リッチスニペットとは?意味やメリット、構造化データの設定まで

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検索エンジンを使っていると、検索結果にページタイトルと簡単な説明文だけが表示されるものもあれば、画像やレビュー、イベントなど多くの情報が表示されるものもあります。これはリッチスニペットと呼ばれていて、検索をしたユーザーに対し、リンク先がどういったページであるのかを想起させることができ、クリック率の上昇が期待できることからSEO担当者から大きな注目を集めています。そこで今回はこのリッチスニペットについて、その概要から、どういったものを表示させられるのか、また表示させるためにはどうすればよいのかについてご紹介します。

検索結果でさまざまな情報を伝えられるリッチスニペットとは?

日々進化を続けている検索エンジン。検索結果の表示方法も常にユーザーに便利にわかりやすく変わっていっています。今回ご紹介するリッチスニペットも新しい表示方法の一つで、より視覚的に遷移先のWebサイト情報を伝えるものです。

従来、検索結果にはページタイトルのほかには、meta descriptionに記載されたWebサイトの説明文や、ページ内の本文から一部を抽出したものが表示されるだけでした。この説明文や本文の一部はスニペットといいますが、最近はこのスニペット以外に画像、レビュー、イベントなどリッチコンテンツも併せて記載されているのを見かけることが増えていると思います。例えば「ハンバーグ レシピ」で検索した際、次のようにレシピを紹介するWebサイトが表示されますが、それに加え、ハンバーグの画像も表示されます。これがリッチスニペットです。

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現在、検索結果に表示されるリッチスニペットは、

  • レビュー
  • 書籍
  • 商品
  • 企業の連絡先
  • レシピ
  • イベント
  • 求人情報
  • ぱんくずリスト

など20種類以上あります。

このリッチスニペットを表示させるためには、構造化データのマークアップをする必要があります。この構造化データのマークアップとは、構造化がなされていないHTMLに構造化データを使って記述を行い、検索ロボットにページの内容を正確に理解させることをいいます。

例えば単純にハンバーグの画像をHTMLで記述しても、検索ロボットはそれが画像であることは判断できますが、ハンバーグのレシピを紹介する画像かどうかといったことは判断できません。構造化データとは、この画像がハンバーグのレシピを紹介する画像だということを検索ロボットに伝えるためのものです。

ただし詳しくは後述しますが、設定をすれば必ず検索結果にリッチスニペットが表示されるわけではありません。Googleのガイドラインに違反していないこと、最低限のコンテンツクオリティを確保していることなど、いくつかの条件を果たすことが求められます。

ちなみに構造化データを理解するうえで重要なポイントとなるのが、検索ロボットに人間であればわかる内容、文脈、意図、そして単語の意味や別の単語との関連性を理解させようという考えのもと、W3Cのティム・バーナーズ=リーによって提唱されたセマンティックウェブです。構造化データは、このセマンティックウェブを実現させるための一つの手段であると考えると、理解がしやすくなります。

リッチスニペットを表示させることのメリット

リッチスニペットを表示させることのもっとも大きなメリットは、クリック率の上昇が期待できる点にあります。

例えば休日にどこかに遊びに行こうと思い、地域名や施設名で検索した際、検索結果にその日に行われるイベントが表示さえれば、興味を持ってクリックする可能性が高まります。また料理のレシピを検索した際、テキストの概要だけではなく、できあがった料理の画像が表示されれば、テキストだけのWebサイトよりも目立つため、やはりクリックする可能性が高まることが期待できます。

リッチスニペットの設定方法と注意点

それでは実際にリッチスニペットを設定する方法と注意点についてご説明します。リッチスニペットの設定は、構造化データをマークアップすることが必要と先述しましたが、そのためには「ボキャブラリー」と「シンタックス」という二つの言葉を理解する必要があります。

ボキャブラリーとシンタックスとは?

構造化データのマークアップを行ううえで理解しておかなくてはならない、ボキャブラリーとシンタックス、まずはボキャブラリーとは何かについてご説明します。ボキャブラリーとは、マークアップするものやことを定義するものです。前述したハンバーグの画像をハンバーグのレシピ画像であると検索ロボットに認識させるとしましたが、”この画像はハンバーグのレシピ画像である”という定義づけをボキャブラリーといいます。

次にシンタックスですが、これはボキャブラリーをHTMLに記述する際の記述方式のことです。ちなみにGoogleは、「JAON-LD」「microdata」「RDFa」などのシンタックスをサポートしていて、どのシンタックスを使っても構造化データのマークアップは可能です。

リッチスニペットの設定方法

リッチスニペットの設定方法は、上述したようにいずれかのシンタックスを使いHTMLのソース内に記述していきます。例えばJSON-LDで自社のカスタマーサービスの電話番号を検索結果に表示させたい場合は次のように記述します。

    {

  "@context": "https://schema.org",

  "@type": "Organization",

  "url": "http://***.com",

  "contactPoint": [

    { "@type": "ContactPoint",

      "telephone": "+81-03-0000-0000",

      "contactType": "customer service"

    }

  ]

}

まず、Schema.orgに則って記述することを宣言します。「@type」はここでどういった情報を記述するかの宣言です。今回は会社の情報のため、「組織=Organization」です。次に会社のURLを記述し、「連絡先=contactPoint」で電話番号(日本の国番号81を頭に入れます)。最後に電話がつながる相手として「カスタマーサービス=customer service」と記述します。

また別の方法として、Googleサーチコンソールのデータハイライターを活用する方法もあります。より簡単に構造化データをマークアップするにはこちらの方法のほうが簡単に行えます。ただしこの方法の場合、Google以外では表示されない場合がありますのでご注意ください。

リッチスニペット設定の注意点

リッチスニペットを設定するうえでの注意点でもっとも重要なことは、先述したように設定をしたからといって必ず検索結果に表示されるわけではないこと。設定をするうえでGoogleのガイドラインに準拠しなければいけないことが挙げられます。

またHTMLのソース内でリッチスニペットの設定を行うと、それだけHTMLが長くなってしまい、後でHTMLを修正する際の手間が増えてしまう場合があります。実際にリッチスニペットの設定を行った以外の人でシンタックスの知識がないかたが修正する場合に間違えて削除してしまわないよう、注意しなくてはなりません。

高品質なページ作成がリッチスニペットの効果を増大させる

リッチスニペットは、言葉だけでは伝えきれない情報を検索結果に表示できるため、自社の情報をより確実に伝えることができます。特に画像やイベント、レビューなどを表示させられることから、飲食店の予約ページや新商品紹介ページなどへ誘導するのに大きな効果が期待できるのではないでしょうか。

しかし効果が期待できるからといって、品質ガイドラインを無視したり、キーワードとの関連性が低かったりすると検索結果に表示されないばかりか、スパムと判定されてしまう危険もあります。そのため闇雲にリッチスニペットを設定するのではなく、ほかのSEO対策と同様に、まずは訪問者にとって適切なページを作成し、ページの品質を上げていくことが重要です。そしてその先の対策としてリッチスニペットを検討することが、良い結果を生むためのポイントといえるでしょう。

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