今、Google+でシェアすべき「リッチメディア5選」

EC(Eコマース)
リッチメディア。
「う~ん、なんとも心地いい響きだ」と思うのは、貧乏性の証(あかし)だろうか。
何が“リッチ”かというと、リッチメディアとは、文字や静止画などデータ容量の小さいものだけではなく、動画や音楽などデータ容量が大きいさまざまなメディアを統合して扱うことを指す。
つまり、データ容量をリッチ(豊富)に使った情報配信のことなのである。
ご存知の通り、インターネット回線の高速化とともに、どんなに大きなデータ容量のメディアでも、サクサク見ることができるようになった今、この“リッチ”さの“強み”が増しているらしい。
そこで今回は、その強みを「Google +」で最大限に発揮するには、どんなリッチメディアをシェアすればいいのか考えてみよう。
目次
リッチメディアは、ソーシャルメディアに強い!! その理由は?
まず、なぜリッチメディアが、「Google +」をはじめとするソーシャルメディアに強いのか、その理由をチェックする。
その1:リッチメディアは、ユーザーとの交流がうまい!
FlashやJava、Dynamic HTMLなどを使った大容量のリッチメディアコンテンツは、各ユーザーに合わせた、“インタラクティブ(双方向)”な表現が可能になる。
一般的に、ソーシャルメディアユーザーは、「交流・つながる」というキーワードに対する意識が高い。そのため、「ユーザーの操作によって表示が変わる」など、パーソナルな動きができるリッチメディアコンテンツに対し、“反応がいい”傾向にあるのだ。
その2:リッチメディアは、ユーザーへのアピール力が強い!
リッチメディアは、音楽や動画などを駆使し、ユーザーの五感に訴えるような、華やかで、エモーショナルな演出が得意である。
つまり、“まったく無関心”なユーザーでさえ積極的に惹き付けるような、パワフルなコンテンツが多いのだ。そのため、ソーシャルメディアでは“交流のネタ”として重宝され、人々の話題を集めやすい。
また、この2大理由を支える要素として、
・インターネット回線が“速い”&“安い”
大容量のリッチメディアを、誰もがノーストレスで視聴できるインターネット回線の速さはもちろん、「使い放題」など、回線使用料が比較的安値で、定額化されたことも大きい。
・スマートデバイスの“普及”&“HTML5の可能性”
各種データから検証されているように、ソーシャルメディアの利用者のほとんどが、スマートフォンなどのスマートデバイスからアクセスしている。今や、「スマートデバイスの普及なくして、ソーシャルメディアの繁栄なし」と言える蜜月状態である。
そんななか、リッチメディアを考えると、iOSではFlashがサポートされていないという問題があったが、iOSとAndroidの両方でサポートされているHTML5の躍進で、さらなる可能性が開かれた。
……という背景があることも理解しておきたい。
「Google +」でリッチメディアを使い倒す! 投稿すべきコンテンツ5選
では早速、「Google +」でリッチメディアを投稿してみよう。
だが、投稿する前に注意すべき、単純だが重要な事実を1つ。
それは、ソーシャルメディアユーザーは、「プラットフォームから離れることなく、注目度バツグンのコンテンツを見たい!」と思っていることである。
ということで、その点はしっかり押さえつつ、「Google +」で投稿すべきリッチメディアコンテンツとエンゲージメント率アップのポイントをご紹介しよう。
#1: YouTube動画
大人気コンテンツのYouTubeは、「Google +」の投稿内部に、ボタン1つで手軽に埋め込みできるとあって、初心者にもオススメだ。
投稿のポイント:「要点を絞った、短い動画にすること」。ユーザーは、ストリーム内の動画は見ても、長い動画はパスすることが多い。
#2: シネマグラフ(GIF画像)
出典:40 Examples of stunning Cinemagraphs
一見、「動画?」と思わせてしまうシネマグラフは、静止画像の中の、あるポイントだけに動きを付けられるので、使い方によっては、動画よりもアクセントを強調でき、印象的なものに仕上がる。
投稿のポイント:「完成度の高い作品を使用すること」。不自然な動きを付けたシネマグラフほど、気持ちが悪いものはない……(*その不気味さが悪評を呼び、ウケることもあるが)。
#3: 「Google +おまかせビジュアル」を使った写真や動画
Google +おまかせビジュアルは、自分の撮った写真や動画に、特殊効果を施すことができる機能だ。
出典:8 Types of Rich Media to Share on Google+
自動生成されるのだが、元画像と特殊加工後を並べてみると、非常に楽しめる仕上がりだ(*上の画像の場合、普通の写真が、まるでゴーギャンの絵みたいな色彩に変身!)。
投稿のポイント:スマートフォンで撮った普通の写真でも、「特殊加工してみたら面白いかも? というアイデアを忘れないこと」。“偶然の産物”とも言えるユニークなクリエイティビティは、人々の注目を集めること間違いなしである。
#4: 「Google +ストーリー」を使った写真や動画
Google +ストーリーは、同じ時間や場所で撮られた写真や動画を自動的につなげ、時系列に沿ったアルバムにしてくれる機能だ。
だが、ほとんどのマーケターは、ただ写真や動画を整理するだけの機能だと思っていたり、Google +ストーリーの存在自体を知らなかったりするのが現状である。
投稿のポイント:「旅行や会議の様子など、さまざまなイベントを写真に撮り、Google +ストーリーで編集してみること」。ブランドの魅力を伝える効果的なイメージビデオが、わずかな手間で完成していることに気づくだろう。
#5: オーディオ
SoundCloudがGoogle +との連携を開始したため、オーディオの「埋め込み投稿」も可能になった。前述したルール通り、ユーザーはGoogle +というプラットフォームを離れずに、投稿から直接、音声や音楽を聴けるのが魅力だ。
また、SoundCloud自体が、大物アーティストのほか、オバマ大統領など政治家を含めた幅広いジャンルのユーザーを抱えるプラットフォームなので、その相乗効果にも期待大である。
投稿のポイント:オーディオ投稿のなかに、「CTAを設定すること」。リスナーに質問するか、次回のエピソードについて、直接リスナーに意見を求めてみよう。そうすることで、次回も聴いてくれるリピーターを育てていくのだ。
まとめ
デジタル世界は、コンテンツ制作のための“ヒント”と“チャンス”に溢れている。
敷居が高そうな(?)リッチメディアも、「Google +」での投稿を前提にすると、制作をサポートしてくれる機能、それを配信する環境のすべてが揃っているのだ。
柔軟な視点で取り組めば、もっともっと効果的に使いこなせるはずである。
まずは、腕試し。「Google +」投稿から、リッチメディアを制してみよう!
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