこそプロフィール欄は、ユーザーが思わずクリックしたくなるような魅力的なものに仕上げる必要があるのだ。

キャンペーン情報などは、ユーザーの注目を集めるようなコピーや概要文にして、プロフィール欄に掲載してしまうのも一案だ。

まとめ

いかがだろうか? 

こうやって、細かなポイントを一つひとつ押さえていけば、はやりの「写真共有アプリ」もマーケティングの“即戦力”にできるのだ。

「思いやりは想像力」である。

ユーザーが何に「反応」し、何に対して「笑顔」になるのか、想像力をフル稼働させて、さまざまな実験を繰り返してみよう。

当たり前のようだが、その実験回数が多い企業ほど、より多くの“答え”と“ユーザーと分かちあう喜び”が得られるはずだ。