ページネーションとは?設置することのメリットやポイントを解説!

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Webコンテンツの作成時、情報を盛り込みすぎてページが重くなってしまったり、ごちゃごちゃして見づらくなってしまったりといった経験はありませんでしょうか。
そんなときには「ページネーション」を行って、Webページを分割して見やすくすることが考えられます。
ページネーションはユーザビリティを向上させ、コンテンツの質を高めることにつながります。
必要に応じてページネーションを導入することは、Webマーケティングにおけるテクニックのひとつになるでしょう。
こちらでページネーションの意味とポイントを確認し、自社コンテンツへの活用を検討してみてください。
その他にも自社のWebサイトについてお悩みがあるという方は、こちらの『Webサイト診断チェックリスト』を活用し、自社サイトの問題点をチェックしてみてください。
ページネーションとは?
ページネーションとは、Webコンテンツのページをいくつかに分類して表示する方法です。
一般的にコンテンツの文章量や画像の枚数が膨大になってしまった場合などに、ページネーションを行ってページを見やすく分割することが考えられます。
ページネーションは「ページ割」や「ページ送り」とも呼ばれ、日本でもあらゆるコンテンツサイトやECサイトで使用されているのが特徴です。
ページネーションは、具体的に以下のような形でページ分割がされています。
このようにページ数が表示され、自由に移動できる状態にするのがページネーションです。
ページ番号か「PREV/NEXT」(もしくは「</>」など)をクリックすることで、ユーザーは同サイト内の別ページに移動ができます。
簡単に次のページに移動ができるため、コンテンツの続きを自然と閲覧してもらいやすくなります。
前のページに戻ることも容易なので、必要に応じて何度も該当ページを確認してもらうことも可能です。
ページネーションの必要性
ページネーションは、全てのWebページに必要というわけではありません。
1つのページで必要な情報をまとめられているのなら、無理にページを分割することはないでしょう。
むしろ無理矢理ページネーションを行うと、コンテンツの情報を追いづらくなってユーザーに負担をかけるなどのデメリットにつながります。
Googleの調査によれば一般的にユーザーは、1ページでまとめられているコンテンツを好みます。
あくまでページネーションは、必要とされる構成を持つWebサイトにのみ導入するべきだと言えるでしょう。
ページネーションが必要とされるWebサイトの特徴
ページネーションが必要とされるWebサイトには、いくつかの特徴があります。
例えば下記のような状況になっている場合には、ページネーションの導入が考えられるでしょう。
コンテンツの情報量が多い
1ページ内に含まれているコンテンツの情報量が多くなっている場合、ページネーションを導入してページを分割することが考えられます。
文章量や見出しの数が多すぎると感じられるときには、ちょうど良い部分でページを切ることで読みやすい形に整えられるでしょう。
Webサイトを訪れたユーザーは、そのコンテンツに含まれている全ての情報を知りたいわけではないケースがあります。
そのためページ内の情報が多すぎると、ユーザーは目的とする情報を見つけることができず、途中で離脱してしまう可能性があるのです。
コンテンツの情報を増やすことばかりに集中していると、肝心のユーザーの心理をつかむことができなくなる可能性があるでしょう。
ページの情報量が多いときには、ユーザーの目線を意識してページネーションを活用することもおすすめです。
ページの表示速度が落ちている
Webページの表示速度が落ちている場合にも、ページネーションの導入が検討されます。
ページ内の情報量が増えると、ページの読み込みに時間がかかってしまうことがあります。
特に図、画像、動画などを豊富に取り入れている場合、ページが重くなってしまう可能性があるでしょう。
ページ表示速度の低下はユーザーの離脱につながるので、スムーズにページが開けないことが課題になっている場合にもページネーションが有効です。
ページネーションのメリット
ページネーションの導入には、いくつかのメリットがあります。
以下からは、ページネーションを活用するメリットを解説します。
ユーザー目線で見やすいサイトを作れる
ページネーションの導入は、ユーザー目線で見やすい・使いやすいサイトを作成することにつながります。
ページネーションでコンテンツを小分けにすることで、例えばECサイトで商品の詳細が見やすくなったり、ページスクロールの手間を省いたりといったメリットを生み出せます。
ユーザーにとって見やすい・使いやすいサイトの構築は、直帰率や平均滞在時間の改善などにもつながるでしょう。
Webサイトとしてのさらなる改善を考える際には、ページネーションがおすすめです。
SEO対策につながる可能性
ページネーションの導入は、SEO対策につながる可能性があります。
Googleは、ページネーションで分割されたコンテンツをひとつのまとまったものとして評価します。
そのため複数の被リンクをページネーションでまとめることで、コンテンツの質が高いと評価される可能性があるのです。
ページネーションの導入方法
かつてのページネーションの導入方法は、HTMLタグのheadに「rel=”next”」と「rel=”prev”」を設定する形で行われていました。
しかし、2021年現在Googleはこのタグによるサポートは終了しているため、以前ほど活用が有効なものではなくなっています。
一方で、Bingなどの検索エンジンでは未だ有効な内容になっているので、基本的には「rel=”next”」と「rel=”prev”」のタグを利用してページネーションを導入することがおすすめです。
ページネーションの導入方法は、HTMLに以下のように記載します。
上記を記載することで、次のページに移動することができます。
2ページ目以降には、以下のように次のページにも前のページにも移動できるようにします。
最後のページには、前に戻るタグだけを設定します。
以上で、Webサイト内にページネーションを設置できます。
WordPressを使用している場合には、特定のプラグインなどを活用することで簡単に導入が可能です。
ページネーションを実施する際のポイント
ページネーションを実施する際には、いくつか知っておきたいポイントがあります。
実際にページネーションを設置するときには、以下のポイントもチェックしてみてください。
ページを分割する長さに注意
ページネーションを設置する際には、分割する長さを注意深く調整することがポイントです。
1ページ内の情報量が少なすぎると、ユーザーに「このサイトには情報が少ない」と判断され、次のページに移動される前に離脱されてしまう可能性があります。
見出しや文章量などを参考に、違和感のない長さでページを分割できるように何度か調整してみましょう。
現在の閲覧ページがユーザーにわかるように工夫する
現在の閲覧ページがユーザーにすぐわかるように工夫することも、ページネーションの設置時には重要です。
ページを何度も移動していると、今どこのページを見ているのかがわからなくなることがあります。
ページネーションの現在のページ数の色を変えたり、(1/4)などのページ数を記事内に表記するのがポイントです。
ページ番号をタップしやすくする
ページネーションを設置する際には、スマホユーザーを考慮してページ番号をタップしやすく設定します。
ページ番号をスムーズにタップできないと、ユーザーにとってはストレスの原因になります。
スマホ画面でも簡単にタップできるようにボタンを大きく設置したり、前後へのページリンクを設置してストレスなくページ移動ができるように工夫していきましょう。
ページネーションでWebサイトを見やすく整える
ページネーションの導入は、Webサイトの見た目と機能性を高めるきっかけになります。
ページごとにコンテンツを上手くまとめることができれば、サイトとしての価値が高まり、より多くのユーザーを取り入れることができるでしょう。
この機会にページネーションの基本を確認し、自社コンテンツに合わせて導入を検討してみてはいかがでしょうか。
Webサイトの改善点はページネーション以外にも様々あります。自社のWebサイトについて何らかのお悩みがあるという方は、まずはこちらの『Webサイト診断チェックリスト』を活用し、自社サイトの問題点をチェックしてみてください。
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