情報収集の達人になるための4つのテクニック

経営・ビジネスハック

あなたは、自分のビジネスに必要な情報を毎日チェックできているだろうか。

WEBサイトにあふれる情報の中で、本当に必要な情報を効率良く集めるのは大変だ。お気に入りにブックマークが大量にあるものの、更新をチェック出来ていないとか、結局Yahooニュースだけチェックしてしまう人も多いのではないだろうか?

今回は無料の検索ツールを活用して、WEBから必要な情報を効率的に収集する方法をご紹介しよう。

無料ツールを活用して情報収集の仕組みを作る

あらかじめ準備しておくとよいもの:
・競合他社や業界のニュースサイトのリスト
・モニター、あるいはターゲットにしているキーワードのリスト
・明確な目標、つまり、業界の全体的な動向を知りたいのか、競合他社の監視なのか、顧客の声を拾うことか。目的を明確にすると、追跡するフィードのリストが絞り込める。

1.Google リーダーで枠組みを作る

Google リーダーはもともと、サイトやブログ、Twitterの検索結果やGoogle アラートなど、チェックしたいものを個々に巡回しなくても済むように開発されたものだ。チェック対象となるサイトにRSSフィーダーが設置されていることが要件となるが、最近はどこのサイトもほぼ標準装備となっている。
Google リーダーの使い方は簡単で、押さえておきたいブログのRSSフィーダーを登録していくだけだ。あとは、随時ログインすれば、登録しているページの更新情報が一覧となって表示される。

ここで大事なのは、おそらく相当な数に上るであろうRSSフィーダーのURLを、ただ登録していくだけではなく、サイトの性質や情報のカテゴリ、使用目的に応じたフォルダを作成して分類しておくことだ。各自の目的に応じて工夫してほしい。

2.Google アラートでより広い範囲をカバーする

Google アラートは、キーワードを登録するだけで関連するコンテンツを検索、結果をメールで知らせてくれる便利すぎるサービスだ。自社の名前・ブランド名、競合の社名・ブランド名、顧客に関する単語、業界で流行しているキーワードなどを登録してみよう。検索対象やメール送信の回数も個別に設定できる。

Google アラートのもう一つの裏技はQ&Aサイトの活用だ。Yahoo!知恵袋やOKWaveのようなメジャーな検索サイトのURLをキーワードとして設定できる。お客さんの疑問を知り、あるいは直接それに答えることで的を絞ったマーケティングが可能になる。

3.Google 検索をもっと使いこなす

Google アラートが生成するレポートの質は、キーワードの質に比例する。有効と考えられる手法を挙げておこう。

・OR検索。キーワードの間に “OR” を挿入することで、指定したキーワードのいずれかを含む検索結果を表示する。
キーワード例:“インバウンドマーケティング” OR “コンテンツマーケティング”

・特定の語句を検索結果から除外する(-)
キーワード例:マーケティング -アウトバウンド

・特定のサイトのURLを検索結果から除外する。
検索キーワードに “-site:xxxxx.com” のように入力することで、必要のないサイトを検索結果から除外する。
キーワード例:マーケティング -site:innova-jp.com のように入力すれば、自社サイトの記事は表示されない。

・キーワードと完全に一致する検索結果のみを表示させたい場合には、キーワードを二重引用符(“ ”)で囲んで入力する。

あとは、試行錯誤を繰り返し、検索の質を向上させていく事だ。

4.まだまだ活用できるTwitter

Twitterの検索結果をGoogle リーダーに登録するために、RSSフィーダーのURLを入手しよう。http://search.twitter.com/search.atom?q=YOURKEYWORDS の“YOURKEYWORDS” の部分を検索したいキーワードに置き換えればよい。

しかし、日本語キーワードの場合にはエンコードが必要になるので、注意が必要だ。一連のテキストを自動でエンコードしてくれるTAG indexというサイト もあるし、ChromeやFirefoxなどのブラウザを活用するという手もある。ブラウザを立ち上げ、キーワード部分を置き換えた上記URLをアドレスバーに入力、Enterを押す。自動的にエンコードされるので、そのURLをコピーすればよい。

まとめ

今回は、無料ツールを用いてほしい情報を効率的に収集する方法をご紹介した。これらの方法は試行錯誤しながらカスタマイズしていくことで、より一層精度を上げることが可能になる。

このような仕組みを使って、自分のビジネスに関する最新情報を入手しマーケティングに活用して欲しい。業界の新しいトピック、新技術についての情報、専門家の意見、関連する法制度、新製品のアイデアなどなど。自分が集めたい情報が何かを考え、検索キーワードを工夫する事で、情報収集力が飛躍的に向上するだろう。

出典:Listening to the Web with Google Reader: A Beginner’s Guide

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