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イノーバマーケティングチーム2024/02/06 14:14:46< 1 min read

サイトリニューアル時のSEO対策、気をつけるべきポイントを解説

企業が自社のWebサイトをリニューアルする理由はさまざまですが、その際に気をつけなければならないものの一つにSEO対策が挙げられます。サイトリニューアルでは、見た目や情報量などに気を取られがちになり、SEO対策が疎かになってしまうケースも珍しくありません。より多くのユーザーに届けるべく行ったリニューアルが検索順位を下げることになれば、企業にとって大きな損失につながってしまうでしょう。今回は、サイトリニューアル時に気をつけるべきSEO対策についてお伝えします。企業のWebサイト担当者の方はぜひ、参考にしてください。

サイトリニューアルとSEOの関係性

サイトリニューアルを行う主な理由としては、自社Webサイトのデザインを新しくしたい、UIを改善したい、ECサイトでレコメンド機能を追加したいなどが考えられます。ただどのような理由であれ、ユーザーが使いやすくい有益な情報を伝わりやすくしたいといった思いから行うという点では変わりありません。

しかし、サイトリニューアル時に避けて通れないのが検索エンジンからの評価です。Webサイトの評価は、コンテンツの内容や量、機能の追加や削除だけではなく、デザインや画像のあるなしでも大きく変わる場合があります。そのため、サイトリニューアルをすれば、多少なりとも検索結果の順位にも影響が出てしまうのです。

サイトリニューアルで検索順位が下がる原因

サイトリニューアルにより、検索結果の順位が上がれば何の問題もありません。問題は順位が下がってしまった場合です。サイトリニューアルを行った際に検索結果の順位が下がるのにはさまざまな理由が考えられますが、そのなかでも主なものとして次の点が挙げられます。

アクセスを稼いでいたページを削除してしまう

アクセス解析を確認せずにあまり流入がないと勝手に判断して削除したページが実は多くのアクセスを稼いでいたというケースです。全体的なアクセスも減ってしまい、検索順位も下がってしまいます。

流入の多かった検索クエリの入ったタイトルを変更してしまう

自分たちが予測していた検索クエリと実際にユーザーが使っていた検索クエリに違いがあるケースです。制作側の勝手な思い込みでユーザーが使う検索クエリの入ったページタイトルを変更してしまえば、自社にとって重要なキーワードでの検索順位が下がってしまうでしょう。

URLを変更したがリダイレクトをしていなかった

サイトリニューアルに伴いURLの変更を行い、旧URLからのリダイレクトを忘れてしまうケースです。ブックマーク経由のユーザーはサイトが閉鎖したと勘違いしてしまい、アクセスが減り検索順位も下がってしまいます。

内部リンクを減らしてしまった

意図的もしくは気づかないうちに内部リンクが大幅に減ってしまっていたケースです。ページ内の回遊時間が短くなり、検索順位が下がる原因となってしまいます。

ドメインを変更したのに検索エンジンに伝えなかった

URLの変更以外にドメインを変更した場合も検索順位が下がる原因の一つです。ドメインを変更した場合は、Googleサーチコンソールを使い、Googleへ報告をしないと旧ドメインの評価を新しいドメインに引き継げずに検索順位が下がってしまいます。

サイトリニューアルが完了してもクローラーを拒否したままにしている

サイトリニューアル中は、検索エンジンのクロールを避けるため、robots.txtdisallowを行うのが一般的です。しかし、リニューアル完了後もそのままにしていると、検索エンジンがクロールにこなくなり検索順位は下がります。また、noindexタグで検索エンジンへの登録拒否設定をそのままにしていて、検索順位が下がるケースも少なくありません。

サイトリニューアル後に順位を下げない対策

サイトリニューアルは、見た目の変更や機能追加と同時にSEO対策を怠らず、リニューアル前よりも順位が下がらないようにすることが重要です。ここでは、サイトリニューアル後に検索結果の順位が下がらないための対策について解説します。

リニューアル前の現状を正確に把握する

まずはアクセス解析を活用し、アクセスの多いページ、検索クエリ、直帰・離脱率の高いページなどを把握します。そして、ユーザーニーズと自分達の伝えたいことに差がないかを知るために、ユーザーニーズの確認を徹底しましょう。そのうえで、残すべきページ、削除したほうがよいページなどを明確にします。

削除対象とするのは内容が重複しているページや極端にアクセスが少ないページ、自社のターゲットではないユーザーを集客してしまっているページなどです。なお削除するページは必ず404エラーを返す設定にすることも忘れないようにしてください。

リダイレクト漏れが起こらないようにする

URL変更を伴うリニューアルを行う場合、リニューアル後のページ構成が確定した時点で旧サイトとのURL対応表を作成し、リダイレクト漏れがないようにします。これにより、ブックマーク経由のユーザー離脱リスクの低減が可能です。

適切にコンテンツの整理を行う

サイトリニューアルを行う際、コンテンツの量を減らし、画像を増やすなど見た目をすっきりさせるための施策を考えがちです。しかし、コンテンツを減らしすぎるのも順位を下げる原因の一つになります。

そのため、重要なページでテキスト量が多い場合は、ページを分割させるのがおすすめです。基本的には1ページ1キーワードにすると内容もわかりやすく検索エンジンにもコンテンツ内容が伝わりやすくなります。

内部リンクを減らしすぎない

内部リンクの設定は、ユーザーの回遊性を高め滞在時間を長くできることから、サイト評価を高めるうえでも重要なSEO対策の一つです。そのため、特別な理由もなく内部リンクを減らすのはデメリットのほうが多くなります。

ただリニューアル時に、メニューの見直しを行ったりすると内部リンクの設定を忘れてしまう可能性も少なくありません。設定忘れを回避するには、リニューアル後の構成図を作成するのがおすすめです。設定忘れを防ぎ、適切な内部リンク設定が行えるようになるでしょう。

クローラーの拒否、検索エンジン登録の拒否設定を外す

リニューアル中に検索エンジンのクロールや登録を拒否している場合、完了後に必ず外すようにしましょう。また、XMLサイトマップの設定も忘れずに行うことが重要です。

レスポンシブデザインの導入を検討する

スマートフォンとパソコンとで同一URLにすることもSEO対策につながります。リニューアル前の段階で同一URLでなければ、レスポンシブデザイン導入を行い、同一URLにすることも検討しましょう。

サイトリニューアル時にはSEO対策も同時に実施することが重要

最新のWebデザインやUIの導入、ユーザーニーズに応じた機能の追加をしても、SEO対策を怠ってしまえばサイトリニューアルの意味がありません。リニューアル前よりも検索結果の順位が下がってしまうリスクが高まってしまうでしょう。

サイトリニューアルを行う場合は、アクセス解析による客観的な自社Webサイトの現状把握、ユーザーニーズの深堀、適切なコンテンツの整理が欠かせません。見た目の新しさや機能ばかりを追いかけるのではなく、ユーザーが何を求めているのか、現状のWebサイトに何が欠けているのかをしっかりと把握しましょう。

そのうえで、SEO対策を前提としたリニューアル計画の立案が検索結果の順位向上にもつながります。

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