オープンソースのSFAとは?無料でまずは試してみよう

BtoBマーケティング

営業活動の成果を高めていくには、顧客管理を徹底することが重要ですが、人的に対応しようとすると負担が大きいため、SFAを活用するのがおすすめです。SFAとは、セールスフォースオートメーションの略で、営業支援のためのシステムのことをいいます。顧客のリスト化から顧客属性情報の管理、案件情報の可視化、担当者のスケジュール管理等の営業に関する情報を一元管理することができます。SFAを上手に活用することで、営業活動の成果を高めることができるとともに、営業状況の報告や入力作業の負担が軽減して業務効率化を実現できるでしょう。

しかし、SFAには多数の製品があり、費用負担も伴うので、導入に二の足を踏んでいる人も多いようです。そこでおすすめするのが、無料で利用できるオープンソースのSFAです。無料で利用できるのに機能も充実しているSFAを紹介します。また、オープンソースのSFAを選ぶ際の注意点もあわせて確認しておくことで、導入後の失敗を防ぐことができるでしょう。

オープンソースのSFAとは?

オープンソースとは、無料(オープン)で公開されたソース(ソフトウェアライセンス)のことです。ライセンス情報が公開されているため、誰でも利用することができます。また、システムを構築するための情報が公開されているため、自社にマッチするように自由にカスタマイズすることもできます。SFAでもこのオープンソースが公開されているモデルがあり、主にインターネットで手に入れることが可能です。

「何でそんな情報が公開されているの?本当に無料の製品で大丈夫なの?」という疑問がわく方も多いでしょう。実際、粗悪なオープンソースのSFAもあり、そのような製品を導入すると営業の効率を高めるどころではなくなってしまいます。しかし、無料で公開する意図の大半は、自社のサービスを知ってほしい、体験してほしいという理由で公開しており、無料だからといって機能が低すぎることはありません。オープンソースのなかでも一定の評価を得ている製品を選べば、余計なトラブルに遭うこともなく、営業推進に役立てていけるでしょう。

オープンソース型SFAのおすすめ5選

評価の高いオープンソースのSFAにはどんな製品があるのでしょうか。ここでは、利用率と評価が特に高い製品を厳選して紹介します。

  • F-RevoCRM

シンキングリード社が提供するCRMで、SFA機能も充実しているのが特徴です。世界各国で10万社以上の導入実績があり安心して利用できます。SFAによる基本的な営業支援機能以外にも、見積書や請求書の作成支援機能、クレームを管理するための保守サポート、ワークフロー作成機能が装備されており、オープンソースながらも機能は充実しています。日本版にも対応しているので、導入・運用もしやすくなっています。ただし、サポートを受けたい場合は有料となるので注意が必要です。

  • SugarCRM

世界で1,000万ダウンロードの実績があるSFA/CRMパッケージです。マーケティング機能を支援する「marketing」、顧客を育成する「serve」、販売を支援する「sell」の3つの機能で構成されています。無償ながらも、マーケティングからセールスまで販売全体の支援する機能が装備されていることです。営業だけでなくマーケティングとの連携も検討している企業に特におすすめです。無償版は英語のみなので、その点は注意しましょう。有料版には日本語表記も用意されています。また、サポートは有料となります。

  • SuiteCRM

Sales Agility社が提供しているSFA機能を搭載したCRMです。営業やマーケティングへの基本的な支援機能はもちろん、分析やレポート機能も実装されています。メールアプローチや問い合わせへの対応など、顧客との接触を細かくデータベース化しておけるので、顧客に対して次にどのようなアクションをすればよいかが検討しやすくなります。また、ワークフロー管理やグループウェア、ドキュメント管理も充実しており、営業部隊での情報共有や他部門との連携を重視する方に有効な製品といえます。

  • FreeSFA

インターマン株式会社が提供するSFAです。顧客の属性情報やコンタクト履歴を管理できる基本機能に加えて、訪問先を地図で確認できる、顧客への架電履歴を残せるといった特徴があります。最低限の機能が使いやすくシンプルに実装されているため、業界・業態を問わず使いやすいSFAです。特に、顧客と電話でのやりとりが多いBtoB企業におすすめです。

  • HubSpot(無料版)

HubSpotは、販売支援システムの代表的な製品です。世界90か国以上、34,000社に導入されています。有料版がメインですが、一部の機能を無料で利用することができます。HubSpotは、マーケティングオートメーションから、セールス・サービス支援機能まで有したオールインワンビジネスプラットフォームです。無料版では一部の機能のみに利用が制限されるとはいえ、他のオープンソースのSFAと比べても充実した内容となっています。無料でありながら、100万件まで顧客を登録できる機能をはじめ、チャット機能、ミーティング予約機能、メール送信サービスなどを有しています。まずは、無料版で運用をはじめ、顧客の増加とともに有料版に切り替えるといった使い方ができます。

オープンソースのSFAの注意点

SFAは一度導入すると長く運用していくことになります。営業のやり方や成果に大きな影響を与えるため、無料で試せるといっても、慎重に検討するようにしましょう。オープンソースのSFAを導入する際の注意点について解説します。

  • 目的に合ったSFAを選ぶ

オープンソースを選ぶにしても、自社の課題解決にマッチしない製品を選ぶのは本末転倒です。SFAを導入する目的は、営業活動を支援することです。無料なので有料版に比べて機能が少なくなるのは仕方ないことですが、本来の目的を達成できないのでは導入にかかる時間が無駄になります。試しに無料版を活用するにしても、SFAを導入する目的を明確にしておきましょう。

  • 利用できるユーザー数に注意

無料版では、利用できるユーザーが制限されている場合があります。営業部隊が10人なのに、利用できるのが5人ではSFAは機能しません。導入前に必ずチェックしましょう。

  • 導入・運用のサポート体制をチェックする

無料版ではサポートが十分ではないケースがあります。そのようなSFAの場合、導入の方法や何か問題が起きたときの対処、操作方法などを自力で解決する必要があります。営業部隊に浸透させる前に自分で利用してみて、操作性を確認おくことが重要です。

SFAを無料で試してみよう

SFAは総合的に営業を支援してくれるシステムです。営業活動の成果を高めたい、同時に業務効率化も実現したいという方には有益なツールといえます。導入にどうしても躊躇してしまう方は、オープンソースのSFAで、まずは無料で試してみましょう。無料ではあるものの基本的な機能は備わっており、営業の支援に役立ってくれるはずです。