徹底比較!おすすめSFAツール10選と選定のポイント

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営業活動の組織的なパフォーマンスを向上させることができるツールとしてSFAは規模の大小を問わず多くの企業に導入されています。現在もSFAへの評価は衰えておらず、導入を検討している企業も多いでしょう。しかし、購買担当者が導入の際に悩ませるのが、多数のラインナップの中からどの製品を選べば自社にマッチするかどうかです。SFAは人気がでたことで、豊富に製品がリリースされています。多くの製品から選べるのは利点ではあるものの、逆に迷ってしまうこともあるでしょう。そこで、多数の製品の中から、おすすめのSFAを機能性、使い勝手、コストパフォーマンスの面から10製品を厳選しました。各製品の長所を知ることで自社の課題解決にマッチするものを選べるようにしています。また、導入後に「求めていたものではなかった」ということにならないように、SFAを選定する際のポイントも解説します。

比較の前に自社が解決したい課題を明確にしておこう

製品の比較に入る前に必ず明確にしておかなくてはならないのが、SFAを導入することで自社のどのような課題を解決したいかです。どれほど機能が豊富で人気のある製品でも、課題を解決できなければ導入した意味がありません。製品の比較で迷ってしまう大きな原因の一つに、自分たちがどのような機能を求めているかを把握していないことがあります。

SFAで解決できる課題には、「膨大な顧客リストを一元管理して共有できる」、「見込み客への営業状況を可視化して受注率を高めることができる」、「トップ営業部員のノウハウを共有して営業力の底上げができる」などがあります。経営者や営業マネージャーの視点からみれば、営業活動の現状が把握できるので、今後の営業戦略を組み立てやすくなるのもメリットです。

製品の比較の際は、自分たちの課題を解決できる製品であるかを意識するようにしましょう。それを意識していないと、単純に人気があるから、価格が安いから、という理由で決めてしまうことになりがちです。

おすすめSFA10選

多数あるSFAツールの中でも、特に導入実績が多くコストパフォーマンスや使い勝手に優れた製品を厳選して紹介します。自社の課題解決にマッチにするかを意識しながらみていくようにしましょう。

  • Sales Cloud

Salesforce社が提供するSales Cloudは、日本だけでなく世界中に利用されている製品です。世界中の中小企業から大企業まで、15万社以上・200万人以上に利用されているといわれています。製品の強みは、オールラウンドに機能がパッケージングされている点です。顧客管理はもちろん。AI機能を搭載しており、受失注分析から自動で見込み客を選定して営業担当者を割り出す機能まであります。他にも、グループウェアやCRMが実装されています。また、多機能でありながら、ユーザビリティに優れた設計で感覚的にも理解しやすくなっています。課題が絞りきれず、SFA選びで迷うようならSales Cloudを選ぶと良いでしょう。

  • Hub spot

HubSpotは、多機能SFAの代表的なモデルで世界120か国以上で販売されています。スタートアップ企業から大企業まで利用されており、営業活動における顧客関係性および顧客定着率の強化を得意領域としています。顧客情報の管理から追跡ができるHubSpot CRM、マーケティングを支援するMarketing Hub、セールスを支援するSales Hub、カスタマーサービスを支援するService Hubの4つのモデルで構成されています。営業活動の支援ではSales Hubが中心となる機能です。Eメールトラッキング・ミーティングのスケジュール設定・Eメールオートメーションといった見込客の情報を管理して成約するための機能が凝縮されています。顧客との関係強化を主目的に開発されたSFAであることから、インサイドセールスを展開する企業におすすめです。

  • eセールスマネジャー

ソフトブレーン社が提供する日本で開発されたSFAです。SFAのほとんどが海外製のため、なかには日本人には使い勝手の悪い製品もありますが、eセールスマネジャーは日本国内での営業活動を調査して開発されているため、説明のわかりやすさや営業スタイルへの順応度など日本人に使いやすい設計となっているのが特徴です。実際、製品の定着率は抜群の高さがあります。eセールスマネジャーの強みは営業現場での高い操作性にあります。例えば、日報はカレンダーを開いて数ステップで作成が可能です。わかりやすく現場で使い勝手の良いSFAを探しているならeセールスマネジャーは最適といえるでしょう。

  • Dynamics 365 Sales

Microsoft社が提供するSFAがDynamics 365 Salesです。Microsoft社といえばWord、Excel、PowerPointなどのツールが馴染み深いですが、Dynamics 365 Salesを活用すればこれらのツールと連携することが可能です。特に「Excelオンライン」は、オンライン上でエクセルを共有していくことができるツールです。エクセルで顧客管理をしている企業も多いと思いますが、これまで利用してきたエクセルでフォーマットを変えずに共有していくことが可能です。また、CRM機能も導入されているので、顧客情報、在庫管理、発送等の管理も可能です。これまでExcelでの営業管理が長い企業におすすめのSFAです。

  • Senses

Sensesは、営業活動の効率化に有効なツールです。活動を時系列で表示し、共有すべき重要な情報はカード表示されるので、現場の営業部員が直感的に使える操作性があります。また、顧客の会社概要やプレスリリース、財務情報等を自動で取得する機能も搭載されており、入力によるミスや負担を解消できます。営業活動をわかりやすく可視化して、業務効率化を推進したい中小企業におすすめです。

  • Zoho CRM

Zoho CRMは、顧客管理に重点をおいたSFAです。例えば、顧客情報の一覧からワンタッチで電話できる機能があり、いちいち名刺から該当の企業を探す手間を短縮できます。細かい要素ではありますが、毎日の営業活動において小さな負担を減らすことで長い目でみると大幅な効率化を実現できるでしょう。このシステムのユニークな点は、AIによる営業アシスタント機能です。営業担当者が入力するデータや活動状況を機械学習し、商談の勝算や予想外の売上悪化などを予測して知らせてくれます。顧客との関係強化に重点を置く中小企業や個人事業主に向いているSFAです。

  • Oracle Sales Cloud

オラクル社が提供するOracle Sales Cloudは、実際の市場の分析にもとづいた正確な売上予測が可能である点が特徴です。さらに、主要顧客へのおすすめ製品を自動で抽出してくれるので、勘に頼らない化学的な営業スタイルの定着に役立つでしょう。徹底して営業活動を管理したい企業におすすめです。

  • SAP Sales Cloud

SAP Sales Cloudは、SAPジャパンが提供するSFAです。顧客管理、案件管理等の基本機能に加え、すべての顧客の全体像を可視化して販売プロセスを自動化する機能やエリア、ノルマ、インセンティブ報酬管理を連携させて販売実績を最大化させる機能が搭載されています。さらに、サブスクリプション型で料金計算や請求管理ができるので、一定金額で事務処理の対応が可能です。

  • kintone

サイボウズ社が提供するSFAがkintoneです。案件管理や勤怠管理など、同社が提供するグループウェアと連携できるのが最大の魅力で、自社の求めるSFAにカスタマイズすることができます。すでにサイボウズ社のサービスを導入している企業や、自社の求める仕様にこだわりたい場合はおすすめです。

  • JUST.SFA

JUST.SFAは、日本語ワープロソフトの開発で有名なジャストシステム社のサービスです。特徴は、とにかく“わかりやすさ・使いやすさ”にこだわった設計になっていることです。見込み客や案件情報などの重要な情報をパネル化して表示することで、感覚的に理解できる仕様となっています。とにかく現場が使いやすいモデルを選びたい、という企業におすすめです。

比較・選定の際のポイント

導入後に「他の製品にしておけばよかった」ということにならないように、比較フェーズで大事なポイントを解説します。

求める機能が備わっているか

先述しましたが、自社の課題をクリアにして求める機能が備わっているかをチェックするのが比較を効率的に進める最大のポイントになります。比較して10製品以上の候補がでるようなら、課題が明確になっていない可能性がありますので、再度自社が求める機能は何かを検討するようにしましょう。

使い勝手はよいか

SFAは経営者視点、営業マネージャー視点でも検討する必要がありますが、実際に活用するのは現場の営業部員です。現場の使い勝手が悪ければ活用されにくくなります。導入前に必ずテストとして現場に操作してもらうことが重要です。

コストパフォーマンスに優れているか

求める機能が備わっている二つの製品があれば、安いほうがコストパフォーマンスは高いといえます。多機能の製品でも使わない機能は自社にとっては無駄になります。反対に、どんなに低価格でも求める機能がなければコストパフォーマンスに優れているとはいえません。コストを比較する際は、求める機能に絞って検討するようにしましょう。

他部署との連携はとれるか

営業部門だけでなく、マーケティングや人事等の他部署との連携を将来的には検討している際は、初めから連携機能が備わっているものを選択するようにしましょう。拡張が難しく後から連携したい場合は他製品に変更しなくてはならないと、これまで蓄積したデータの移行に関する負担や、操作に対する習熟がゼロになるなど、負担が増えてしまいます。

複数の製品を比較して自社にマッチするSFAを選ぼう

SFAは一度導入すると長く付き合うことになるサービスです。失敗して後悔しないために、比較のポイントをおさえて自社にマッチするSFAを選ぶようにしましょう。自社に適したSFAを導入すれば、営業活動のパフォーマンスの向上と業務効率化を実現できます。比較・選定における労力が、この先の営業労力を軽減できることになります。