SEOのためのコピーライティングの4つのコツ

SEO

「コンテンツ制作におけるSEO対策にぬかりはない」という方、あなたはどのようにSEOを捉えて、どのようにコピーライティングを行っているだろうか? その対策は今も効果が高いものだろうか?

今日は、その辺りを一緒に考えていきたい。

今の時代に即したSEO対策とは何か、そして、今どのようなコピーライティングが求められているのかを順に見ていこう。

SEOとは何か?  ユーザー視点で考えよう

そもそもSEO (Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)とは何だろう? まずこの出発点が大切だ。

『検索エンジンにひっかかりやすくすること』でしょ? と思っている人が多いかもしれない。意味的には必ずしも間違っているとは言えない。

しかし、その発想と視点が、今求められているSEOのあり方とは異なるのだ。

「検索エンジンにひっかかりやすくすること」というのは、コンテンツを制作している企業側から見たSEOの捉え方である。

しかし今、SEOは「ユーザーが、求めている情報に確実にたどり着くために必要な対策」であるべきという考え方が支持を集めるようになってきたのだ。つまり、ユーザー視点でSEOを捉えるべきという発想である。

この発想が、結果的には企業側にとっても利益をもたらすことになるのだが、それは何故だろうか? そして、どのような背景からこの発想の転換が生まれたのだろうか?

ユーザーは質の高いコンテンツを求めている

そもそも、なぜ企業はSEO対策を行うのか。それは、自分たちの制作したコンテンツをできるだけ多くのユーザーに見てもらい、自社に興味を持ってもらうためである。

そのためには、どうするか。

ひと昔前、これに対する答えは「検索キーワードとなる単語(ときに流行語など)を、コンテンツ内にできるだけ多くちりばめること」であると信じていた企業も少なくなかった。

ところがその後、ユーザーは「流行語が多く使われているだけで内容は薄い」コピーライティングなどを簡単に見破るようになった。そして、そのようなものに見向きもしなくなったのである。

今、ユーザーは質の高い情報を求めて、企業のサイトを訪れるようになっている。これは企業側にとっても良いことである。質の高い情報を求めて自社サイトを訪れるようなユーザーは、いずれ良好な関係を築ける顧客になる可能性が高いからだ。

その昔、「流行語」につられて「なんとなく」サイトを訪れたユーザーは、ただ「訪れた」だけで、その企業の商品やサービス購入に至らない場合も多々あった。それでは企業側にとって意味がない。

これからのSEOは、ただ単に検索でヒットする数を増やすのではなく、将来顧客となる可能性の高いユーザーからのアクセスを増やすための対策となるだろう。

そして、効果的なSEO対策を施したコピーライティングによって、自社のコンテンツを必要としているユーザーが、確実にその情報にたどり着けるようにしなくてはならない。

それでは、具体的にはどうすればよいのだろうか?

ユーザーが求めている情報にたどり着けるようにするには?

ユーザーが、必要な情報を検索エンジンで発見できるよう導くには、次のようなSEO対策が必要になってくるだろう。

1. Googleなどの検索エンジン対策を行う

今、Google などの検索エンジンはコンテンツの内容がユーザーにとって有益かどうかを判断する機能を持っている。例えば、流行語を多く使っているだけであまり内容のないコンテンツは、検索で上位に表示されない。従って、コンテンツの見出しや中身のコピーライティングにおいては、次のようなことを心掛けたい。

  • 無意味なキーワードを使いすぎない
  • コンテンツの見出しと内容が一致するようにする
  • 有益で、オリジナリティのある情報を提供する

2. タイトルや見出しにキーワードを入れる

Googleのクローラーはタイトルタグや、タグに入れられている文章を、ページ内の重要な箇所として評価している。文章として無理がある場合はキーワードを入れない方がよいが、不自然でない程度にキーワードを入れるよう意識するとよいだろう。

3. 見出しは具体的に書く

例えば、全国展開せずローカルに営んでいるビジネスを紹介するときなどは、見出しに地域名を入れたほうが、同地域に住むユーザーが情報を見つけやすい。「○○県○○市の○○事務所…」という感じだ。

4. 見出しは分かりやすい言葉で書く

「凝っていて分かりにくい」表現よりも、「一般的で分かりやすい」言葉で書かれた見出しのほうが、情報を検索しやすいのだ。粋な表現を追求し、見出しに捻りを加えても、誰もそんな言葉で検索しないのである。ここが、従来の広告コピーとは決定的に違う点である。

まとめ

SEOにおけるコピーライティングには、いろいろと配慮すべき点がある。

しかし、「自分がユーザーだったら、どんな情報をどんな言葉で検索するか」ということを常に意識しながら実行すれば、より効果的なものになっていくだろう。「ユーザー視点」を念頭に置いて、SEOコピーライティングを実践していってほしい。

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