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イノーバマーケティングチーム2024/02/04 15:21:131 min read

動画配信でもSEO対策は重要。YouTubeで上位表示させるためのポイント

企業サイトを運営管理していくうえでSEOは必須の対策といえます。自分たちの顧客となり得るかたに対してどんなに有益なコンテンツを作成したとしても、検索エンジンに表示されなければ読んでもらうことができないからです。

そして近年、動画配信サービスでのSEO対策も注目を浴びるようになってきました。特に世界最大の動画サービスであるYouTubeでのSEO対策は、動画を配信している企業であればWebサイト同様に必須の要素です。

しかしWebサイトのSEO対策ならわかるものの、動画のSEO対策はどうやればよいのかわからないといったかたは多いのではないでしょうか?そこで今回はYouTubeのSEO対策についてその基礎から効果的な方法までをご紹介します。

YouTubeでのSEO対策の重要性

2017年2月28日、YouTube公式ブログで1日あたりの動画視聴時間が10億時間を超えたことを発表しました。これだけ多くの時間、動画が視聴されているとなれば、自分たちが投稿した動画もかなり視聴されているのだろうと思われるかもしれません。しかし実際には、YouTubeに投稿されている動画の99%は一度も視聴されていないといったデータもあります。

アメリカの調査会社、Bernstein ResearchがYouTube動画の分析を行ったところ、2016年1~3月の時点で、YouTubeに投稿された動画の数は18億3,000万から21億5,000万。

そして実際の再生回数の93%はYouTube上の1%に集中していて、残りの99%はほとんど視聴されていないと発表しました。1日10億時間視聴されていたとしても、1か月に約6~7億の動画が投稿されているとなれば、99%の動画はほぼ視聴されていないという調査結果もそれほど大きくはずれていないであろうことが推測できます。

Webサイトが閲覧されなければ存在しないと変わらないのと同様に、動画コンテンツも視聴されなければどんなに時間や予算といったコストをかけてつくったとしても、この世に存在しないのと変わりありません。では視聴してもらうためには何をすればよいのか。ターゲットになる顧客が視聴したくなるような動画を制作する。自社サイトや公式ブログ、そしてFacebookやTwitterといったSNSで宣伝をするなどいくつか考えられますが、それらと同等もしくはそれ以上に重要なことは、狙っているキーワードで、検索上位に表示されるようにすることです。つまり動画コンテンツを公開している企業であれば、闇雲に動画を投稿し、告知宣伝をするだけではなく、Webサイト同様にSEO対策を施すことが、動画を視聴してもらうための必須事項です。

ただし冒頭でも触れたように、WebサイトのSEO対策であれば、経験や知識もあってある程度のことはできるかもしれませんが、動画のSEO対策とはどういったもので、何から手をつければよいのかがわからなければ、対策のしようがありません。次項から順を追って動画のSEO対策をご説明していきます。

投稿した動画のタイトル・サムネイル画像を工夫する

YouTubeでSEO対策をするための第一歩は、投稿した動画の認知度を高めることです。そのためには、「タイトル」、「サムネイル」、「説明文」、「ハッシュタグ」の4つを意識する必要があります。これらを工夫して制作することで、ユーザーの認知が上がり、SEO対策につながっていきます。

タイトル

Webサイトの検索で、上位表示されていたとしても、タイトルを見てそのWebサイトに訪問するかどうかを決められると思います。その際、タイトルを見て考えることは、そのWebサイトに訪問して自分の課題、疑問が解決するだろうかということではないでしょうか。仮に検索結果の上位に表示されていたとしても、タイトルを見て自分の課題、疑問が解決すると思えなければ、訪問することはないでしょう。これは動画であっても同じです。タイトルとユーザーの求めているものがいかに合致しているかが、非常に重要になります。

またスマートフォンでYouTubeを見ている場合、検索結果に説明文は表示されないため、よりタイトルの重要度は増すことになります。ユーザーがPCで視聴するのか、スマートフォンで視聴するのかは、投稿者側ではどうしようもないことですから、説明文がなくとも、内容が伝わることを意識してタイトルをつけるようにしてください。

サムネイル

サムネイルとは、YouTubeのホーム画面や検索結果などに表示される画像のことです。ユーザーの多くはタイトルとサムネイルを見て、自分が求めている動画かどうかを判断します。タイトルよりもサムネイルのほうが大きく目立つため、タイトル以上にサムネイルには気を使う必要があります。サムネイルは何も指定しなければYouTubeの方で自動的に作成されます。

しかしサムネイルでユーザーの興味を引くためには、自分自身で動画の中からその動画の内容を的確に表す箇所を選択し、場合によってはテキストを追加しよりユーザーにわかりやすくすることをおすすめします。タイトル同様、スマートフォンでは説明文が表示されませんので、タイトルとサムネイルで合わせて内容がわかるものにすることが重要です。

説明文

スマートフォンには説明文が表示されないため、タイトルとサムネイルだけで動画の内容がわかるものにしましょうとしてきましたが、もちろん説明文が必要ないということではありません。YouTubeの検索結果に上位表示されるためのひとつの要素として、説明文に検索してもらいたいキーワードが入っているかどうかがあります。つまり説明文にしっかりとキーワードを込めておくことが、YouTubeでの重要なSEO対策になるということです。

ポイントは、キーワードを羅列するのではなく、自然な文章の中に入れること、重要だと思うキーワードは説明の最初に入れること(検索結果に表示されるのは最初の2~3行のため)、動画の説明となる中心的なキーワードを説明文とタイトルの両方に入れること。そして動画に関係にないキーワードは使用しないことです。これはWebサイトでコンテンツをつくるのと変わりません。

ハッシュタグ(#)

YouTubeでは、説明文の中にハッシュタグを入れることで、自分たちが投稿した動画をより見つけてもらいやすくすることができます。具体的にはタイトルを含め動画の説明文の中で主要なキーワードをハッシュタグ(#abc、#あいうえお)にして入力します。ハッシュタグはリンクとして表示され、ハッシュタグの検索結果に移動し、同じテーマの動画が表示されるため、自分たちの動画を見つけてもらえる確率がより高くなります。

WebサイトのSEO対策であろうと、動画のSEO対策であろうと基本は同じで、ユーザーが見たいと思うものをつくる、見たいと思うようなタイトルをつける、見たいと思うような説明文をつくることです。YouTubeのアルゴリズムを意識しすぎてしまうことでかえって、ユーザーにわかりづらいものになってしまわないようにします。

またタイトルやサムネイルと動画の内容がまったく違うものにしないように注意してください。YouTubeの検索結果上位に表示されるのは、視聴回数以上に視聴時間が重要視されます。どんなに視聴回数が多くても、視聴時間が短い動画は、ユーザーが求めているものではない動画であると判断され、検索結果上位に表示されなくなる可能性があります。

ツールは?コンテンツは? オウンドメディア構築の基本

 

YouTubeアナリティクスを活用する

Webサイトのアクセス解析にGoogleアナリティクスを活用されているかたは多いと思います。YouTubeにもYouTubeアナリティクスがあり、ここで再生時間、視聴者層、トラフィックソースなどの細かいデータを見ることができます。

YouTubeアナリティクスを見るには、YouTubeを開き、画面右上にある自分のアイコンをクリックし、表示されたメニューの中から「クリエイターツール」を選択します。続いて画面左側の表示されるメニューの中から「アナリティクス」を選択すると、YouTubeアナリティクスのページに移動します。YouTubeアナリティクスで特に注意して見るべき箇所は次の通りです。

視聴者維持率

ユーザーが動画のどの部分までを視聴したかを確認できます。例えば動画が開始してから1分のところで離脱者が多いということであれば、その部分がユーザーにとって興味がない部分なのだということがわかります。これによって次に動画を作成する際の動画の長さや構成などのヒントになります。

ユーザー層

ユーザーの年齢層、性別、視聴地域を確認できます。これによって自分たちのターゲットとしている人が実際に動画を見てくれているかどうかがわかります。もしターゲットと相違していれば、動画の内容やタイトルを考え直さなければなりません。

トラフィックソース

どういった方法で自分たちの動画を見つけたのかを確認できます。YouTubeの検索からなのか、関連動画からなのか、再生リストからなのか、外部からなのかがわかりますので、仮にYouTubeの検索からの訪問が少なければ、タイトルや説明文に入れたキーワードやハッシュタグがうまく機能していない、またはそもそも動画の内容とキーワードが合っていないなどの仮説を建てることができます。

これ以外にも、それぞれの指標の中でパソコン、携帯、タブレット、テレビなどユーザーがどの端末で動画を視聴しているかを見ることができます。パソコンから見るか、携帯から見るかによって視聴時間にも違いが出ますので、ユーザーがどの端末で動画を見ているのかもしっかりと確認するようにしましょう。

チャンネル登録してもらう

YouTubeのSEO対策、最後はチャンネルを登録してもらうことです。ユーザーにチャンネル登録をしてもらえば、新たな動画を更新した際にユーザーに通知が行くようになるため、検索の手間をかけさせずに自分たちの動画を届けることができるようになります。チャンネル登録してもらうためのポイントは次の通りです。

定期的な動画の更新を心掛ける

仮に自分たちの動画に興味を持ってもらえたとしても、更新がほとんどないチャンネルを登録しようとは思いません。無理やり更新する必要はありませんが、定期的に動画を更新し続けることがチャンネル登録をしてもらうための重要なポイントです。

再生リストを作成する

定期的に動画を更新するためのひとつのアイディアとして、長時間の動画を1本つくるのではなく、適度な長さで数本つくり、それを再生リストにして続けて視聴できるようにする方法があります。1本長い動画をつくって途中で離脱されてしまうと、自分たちのことを認知してもらうことも困難です。しかし短い動画にすると、最後まで見てもらえる確率が高まると同時に、続きを見たくなってそのまま再生リストを見続けてもらえ、それによって自分たちのことを認知してもらえる確率も高まります。

カードを作成する

カードとは動画の再生中に画面上に、自分たちが投稿したほかの動画の宣伝、商品の紹介、関連Webサイトへの誘導などを、動画の右上に長方形のティーザーを表示させるものです。これによってユーザーにただ動画を見せるのではなく、次の行動を促すことができます。より多くの動画を見てもらいたい、紹介した商品を購入してもらいたい、自社サイトに訪問してもらいたいなどの目的を決め、カードを表示させることで、自社の認知度を高めることができます。

「関連のあるチャンネル」と「注目チャンネル」を活用する

チャンネルを作成した際に「関連のあるチャンネル」を有効にしておくと、ユーザーがほかのチャンネルの動画を見た際、関連のあるチャンネルとして、おすすめされるようになります。また自分たちと関連のある企業や店舗がYouTubeにチャンネルを持っている場合、お互いにチャンネル登録をすることで、ユーザーがどちらかのチャンネルを視聴した際、おすすめとして表示されるようになります。これによって連続で見てもらうと興味あるユーザーにチャンネル登録してもらいやすくなります。

YouTubeのSEO対策は自社サイトへの入口を増やす効果も

YouTubeのSEO対策は、動画の視聴者を増やし、企業の認知度を高めるために欠かせません。適切なキーワード選定、タイトルやサムネイルの工夫、YouTubeアナリティクスの活用など、本記事で紹介した手法を実践することで、検索上位表示が期待できるでしょう。その結果、動画を通じて見込み客を獲得し、自社サイトへの誘導にもつながります。

SEO対策は企業にとって重要な施策ですが、対策の仕方がわからず悩まれている方も多いのではないでしょうか。イノーバでは、YouTubeを含むWebサイト全般のSEO対策をワンストップでサポートしております。私たちの知見とノウハウを活かし、お客様の課題に合わせたSEO戦略をご提案いたします。ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

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FAQ

Q: YouTubeのSEO対策で最も重要なポイントは何ですか?
A: YouTubeの検索アルゴリズムを意識しつつ、ユーザーに見たいと思わせるタイトル、サムネイル、説明文を作成することが重要です。キーワードを適切に盛り込みながら、わかりやすく魅力的なコンテンツにすることを心がけましょう。

Q: YouTubeアナリティクスではどのようなデータを見るべきですか?

A: 視聴者維持率、ユーザー層、トラフィックソースなどのデータを確認しましょう。視聴者がどの部分で離脱しているか、ターゲットとする層に届いているか、どこから流入しているかを把握し、改善につなげることが大切です。

Q: チャンネル登録を増やすにはどうすればよいですか?

A: 定期的な動画の更新、再生リストの作成、カードの挿入、関連チャンネルの活用などの手法があります。視聴者に継続的に動画を見てもらえる工夫をし、チャンネル登録のメリットを感じてもらうことが重要です。

Q: YouTubeのSEO対策は自社サイトにどのような効果がありますか?

A: 検索上位に表示されることで動画の視聴者が増え、企業の認知度アップにつながります。また、動画から自社サイトへ誘導することで、サイトへの流入経路が増えることも期待できます。YouTubeを活用し、見込み客の獲得や売上アップを目指しましょう。

 

 
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