上位表示の近道が分かる!?マーケターが知っておくべき検索アルゴリズムの役割と仕組み

SEO

SEO対策に取り組む上でよく耳にする「アルゴリズム」という言葉。Googleなど検索サイトでの表示順位を大きく左右するものとされていますが、具体的にはどのような仕組みなのでしょうか。サイトの上位表示を狙う上で知っておきたい、アルゴリズムについてご紹介しましょう。

アルゴリズムは答えを導き出す方法のこと

そもそも「アルゴリズム」とは、どのような意味を持つ言葉なのでしょうか。日常生活ではあまり使われないだけに、その意味を正確に知っている人は少ないかもしれません。

アルゴリズムとはもともと数学やコンピュータ関連分野で使われる用語で、課題を解決するための計算方法や処理手段を指す言葉です。特定の課題を効率的かつ確実に解決するためにその解決方法や手順を指定し、この通りに実行すれば必ず結論にたどり着けるという道筋を示したものを指します。

アルゴリズムの代表例としてよく取り上げられるのが、みなさんがよくビジネスの現場でも目にするフローチャートです。例えば「ランプがつかない」という課題に対するフローチャート(アルゴリズム)は以下のようなもので、この通りに実行することで課題を解決できるようになっています。

algorithm_1.pngSEO対策において「アルゴリズム」と言えば、Googleなどの検索エンジンで表示順位を決定するためのランキングアルゴリズムを指すのが一般的ですが、これも課題を解決するための方法や手順を表したものであることに変わりありません。

検索エンジンにおける課題とは、ユーザーが入力した検索ワードに対して、世界中のWebサイトをランキングして表示すること。その答を導くためには非常に複雑な計算と、順位を決めるための基準が必要になります。こうした課題に対して的確かつ効率的に回答を導き出すための仕組みが、Googleなどの検索エンジンが持っているアルゴリズムというプログラムなのです。

検索エンジンのユーザービリティを守るアルゴリズム

Googleなどの検索サイトは、ユーザーの役に立つ良質なコンテンツが掲載されたサイトを優先的に上位表示する仕組みになっています。

インターネット上にはさまざまなWebサイトがありますが、残念ながらその全てがユーザー本位で作られたものとは限りません。中にはテキストやコンテンツを盗用したり、リダイレクトを悪用してユーザーを意図しないページへ誘導したりするスパムサイトもあります。もし、こうしたサイトが検索結果ページで上位表示されてしまったら、ユーザーは自分の求めている情報にたどり着くことができず、検索サイトの使い勝手が大きく損なわれることになります。

そういった事態にならないよう、Googleなどの検索サイトではユーザーに悪意のあるサイトやコンテンツ価値の低いサイトなどをはじき出し、良質なコンテンツが掲載されているサイトを見抜くための独自のアルゴリズムを持っているのです。

Googleのアルゴリズムは良質なサイトをどうやって見抜く?

検索サイトはどうやってユーザーの役に立つ良質なサイトを見分けているのでしょうか。ランキングアルゴリズムにおいて、SEO評価を高めるとされている要因の一部をご紹介しましょう。

・URL内にキーワードが含まれている:URL内に含まれるワードは、コンテンツとの関連性を示す目安になります。

・ドメインが長期にわたって使用されている:長期にわたって登録されているドメインは、サイトの信頼性を高めるとされています。

・新鮮なコンテンツ:鮮度の高いコンテンツは、それだけ高い評価の対象になります。サイトの更新頻度が重要な要素となるでしょう。

・独創的なコンテンツ:他サイトと明確に差別化できるようなオリジナリティの高いコンテンツも高い評価の対象になります。

・モバイル対応しているサイト:スマホやタブレットなどモバイル端末に対応したサイトは、大きく順位を上げるとされています。

・サイト構造:情報ごとにディレクトリが整理されている、URLがわかりやすいなどサイト構造が最適化されていることは、SEOに対して好影響を与えるとされています。

・ユーザーインタラクション:直帰率や滞在時間などのユーザーインタラクションに関する要因は、Googleによるとランキング要因として使用してないとしています。ただ、データの裏付けなど間接的に利用されている可能性もあり、多くのSEO専門家が重要な要因であると指摘しています。

上記はあくまでアルゴリズムの一部であり、実際にはこれ以外にもさまざまな要因をもとに順位が決定されています。また、上記の要因はGoogleが公式に発表しているものではなく、検索アルゴリズムを解明しようとするマーケターの調査によるものや、技術者の発言をもとにした推測が含まれていることを念頭においておく必要があります。

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ただ、ここでご紹介した要因を見ていくと、Googleがキーワードとコンテンツの関連性や情報の質、サイトのユーザビリティなどを重視して表示順位を決定していることが読み取れます。つまりSEO対策に取り組む上では、こうした基準を満たすユーザーフレンドリーなサイトを目指すことが重要と言えるでしょう。

マーケターが知っておくべきアルゴリズムの大型アップデート

Googleはユーザーにとってより有益な検索結果を表示するため、アルゴリズムを不定期でアップデートしています。アップデートされると表示順位が大きく変動したり、しばらくは順位が安定しなかったりするなどSEO対策にも大きな影響が出るため注意が必要です。その中でも、マーケターが知っておきたい大きなアップデートが以下の2つです。

パンダアップデート

2011年2月に初めてアメリカで実施されたアップデート。コピーコンテンツや情報的価値の低いサイトの順位を下げ、調査や研究結果に基づくオリジナル性の高いサイトの順位を上げるなど、コンテンツの質向上を目的としているのが大きな特徴です。2013年3月までに30回前後も更新されており、現在はGoogleの一般的なアルゴリズムと統合されています。

ペンギンアップデート

2012年4月に初めて実施された大型アップデートで、2016年9月までに合計7回更新されています。ペンギンアップデートは端的にいうと「不正な被リンク」を排除するためのアップデートで、ディレクトリ登録型のリンクやブログのコメントリンクなどが多いサイトが対象になったとされています。

アルゴリズムの更新に負けず、安定した上位順位を狙うためには?

このほかにも、Googleでは定期的にアルゴリズムのアップデートを行っていることを示唆しており、ここで紹介している2つが全てとは限りません。また、アップデートの目的はそれぞれ異なると考えられますが、基本的にはアルゴリズムの内容やその基準についても公開されるわけではありません。これについて、Googleの「中の人」である金谷武明氏は2018年7〜8月にかけて行われたアップデートの際に、以下のようにコメントしています。

このコメントが示している通り、アップデートの内容はさまざまですが、基本的にはユーザーの役に立つ良質なコンテンツが含まれるサイトがより上位にランキングされるということは共通しているようです。

言うまでもありませんが、何をもって「良質なサイト」とするかは絶対的な基準があるわけではなく、ユーザーによってもその評価は変わります。だからこそ、Googleは定期的にアルゴリズムを見直し、よりよい評価の尺度を探り続けているのでしょう。

例えば、現時点では「タイトルの前半部分にキーワードを置く」ことや「画像や動画を含むリッチコンテンツ」であることはSEOの評価を高めるとされていますが、それが次回のアップデートでも継続されるかどうかはわかりません。「こうすればGoogleの表示順位が高くなる」という方法論があったとしても、それは現時点のアルゴリズムではそういう仕組みになっているだけであることを認識しておく必要があります。

上位表示の近道は、良質なコンテンツを作り続けること

金谷武明氏のコメントが示しているとおり、Googleがアルゴリズムをアップデートする目的が、より良質なコンテンツを含んだサイトを上位にランキングすることであるのは明らかでしょう。どのようなアルゴリズムの変更があっても安定した順位を目指すのであれば、小手先の方法論に惑わされるのではなく、コンテンツに力を入れるのが近道になりそうです。

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