「ウサギとカメ」勝つのはどちら?童話から学ぶデジタルマーケティングの秘訣

デジタルマーケティング

イソップ童話として有名な「ウサギとカメ」。初めから勝敗が決まっているかに見える、足の速いウサギと遅いカメの競争。絶対に負けるはずがないと安心しきっているウサギを尻目に、コツコツと地道にゴールを目指したカメが大逆転の勝利を収める話である。

デジタルマーケティングを行ううえで、ついつい追ってしまうのは目先の短期的な「勝利」になりがち。だが、企業として求めるべきはコツコツと努力を積み重ねることで得られる、ブランド力の向上やロイヤリティの獲得である。その際、長期にわたる努力とその成果が重要なポイントとなる。

ここでは「カメ」になるコツ、なぜそうすることにより勝者になることができるのかに注目してみたい。

ウサギvsカメ:あなたはどちら?

まず、以下のリストをもとに、現在行っているマーケティングが果たしてウサギ寄りかカメ寄りかを確かめてみよう (参考記事:The Tortoise & The Hare in Social Media Marketing for Small Businesses)。

ウサギはこう考える

・無駄話はしない ・顧客との交流や返答はオートメーション化で時間短縮 ・数字が全て ・顧客を惹き付けるのは若干の割引、無料レポート、一般受けの良いコンテンツである ・時間は無駄にしない。上手くいかないアイディアはすぐに終了。見返りのない投資は行わない

カメはこう考える

・オンラインやポジティブな会話の内容は口コミで広がり、それがブランドの成長につながる ・顧客とのコミュニケーションは、個々に合わせた対応で信頼関係を作り上げる ・ソーシャルメディアなどのオンライン上の意見に耳を傾けている。話題作りのためだけにソーシャルメディアを使用していない ・ソーシャルメディアを利用すれば、ブランドロイヤリティを示す人々に対して、真に価値のある報酬を与えられる(個別のソリューションなど) ・信頼を勝ち取るためには時間や手間がかかるものである。すぐに結果が出なくても、長期の対策としてデジタルマーケティングを捉えている

いかがだろうか?

カメになるために押さえておきたい6項目

次に米国のマーケティングのコンサルティング会社、Illumine8が挙げた、カメになるために押さえておきたい項目をいくつか紹介したい。

1. ブランドの個性やユニークさを売ろう 2. 購入過程で消費者に発見されるようになろう 3. ブランド支持者との交流を確実に行おう 4. トップ・ニュースやトレンドをうまく利用しよう 5. 会社のリーダーたちをエキスパートとして位置付けよう 6. コンテンツをメディアアウトリーチやPR時のピッチに活用しよう

つまり、カメになるマーケティングというのは小さなゴールを達成するためではなく、会社として、ブランドとしての大きなゴールを見据えて行うべきものなのである。

カメだから効果が見えるSEO

デジタルマーケティングを行う際に、欠かせないSEO。すでに知名度が高く、検索で上位のほうに上がっている場合は「ウサギ」でも良いかもしれないが、なかなかうまくいかないと悩んでいる場合は、ゆっくり気長に「カメ」の精神を忘れずにいたい。

「SEOに力を注ぐ=数日で効果が現れる」という法則は残念ながら成り立たない。うまくいっても、成果が見え始めるまでに6カ月から1年を要することを理解してほしい。成果が見られないからすぐに取り組みをやめてしまうのは、大きな間違いである。

もちろん、サーチキーワードの変更、リンク切れの修正など短期で効果が見られる方法もある。だが、それでは一時的でしかない。長期にわたる効果を求めるならば常に、消費者からの信頼を得る努力、ブランドとしての評価の向上、定期的な話題性のある情報発信を意識し、焦らずゆっくりをモットーに努力を続けなければならない。

カメのペースでゴール

いかがだっただろうか。

こうやって考えてみると、効果の出るカメペースのマーケティングというのは、会社の信頼度、ロイヤリティ向上を中心に行っていくものであるのが見えてくると思う。目の前のゴールばかりに気をとられ、短期の努力をするだけで全体像が見えてこないと、ウサギのように後から来たカメにすっと追い越されてしまう。

時間短縮や効率化、目標数字の達成が一概に悪いといっているのではない。ただ、会社としての基盤となる「カメ」の部分なしでは、長期的な成果や会社としての成長を狙うことは難しい。コツコツと地道な努力を続けることを常に忘れずにいてほしい。

参考元: Content Marketing can feel like staring at a blank canvas not knowing what to paint… The Tortoise & The Hare in Social Media Marketing for Small Businesses SEO: The Tortoise or the Hare? The Tortoise and Hare! Inspiration from marketing Are You the SEO Tortoise or Hare?

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